昭和天皇が絶賛されたという富士櫻─麒麟児は両力士
ともに突き・押し相撲だから…“水入り”になるとは
思えず、況して引分けなんて絶対考えられないだろう。
この度、大正末期~昭和初期の“過渡期”における
幕内力士のひとり綾鬼喜一郎が在幕18連敗している
ので、あらためて成績を調べてみて意外性を感じました。
彼も押し相撲なのに引分けが111番中、5箇も記録…
引分け率4.5%にも達するのであります。そればかり
じゃなく、大正十五年の取直し制度実施=原則的引分け
廃止直後におなじ押し相撲タイプの若太刀と引分けを
記録しております。
資料不足ゆえ、押しを得意とする両力士なのに…どの
ような相撲内容で引分けたのか。まさか“水入りなし”
の引分けではあるまい。想像がつかないのであります。
彼、綾鬼は“あんこ”型の力士で、土俵から去った後
短命でありました。
以前、力士体型と寿命との関係について…すこしばかり
調査したことがあります。長寿もと力士に“あんこ”型
は少ないことを実証したつもりなのであります。
勿論、例外的存在の力士もいたことを忘れません。
ともに突き・押し相撲だから…“水入り”になるとは
思えず、況して引分けなんて絶対考えられないだろう。
この度、大正末期~昭和初期の“過渡期”における
幕内力士のひとり綾鬼喜一郎が在幕18連敗している
ので、あらためて成績を調べてみて意外性を感じました。
彼も押し相撲なのに引分けが111番中、5箇も記録…
引分け率4.5%にも達するのであります。そればかり
じゃなく、大正十五年の取直し制度実施=原則的引分け
廃止直後におなじ押し相撲タイプの若太刀と引分けを
記録しております。
資料不足ゆえ、押しを得意とする両力士なのに…どの
ような相撲内容で引分けたのか。まさか“水入りなし”
の引分けではあるまい。想像がつかないのであります。
彼、綾鬼は“あんこ”型の力士で、土俵から去った後
短命でありました。
以前、力士体型と寿命との関係について…すこしばかり
調査したことがあります。長寿もと力士に“あんこ”型
は少ないことを実証したつもりなのであります。
勿論、例外的存在の力士もいたことを忘れません。