2022年8月8日(月)
乗鞍岳 畳平のお花畑
イワツメクサ
お天気の良い中、剣ヶ峰に登頂でき一安心、大満足。
今度はゆっくりお花を撮りながら散策する。
肩の小屋の前、摩利支天岳の裾野の原にも美しいお花畑。
ウサギギクにクジャクチョウ
イワオトギリ
ヨツバシオガマ
大雪渓ではスキーやスノーボードをする人々
富士見岳に登ってみる。
が、剣ヶ峰下山時から山には雲がかかってきた。
富士見岳に登っても展望はないだろうが、せっかく山に来たのだから登る。
こちらもトレイル沿いにはコマクサがいっぱい。
イワギキョウとハクサンボウフウ?
雲に巻かれ真っ白だったが、時折ふわっと視界が開ける。
畳平と鶴ヶ池が見えた。 鶴と言うよりヒヨコ?
こちらの斜面のようにあちこちにたくさんのコマクサ。
この時間、畳平から何かお囃子が聞こえた。 イベントがあったのかな?
いったん乗鞍エコーラインの道路に出てから、大黒岳に登ってゆく。
大黒岳にはライチョウがいると聞いている。 曇ってきたし、見られる確率が高そう!
と思っていると下ってきた女性から「ライチョウいますよ!」と声を掛けていただいた。
目を凝らして歩いてきたがライチョウはどこにも見当たらない。
もうすぐ山頂の東屋だ。 風と雲で座ると寒いだろうから、あの東屋の中でお昼ご飯にした。
東屋に入ると高山市からいらしたというお子さん連れの4人がお昼ご飯を食べていた。
すみの方に離れて座らせてもらう。
「すぐそこにずっとライチョウがいたよ。」という話になりガッカリ。w
写メを見せてもらうとトレイルの真ん中、親子で砂浴び。 そうか~。
その後「声が聞こえる!」と一緒に探してくださったが、見えなかった。
「お昼ご飯を食べたらもう一度探しに行きます」とお礼を言った。
食べ終わり、来た方向へもう一度戻り、その後反対側に下山しようと歩き始めると。。。
いた~!!!
かわいい、かわいい!!
お母さんは子供が見えなくなると「クィー、クィー」と小さめの声で鳴きながらスタスタ歩いて行く。
口には食べかけの草の茎。
この様に、上に伸びる種やシベをつけたような茎をついばみ、
顔をブンッと振って引きちぎり食べている。
子供もブンブン顔を振っては食べている。
子供は一羽しか見えなかった。
頑張って大きくなってね。
2022/08/08 乗鞍岳 ライチョウの動画
満足して大黒岳の北側に下りてゆく。
富士見岳からずっと岐阜県、長野県の県境を歩いている。
このトレイル左が岐阜県、右が長野県だ。
ハイマツの広々としたゆるやかな斜面は牧歌的で美しい。
ミヤマオトコヨモギ
ずっと下ってゆくと岐阜県側に下りてゆく乗鞍スカイラインに合流する。
そこからスカイラインを歩いて畳平に戻る。
イワギキョウ
バスが通るスカイライン沿いもお花が一杯。
トウヤクリンドウが咲いていた。
わたしはここでしか見られなかった。
ウメバチソウ
イワツメクサとウメバチソウ
花壇のような道路沿い。
イワギキョウやウメバチソウはこのような場所にも育つのね。
畳平に 12:45ごろに戻った。 13:05のバスに随分たくさんの人が並んでいた。
私はあと少しお花畑を散策するのだが、先にバスのチケットを買っておいた。
少し小粒の雨が降り始めたが、すぐに止むかな。
ヨツバシオガマ
チングルマの種には雨粒。
シラネニンジン?とウサギギクなど。
ただ今お花畑の木道は半分工事中。
もしかしたらクロユリが咲いているかも、と思い一番奥まで行ってみたが、
全て実になっていた。
来季、ハクサンイチゲやクロユリ、コマクサなどが咲いた頃、また来てみたいなと思った。
バス乗り場近くのアスファルト脇までこの美しさ。
14:00少し前にバス停に戻ると、この時間も随分たくさんの人が既に列を作っていた。 係りの人がカウントし、私は2台目のバスに乗った。 バスは満席の様子だったが、もし途中のバス停から乗りたかったら乗せてくれるのかな。 今回行って、「大雪渓・肩の小屋口」バス停まで下ってからバスに乗るのも良いな、と思ったのだ。 タクシー運転手さんは絶対に乗せてくれると言っていたが、アルピコバスの係員さんにも聞いたほうが良いだろう。
天気、シャトルバスへの乗り換え、など色々心配なことはあったが、今回行ってみて本当に良かった。 次回はもう少し気楽に行けるだろう。 天気が良ければ展望は最高、お花もきれい、ライチョウに会える確率も高い。 温泉もあるし、乗鞍高原や高山市がわ、平湯温泉なども興味がある。 また是非訪ねてみようと思う。