拙稿「江戸大相撲熱戦譜」━次回の文政十三
(1830)年春場所は、略歴表と幕内〔関係〕勝負を
纏めたところだが、当時架空「総評座談会」で、
彦山光三・天竜三郎・玉ノ海梅吉ら諸氏が合格点
はとてもつけられないと、異口同音であろう。
なぜかと云えば、幕内20力士〔他に番附外出場
1〕のうち九日目まで”皆勤”したのはたった1人
━横綱阿武松だけ。
しかも幕下(現十両)で10日間フル出場も、どん尻
沢風のほかにいなかった━将来の角界を担う力士
━有望な人材に乏しいということになりはしないか。
『…起顯』を調べてみてびっくり。
八日目幕内取組は、中入り前2番、中入り後は
阿武松─緋縅のたった1番だけ。
九日目も中入り前2番・中入り後2番━計4番。
(1830)年春場所は、略歴表と幕内〔関係〕勝負を
纏めたところだが、当時架空「総評座談会」で、
彦山光三・天竜三郎・玉ノ海梅吉ら諸氏が合格点
はとてもつけられないと、異口同音であろう。
なぜかと云えば、幕内20力士〔他に番附外出場
1〕のうち九日目まで”皆勤”したのはたった1人
━横綱阿武松だけ。
しかも幕下(現十両)で10日間フル出場も、どん尻
沢風のほかにいなかった━将来の角界を担う力士
━有望な人材に乏しいということになりはしないか。
『…起顯』を調べてみてびっくり。
八日目幕内取組は、中入り前2番、中入り後は
阿武松─緋縅のたった1番だけ。
九日目も中入り前2番・中入り後2番━計4番。