日本相撲協会の諮問機関「横綱審議
委員会」(昭和二十五年発足)がスタート
した当時の規約〔現 規則〕の第二項に
━本委員会は、横綱推薦、その他 横綱
に関する諸種の案件につき、協会の諮問
に答申し、またはその発議にもとづき進
言する。━
ところが、去る名古屋場所直後の横審
で委員長が「公傷制度」復活について言
及したらしい。それは、現委員長の所謂
「越権行為」に該当するのではないか。
即ち、「横綱に関する諸種の案件」に
公傷制度なるものは全然関係がないはず。
嘗て、北の湖理事長は何等の改革も断
行しなかったけれど、敢えて云えば「公傷
制度」を撤廃したのは善かった。当該制度
はメリットよりもデメリットの方が目立っ
ていた。
たしか『相撲今むかし』(和歌森太郎氏著)
の写真に出羽海部屋の稽古場風景━100余kg
の栃木山と200kg弱の出羽ヶ嶽との稽古だ。
軽量力士栃木山が「緊張感」が充実せず、
中途半端な気持で出羽ヶ嶽と稽古すれば、
屹度怪我したに違いないと想像する。
昭和三十年代、某相撲部屋での稽古模様。
泣く子も黙る理事長が眼を光らせていると
き、稽古土俵に「緊張感」が漲っている。
でも、協会の仕事で部屋を離れると途端に
ふやけ・たるみ・だらけた雰囲気になって
しまう━充実した猛稽古になる筈がない。
委員会」(昭和二十五年発足)がスタート
した当時の規約〔現 規則〕の第二項に
━本委員会は、横綱推薦、その他 横綱
に関する諸種の案件につき、協会の諮問
に答申し、またはその発議にもとづき進
言する。━
ところが、去る名古屋場所直後の横審
で委員長が「公傷制度」復活について言
及したらしい。それは、現委員長の所謂
「越権行為」に該当するのではないか。
即ち、「横綱に関する諸種の案件」に
公傷制度なるものは全然関係がないはず。
嘗て、北の湖理事長は何等の改革も断
行しなかったけれど、敢えて云えば「公傷
制度」を撤廃したのは善かった。当該制度
はメリットよりもデメリットの方が目立っ
ていた。
たしか『相撲今むかし』(和歌森太郎氏著)
の写真に出羽海部屋の稽古場風景━100余kg
の栃木山と200kg弱の出羽ヶ嶽との稽古だ。
軽量力士栃木山が「緊張感」が充実せず、
中途半端な気持で出羽ヶ嶽と稽古すれば、
屹度怪我したに違いないと想像する。
昭和三十年代、某相撲部屋での稽古模様。
泣く子も黙る理事長が眼を光らせていると
き、稽古土俵に「緊張感」が漲っている。
でも、協会の仕事で部屋を離れると途端に
ふやけ・たるみ・だらけた雰囲気になって
しまう━充実した猛稽古になる筈がない。
横審委員長としてはコメントに困るが、なにか言わないと新聞記事が書けない。挙句の公傷制度復活発言だろう。
朝乃山が不祥事で6場所出場停止になっていたとき、
>>”恩赦”議論「なんとかならないのかという意見が出た」
>>chunichi.co.jp/article/406021
全く横綱には関係ないが、マスコミ向けのサービス発言だろう。