進捗率７５％

　六月上旬完成予定の拙作＆私家版『相撲史発掘』
第７９号━進捗状況の報告。

１～３ページ
○明治本場所の幕内記録ア…
　●全敗が消えた星＜上＞
原稿清書完了

４～６ページ
○江戸大相撲熱戦譜
　●文政十三年冬場所
原稿清書完了

折込み　表面
○……幕内関係勝負
折込み　裏面
○…勧進大相撲星取表
　両面とも原稿清書完了

７～９ページ
○長崎相撲の由來
　●續く江戸期の三大關……
凡そ六分の五は脱稿

10ページ
○昭和十一年夏場所幕内力士の年齢
年齢表を作成しただけ

折込み
○特級大関雷電の対手地位つき…
文化三年までの表面は清書完了

11ページ
○古今平幕最優秀星取表
　●文政12冬～天保６年
清書完了

行司泣かせ…?

　安政三(1856)年春場所幕内取組順序の
検証をつづける。

　三日目中入り前
西前八○姉　川─漣(さざなみ)幕下
〃前四○沖の─武ノ川　(　〃)
〃前一△平　石─一　力△東前四
東前一○荒　熊─春日山●西前七
西関脇△岩見泻─荒　飛(幕下)
東関脇△猪王山─谷　嵐△西前六

　三日目中入り後
東前七●白眞弓─武藏泻(幕下)
西前五○寶　川─登竜山(　〃　)
東前二○響　灘─明石泻(〃)
西前二○黒　岩─竹　割(〃)
〃小結○境　川─花　籠(〃)
東小結△雲　龍─玉　川(〃)
西大関●鏡岩改粂川─和田ヶ原○西前六

　奇数日だから、中入り後の黒岩の方が
響灘より先に土俵へ上らねばならない筈。
　計13番のうち、預り判定が４番も…。
行司も大変だったであろう━当時「無勝負」
なる判定は激減していたのである。

破滅したキングコング

昭和十一年夏場所の幕内力士年齢を調査
した。
　最高齢は元大関能代泻で満41歳。他に
40代はいない。
　最年少は22歳で２人だった━戦後プロレス
界へ転向してレフリーを務めた九州山。
　もう１人は綽名がキングコングと云われた
富野山である。

　後者の当場所星取表。

●横綱　玉錦(10勝１敗)
●前８筑波嶺(２勝９敗)
●小結　旭川(３勝８敗)
●前２　新海(　　〃　　)
●小結　綾昇(　〃　　)
●前３笠置山(６勝５敗)
●前10大八洲(３勝８敗)
●前12三熊山(４勝７敗)
●　〃　大浪(５勝６敗)
●前１　両國(　　〃　　)
●前10松前山(４勝７敗)

　横綱戦を別とすれば、笠置山以外は負越し
━不調力士との相撲ばかり…。
　「品行方正」ならば絶対罹患しないはずの
病魔に…━てんで体に力が入らなかったに
違いない。後には「素行不良」で破門された
そうな━復帰したが……。

読むべき記事がなくなった…

　もう何年前になるかしら…事実上廃刊した
読売新聞社刊『大相撲』誌について、相撲史跡
研究会代表世話役竹ヶ戸梅右衞門関曰く「もう、
どこも読むところがなくなった…。」

　日本相撲協会機関誌と銘打つ『相撲』最新号
も残念至極だが、興趣をもてる記事がどこを
さがしたってみつからなくなってしまった。

　団塊世代の“端くれ”たる小生がはじめて相撲
専門雑誌を購読したのは53年前の昭和三十七年━
名横綱Ⅰ若乃花引退直後の「夏場所総決算号」だ。
定価は、『相撲』150円、『大相撲』100円であった。
それに翌三十八年まで『サンデー毎日別冊』相撲号
が場所前に発行されていた。

古雑誌『歴史公論』＋αを千円で…

　雄山閣刊『歴史公論』昭和八年五月号の相撲
記事━。
○近代以前に於ける相撲の風俗●
今の夏の本場所は五月…
　註＝明治時代なんか、五月が六月、正月が二月
に延引することは珍しくなかった。
●蒙御免の記○
相撲番附の板元、三河屋…

　大日本〔当時〕相撲協會刊「勝負星取表」原寸コピー
昭和十七年春・夏場所
〃　十九年春・夏場所
〃二十七年春・夏・秋

　以上まとめて、送料共１,０００円にて　お譲りいたし
ます。御希望の方は下記宛メールでお知らせください。
　　　　　　　　k3tanaka@w7.dion.ne.jp