相撲史に関心・興味のある方どうぞ

相撲史に関心・興味のある方どうぞ

46年前の提言

2010-04-07 20:17:10 | 日記
 讀賣『大相撲』誌のバックナンバーから昭和三十九年
三月号を引張り出してみた。角界改善のための8提言が
天竜三郎・玉ノ海梅吉の両氏対談で語られている。その
提言とは──。

①審判部の確立。②部屋別総当り。③稽古と勝負。
④立合い問題。⑤基本訓練と型。⑥八百長の根絶。
⑦大国技館計画。⑧年寄と力士数。

 このなかで、解決─実現したのは②と⑦くらいのもの。
①は中途半端というか玉虫色というべきか…。③~⑤は
密接に関聯しており、当時からちっとも向上していない
でしょう。⑥は永遠の課題であり、⑧も未解決の問題だ。
 ⑦については、天竜氏発言に拠れば、出羽海梶之助
(元小結両國)が「今の両国の1万何千人ぐらいの収容
能力しかない国技館では小さい。少なくとも3万人位
入れる大国技館にしたい」と云っていたそうな…。
 ところが、昭和六十年にできた現国技館の収容人員は
1万3千人ですか…。理想の半分にも達しないじゃない
ですか。
 尤も、中身─土俵上の相撲内容が最重要課題であり、
“相撲水入らず”では“観客入らず”になるのは必至。
“箱もの”だけ立派にしたって「満員御礼」の垂幕は
さがりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010-04-07 13:29:34 | 日記
 きょうのS紙を読んでいたら、オピニオン面トップの
次の一節が眼に止った。
「…以前にもまして増えたのが、ガムを噛みながらの
プレーで…プロ野球選手にとって、試合は仕事、勤務
であるはず…噛みながらの打席、守備はどうにも…」

 フロ野球が単なるゲーム・スポーツである証明なので
あり、「野球道」なる文字を目にすることもあるが、
違和感がありますなぁ…。

 我が国技大相撲は「相撲道」を標榜すべきであります。
…そうは云っても、幕末に“酒気”を帯びて土俵へ登場
した大関がいたそうな。不謹慎の謗りを免れまい。その
名は、猪王山森右エ門。
 古今最強(?)力士雷電爲右衛門は、10敗の黒星のうち、
何回かは…二日酔いのために取り零したとか…。〔中入り
前の出場か・否かは未確認。〕

 念のために書いておく。「二日酔い」と「酒気帯び」は
全然ちがうでしょうねぇ…。
 以下、私事で恐縮だが、小生自身若い頃には二日酔いを
何度か体験しましたが、最近はずっとございません。
 「酒」は読んで字の如く…「酉」の刻=午後六時頃に
呑む水。もう夕刻六時前絶対飲酒しない習慣です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする