相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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“公平性”が担保されてない

2019-11-30 21:28:12 | 日記
 既述のとおり「九州場所」十二日目を
32年ぶりに観戦した。
 その際、頂戴した「取組表」で、「審判」の
親方たちの“割当”が“公平”になっているのか
検証してみたい。

 先ず、序ノ口の全12番と序二段23番の
審判委員の顔ぶれ。

片男波(玉春日)=二所ノ関系
浅香山(魁皇)=伊勢ヶ濱系
竹 縄(栃乃洋)=出羽海系
振 分(高見盛)=高砂系
間 垣(土佐豊)=時津風系

 各一門で1人ずつ出ている。

 若い人たちは知らないだろうが、むかし
検査役が16名しかいなかった頃、出羽系か
ら2人、二所ノ関系から1人もいないケース
があり、“物言い”がついたら二所系力士は
断然不利な“あつかい”になったんだ。

 次に、序二段28番、三段目7番の審判は

湊 (湊富士)=二所ノ関系
放 駒(玉乃島)=二所ノ関系
中 川(旭里)=時津風系
玉ノ井(栃東)=出羽海系
谷 川(北勝力)=高砂系

 ありゃぁ…、伊勢ヶ濱一門から出ず、
二所系2人で、不公平だよ。
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彦山翁、理事長発言を批判

2019-11-30 13:57:10 | 日記
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 また、大むかしの話で恐縮だが、去る
昭和三十九年九州場所前の『大相撲』誌
冒頭の対談━時津風定次・小坂秀二━で
当時の理事長の発言。

〔前略〕行司の審判に疑義があった場合に
5人の検査役が協議する。利益代表といわ
れるけれども、私は利益代表結構じゃないか
と思う。〔後略〕

 それに対して、翌新年号の座談会━彦山
光三・天竜三郎ら出席━での彦山翁の発言。

〔前略〕特に相撲協会の理事長が、利益代表
結構じゃないかと云ったということは、これは
どうかと思う。〔後略〕

 その後、大鵬─戸田の誤審問題からVTRを
参考資料に採用したためミスジャッジは大幅
に減少した。
 但し、可笑しい行司団扇に肝腎の“物言い”
がつかない事例が全然ないとは云えない。
 物言いがつかねばビデオ参考にできないの
が現行制度の欠陥であろう。
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92年前、大関が7連敗

2019-11-29 21:39:28 | 日記
 むかしから弱い大関がいたんだねぇ。
伊勢ノ濱の6連敗を更新したやつが、
昭和初期に……。

 昭和二年夏場所、東大関 能代泻 錦作
三日目●外ヶ濱(前二)打棄り
四日目●若葉山(関脇)押切り
五日目●山 錦(前四)下手投
六日目●出羽ヶ嶽(小結)小手投
七日目●常陸嶽(前三)掛け投
八日目●玉 錦(前一)小手投
九日目●大ノ里(大関)突落し

 当時、東京2プラス地方2の計4場所制
だった。
 それで当初、東京・地方を別々に番附の
編成をやる方針で、結局は“不評”に終った。
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N元首相逝去に想う

2019-11-29 13:50:25 | 日記
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 N元首相逝去。歴代首相で享年“3桁”は
はじめて━「自民党葬」に非ず、「国葬」に 
遇されるであろう。「ロン・ヤス関係」が
想いだされる。

 現両国國技館竣工前、当時の春日野理事長
(元横綱栃錦)と武隈親方(元関脇北の洋=
理事だったか度忘れ〕が首相官邸へN首相を
訪ねた。N氏曰く「力士が大型化してきました
なぁ…」すると、理事長は力士Kの名を挙げ…
苦笑していた。

 因縁相撲。栃錦─北の洋と云えば、ラヂオ放
送〔未だ自宅にTV受像機がなかった〕で聴いて
いた━。
 昭和三三年秋場所初日
横綱●栃 錦(寄倒し)北の洋〇前七

 髭の伊之助が土俵上での検査役の判定に“涙
の抗議”━その甲高い声が耳に残っている。

 後に知ったこと。その式守伊之助は大関Wの
優勝パレードに同乗している。北の洋の弟弟子
である。対する栃錦に団扇をあげたのであり、
行司は非「利益代表」なのを証明した恰好。
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受売りで御免

2019-11-28 21:37:27 | 日記
 また、他人の“受売り”みたいに
なってしまうが……。

 彦山光三説では、相撲3,000年弱の
“歴史”において、3大「革命」があった。
①「禁手」の制定
②「土俵」場の出現
③仕切り「時間」の制限

 ①志賀清林なる人物〔架空・実在かの
穿鑿とは別箇の命題。〕が「突く」・「殴る」
・「蹴る」の3禁技を定めたと云う。
 私見・愚考。現代相撲の決り手に「けたぐり」
とか「け返し」がある。素足で「蹴る」のを意
味してないと思う。
 「突く」の意味も、平手で突くのは許容範囲
であろう。握り拳は絶対使用してはいけない。

 夜も更けてきたので、②乃至③は後日詳述
したい。
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