200年前は郷土力士大活躍

　本年から100年前は大正九年、拙稿
では当時の新聞で相撲記事を検証して
いる。
　同じく150年前は明治三年、角界は
江戸相撲の“延長”線上に在った感じだ。
　それでは、200年前の大相撲界は…。

　文政三年であるが、春場所は６日間で
打切られているので、冬場所は如何。

　島原半島出身の大関玉垣(←越ノ海)の星。

〇秋津野(幕下)
〇越ノ海(前三)
〇大鳴門(前五)
〇諭鶴羽(前四)
◇雲早山(前二)
〇荒　馬(前一)
〇千田川(小結)
●源氏山(関脇)
〇柏　戸(大関)
や
　好敵手の柏戸(←頂)を破って優勝相当。
越ノ海は自身の“前名”であり、千田川だって
先代玉垣のそれだ。現代でもこんな記録は
あり得る?
　

平成期、熊本出10人も入幕

※昨日の閲覧…1,188・訪問…311
トータル訪問者数　682,589

　江戸・明治期の如く、平成時代は本場所
大相撲の基礎データをてんで整理してない
ので困っちゃった。
　その平成年間に入幕を果した力士。
長崎県　関脇隆乃若ら５名
佐賀県　東京…生れの栃栄ひとり
福岡県　魁皇・琴奨菊の両大関ら７名

　ところが熊本県は“２桁”に達している━。

平成５年春場所　肥後ノ海
〃　〃　名古屋　智ノ花
〃　６年　初　　濱ノ嶋
〃13年　夏　　濱　錦
〃16年　春　　普天王
〃20年名古屋　千代白鵬
〃23年　秋　　芳　東
〃24年　初　　天鎧鵬
〃26年　夏　　佐田の海
〃28年　初　　正　代

　現役力士の“未確定”記録は記載しないが…。
　

２６年前の投書

　本日づけS紙１面に「日朝膠着 動かぬ拉致」
━まったく埒があかないので敢えて…。

　去る平成十九年十一月限り廃刊した『現代
コリア』の平成六年十一月号へ投書したものが
掲載された。

●北朝鮮に拉致された日本人一五名の一覧表の
掲載を
　北朝鮮に拉致された日本人十五名について
①氏名
②拉致当時の年齢
③拉致された年・月・日・時
④拉致された場所
⑤拉致の情況、工作員の数等
以上、貴誌で一覧表として掲載してください。
　いわゆる“李恩恵”問題以外は各マスコミの採り
あげ方が最小限と思います。勿論、ほとんどが
当初は警察が家出人くらいにしか考えず、拉致
されたと判明したのは或る程度経過してから
でしょうからマスコミが取り上げ難かったかも
知れません。

　尚、同誌の平成十年十月号へ「朝鮮における
創氏のしくみ」なる記事が載っており、精読
していない。
　朝鮮人金信洛が金村⇒百田光浩は、果して
力道山自身の意思なのか・強制的なものなのか
━ヒントが隠されているかも…?

三役陣の出欠情況 その138

※昨日の訪問者…245
トータル訪問者数　682,278

　天保五(1834)年春場所の三役陣。

東大〔横〕阿武松　楽日のみ不出場
西大関　緋　縅　10日間を全休
東関脇　布ヶ瀧　　　〃　　〃
西関脇　秋津風　四日目より休場
東小結　宮城野　５戦 ５敗
西小結　追手風　８日間を出場
　　　　〔二日目、瀬戸﨑に休まれたか〕

　数え41歳の横綱阿武松は、６勝１敗２引分け
で、なんとか横綱の面目を保った恰好。未だ、
“余力”が残っているかも知れない。

30年前の“勇み足”

　相撲の非決り手に「勇み足」がある。某
誌では「相手勇み足」と呼称していた。相撲
記者だって、「踏切り」と「踏越し」の違い
を知らないやつが昔いたらしい。

　平成二年の旧稿「熊本県出身入幕力士」一覧
の末尾に　
　花ノ藤 昭三　入幕年月　平成 Ｘ　昭和33生　放駒部屋
━と記載したのは“勇み足”だった。
　彼は、“貧乏神”で８勝７敗と勝越したが、西から東へ
廻っただけで入幕力士に列することはなかった。