『相撲史発掘』No.８５ 漏れなく進呈

　拙作＆私家版『相撲史発掘』第８５号を
頒布しています。

〇「しこ名の文字数」＜下＞篇
●本文行数 ８３行〔小見出し含む〕

〇「天保五年春場所」
●本文行数　９７行

〇「大正二年の合併相撲」
●行数　131行〔援用文を含む〕

〇「昭和戦前の重量力士」
●行数　２０行

〇古今平幕最優秀力士星取表
●幕末８場所

〇「踏切」と「踏越し」について
●横書き10行

　御希望の方は92円切手同封のうえ…
〒852-8113 長崎市上野町14-11
　　　　　　　田　　　中　　　　　　　健
　お問合せは jhisa104@ybb,ne.jp

監察委員の眼が光らないと…

※昨日の閲覧…1,101・訪問…159
トータル訪問者数 394,508

　昭和五十四年正月場所における８勝
７敗の幕内力士→春…の地位検証。

関脇　玉ノ富士→据置き
　〃　麒麟児→　　〃
前三　黒姫山→前一
同五　蔵　間→前二
同七　鷲羽山→前三
同十　魁　輝→前五
　〃　黒瀬川→　〃
同十一　荒　勢→前六

　当場所、惜しくも負越しの７勝…は
平幕Fたったひとり。
　後にN⇒T親方としては“完全失格”だ
が、意外に現役時代は真面目だった?

2場所連続、同部屋対戦６番

　天保五(1834)年春場所の同部屋対戦。
初　日　前五〇渦ヶ渕─瀬戸﨑●前六　雷部屋
二日目　前一〇関の戸─　璞　●前五　伊勢ノ海
　〃　　前二◇鷲ヶ濱─鰐　石◇前八　玉　垣
五日目　小結●追手風─鰐　石〇　〃　　〃
六日目　前三〇黒　岩─　頂　●前四　伊勢ノ海
八日目　前八〇鰐　石─　錦　●前八　玉　垣

　天保五年 冬場所の同部屋対戦
三日目　小結〇黒　岩─　頂　●前三　伊勢ノ海
　〃　　関脇●逐手風─鰐　石〇前五　玉　垣
五日目　前一〇鷲ヶ濱─鰐　石●　〃　　　〃
　〃　　小結×黒　岩─関の戸×小結　伊勢ノ海
七日目　小結〇関の戸─柏　戸●前三　　　〃
八日目　前五〇鰐　石─　錦　●前五　玉　垣

　所属部屋を“移籍”した力士については、
検証が不充分かも知れません。

「天保五年冬場所」 脱稿

※昨日の閲覧…815・訪問…135
トータル訪問者数 394,349

　拙稿「江戸大相撲熱戦譜」━天保五年冬場所
━が脱稿した。幕内関係勝負＆星取表を除いて
原稿清書も終った。
　小見出しは次のようになった━。

21年ぶり“少数”番附
阿武松、７～８箇めの“金星”
７年ぶり“入れ掛け”

　いつものとおり、略歴表など含んで本文３
ページに纏めることができた。
　尚、幕内勝負は折込み片面に掲げるが、
星取表は本文の７ページに掲載する予定。
　そのため、「古今平幕最優秀力士星取表」
を休載するかも知れない。

“結び”は小結で、関脇の後に…

　幕末、安政五(1858)年春場所幕内
取組順の検証━。

　二日目中入り前
西前七〇立田川─漣(さざなみ)(幕下)
〃前五●鷲ヶ濱─　虹ヶ嶽　(　〃　)
〃前四●錦　木─陣　幕〇東前六
〃前二〇才　槌─桂　川(幕下)
東前二〇鬼面山─外ヶ濱(〃)
西小結〇平　石─武藏野(〃)
東前一●荒　熊─明石泻(〃)
西大関〇猪王山─照ヶ嶽(〃)

　二日目中入り後
西前六〇荒　鹿─武者ヶ﨑(幕下)
東前五〇大鳴門─松ヶ枝　(〃)
西前三〇不知火─白眞弓●東前七
東前三〇一　力─立　神(幕下)
西前一〇寶　川─春　柳(〃)
〃関脇〇境　川─武藏泻●東前八
東小結〇響　灘─鹿嶋灘(幕下)

　幕末になると、明治前期同様、引分け
相撲が比較的多いのに、１番もないのは
珍しいと思える。

　鳥渡ばかり不審なのは、小結が前頭筆頭
より先に…、関脇が小結よりも先に土俵へ
上っていることだ。