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2019年5月6日(月)
金沢 尾山神社
能登旅行も最終日、この日は金沢駅から新幹線で帰るまで金沢観光です。 ホテルで美味しい朝ご飯を頂き、大きな荷物を預かってもらい徒歩で出発です。 もともとは15分おきに走っている周回バスを利用しようと思っていたのですが、娘が「歩いて行ける」と言うのでそうしました。
まずはホテル前の尾山神社からスタート。 神社を抜けると丸ノ内通りの向こうに金沢城公園。 そこも見学しながら通り抜けると百万石通りを渡り「兼六園」という具合。 確かにつながってはいるのですが、距離が長いので母は大丈夫でしょうか。 休み休み、ゆっくり行きましょう。
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尾山神社神門です。 なんだか何もかも洒落ています。
尾山神社のサイトに宮司さんのお話がありますが、このような神門の建築は
前田家の威光を象徴する、新しいものを取り入れる金沢人の気風と美意識、からだそうです。
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狛犬はなんだか奥多摩の御岳神社のレオみたい。
まさかこちらもお犬様かな、と思ったら特に記述はありませんでした。
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境内に満開の桜がありました。 「菊桜」だそうです。
兼六園千歳橋付近にあった桜はもともと「御所桜」と呼ばれ、江戸時代後期に京都御所から前田家に下賜されたものでした。 これが「菊桜」で兼六園一、日本一とも呼ばれた銘木で昭和三年に国の天然記念物に指定されました。 が、これが昭和45年に枯死してしまいます。 しかし昭和10年頃の積雪で折れてしまったその菊桜の枝を当時の兼六園園長さんが接ぎ木を依頼し、生育に成功しておりました。 さらにその枝をまた他で育て、そのうちの二本を前田家にお返しする意味で尾山神社に寄進された、という経緯があるそうです。 菊桜は3百枚を超える花びらが特徴。 さらに開花時は深紅、咲き始めると薄紅、落花時は白と色を変え、花が柄を付けたまま落花します。
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既に葉が出ているので終盤なのでしょうが、このかわいらしさ。
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江戸時代に京都から来たんですね~。
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もう一本、こちらにありました。
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尾山神社の地図です。 丸ノ内通りを渡り金沢城公園に向かいます。
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金沢城公園はとても広く、お城ですから石垣に囲まれた中心部へ登ってゆかなくてはなりません。
母、頑張って登っています。
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金沢城は場所に応じて特殊な技術やデザインを用いた石垣、更に何度も修復されたことなどから、
様々な種類の石垣が見られ、石垣巡りも楽しそうです。
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庭園に面した石垣には水が滝のように落ちる工夫がされています。
上の方のV字型の部分から水が落ちていたそうです。
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二の丸広場で一休み。
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私が写真を撮っている間、母と娘は休憩所で休んでいたようです。
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場内でも古い技法が用いられた、初期の姿を伝える石垣だそうです。
石川門から大きな橋を渡ると兼六園です。
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桜は終わってしまいましたが、ツツジが咲き始めていました。
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兼六園は加賀藩歴代藩主により長い歳月をかけて形作られ、
水戸偕楽園、岡山後楽園と並ぶ日本三名園のひとつです。
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「廻遊式」の要素を取り入れた庭園は、寺や御殿の一角から眺めるだけの庭園ではなく、
広い土地に池、築山、茶屋を配置し、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる庭園のことだそうです。
それはとても贅沢なことですが、遠くの山まで行けない人々にとっては心休まる貴重な憩いの場ですね~。
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母も良く歩き疲れたことと思うので、「時雨亭」によって休憩。
こちらは加賀藩五代藩主が兼六園の始まりとなる庭園を作庭した際に建てた御亭を再現したものです。
ちょっとお茶を頂くだけかと思ったら、初めに控えの間に通され、その後お茶を頂くお部屋に案内されます。
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お庭に囲まれた格調高いお部屋で緋毛氈に座り、着物の女性がお菓子とお茶をひとりひとりに運んでくれます。
たいへん上品で美味しいお菓子とお茶を頂きました。
堅苦しい作法を強要されるわけではありませんが、思いがけず凛とした気持ちの良い雰囲気を味わえました。
お茶を頂いた後にはお部屋、お庭の説明があり、少しの時間自由にお部屋を拝見できます。
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あら。 お庭にはあちこちに満開のエビネ。
まだ時間があったので長町武家屋敷跡に向かいました。 近くですがタクシーで向かいます。
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私と娘だけなら歩いて行ける距離も、タクシーを使うと運転手さんが色々説明してくれるので、
そう言う意味でも良かった。 さらに到着直後に雨。 助かりました~。
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こちらでは「野村家」を拝見しました。
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ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得したお宅はどこもすばらしいです!
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その後、雨が上がるまで近くのお土産屋さんを見て、
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風情のある街並みを抜けて、
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お昼ご飯を頂いてから宿泊のホテルで荷物を引き取り、金沢駅に向かいました。
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今回は母も良く歩き疲れたことでしょうが、母娘三代で思い出深い旅ができました。
まだまだ歩けそうなので、またどこかに行きましょう。
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