相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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スリムの方が怪我しない

2017-11-12 21:13:26 | 日記
 話は旧聞だが、時津風理事長(元横綱
双葉山)時代、協会での会合で、「体の小
さい者は立合いに掌をついて立ったら不利
だ」と発言したやつがいて、このときは他の
親方衆から一笑に付された…のでまだいい方。
 今だったら、こんな愚見が通るかも知れん。

 その後、二子山親方(元横綱Ⅰ若乃花)が
理事長就任前だったか、歎きの言葉とは━。

 最近の新弟子は“質”がわるく、体こそ
大きいが、均整のとれてない一種の“畸形”が
沢山いる、云々。

 それから、元浅香山親方(元小結若瀬川)と
小坂秀二氏との対談で、体の大きい人には
“わざ”を教えない。怪我をするから…。

 幕末に元大関階ヶ嶽が巨漢白眞弓に…、
大正末に大関太刀光が巨漢出羽ヶ嶽に…、
それぞれ体力圧倒のため負傷し、前者は
再び土俵へ上れず…、後者も昭和の土俵へ
殆んど上れず引退を余儀なくされた。

 上記は鳥渡ばかり稀の出来事であって、
明治の協会規則などに「病気」の文字は
あっても、「負傷」等の文言は一切ない。

 明治の力士は概してスリムな体をして、
怪我は少なかったと思える。

 宇良が、両膝を痛めた要因は、あまりにも
急激に“増量”したからじゃぁないのか。
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全敗が消えた星 その263

2017-11-12 13:42:07 | 日記
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 昭和四十二年名古屋場所、初日から
六日目までの星取表を真っ黒に塗り潰
したのは、再小結福の花だった。
 翌七日目、元小結豊國を破り連敗脱
出━幕内全敗が消えている。

 この豊國、入門直後だったか、横綱
Ⅰ若乃花が引退の鳥渡まえ稽古をつけて
「お前は弱いなぁ…」と云ったとか。

 余談。『大相撲人物大事典』には「出身地
大分県…」とあるが、出生地は朝鮮半島で
はなかったか……。 
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