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out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

奥日光だよ、おっ母さん #3

2018-09-02 22:06:39 | travel

2018年8月26日(日)
奥日光 戦場ヶ原より太郎山、小真名子山、大真名子山


 戦場ヶ原でプチハイキングを楽しみ、11時前に赤沼に戻ると駐車場には「満車」の文字が。 おぉ。 夏休み最後の日曜日、やっぱりみんなお出かけなんだねぇ。 と思いながらいろは坂を下りました。 清滝の町に入り、さて世界遺産の駐車場はどうかな、と思いながら走っていくと、田母沢御用邸あたりから車はのろのろ運転。 西参道の駐車場は満車。 その先神橋の交差点では霧降の方に向けて東照宮、輪王寺の駐車場待ちの車が既に列をなしている。 辛うじて神橋を渋滞なく駅方面に曲がることはできましたが、駅から世界遺産に向けては既に車がぎっちり。
 これは駅に娘たちを置いてから世界遺産方向に戻るのは困難だなぁ。 有料に乗って清滝に戻ってからお土産屋さんの駐車場に入れる? けど、そこから母を歩かせるのは無理だろうなぁ。。。駅で車を寄せて娘たちを降ろしてから、姉が一言。 「今日は世界遺産はやめよう。」「そだねー。」

 で、この後どうする?、の家族会議。 姉は大谷資料館、足尾銅山の名を挙げた。 おぉ~! 大谷資料館は母が歩けないから無理だけど、足尾銅山ならトロッコ電車に乗れていいんじゃない? 足尾に向かう前に姉が行きたがっていた裏見の滝にも寄ってみよう!
 時刻は12時前でお腹も空いた。 ごった返している日光の町中には戻りたくないので、有料に乗る前にセブンで何か買って裏見の滝の四阿屋で食べるのはどう?、ということになったのだが、セブンに入ると進行方向にむつみ庵さん(日本蕎麦)とMATITA(マティータ)さん(イタリアン)が見えた。 幸い空いていそうだ。 で、生パスタのマティータさんへ。 ここ行ってみたかったところ。 もちもちパスタが美味しかったですよ~。


で、裏見の滝へは渋滞もなく到着。 車を降りて「はっ!」とする。
「こんなに登るのだっけ!?」
平らな戦場ヶ原で途中ストップした母にはきつすぎた。 失敗したなぁ。。。と思っていたら。


なんだか母覚醒! 登ってる!w 途中から私と甥の腕につかまり、休み休み。 
「もうやめる。」といつ言うかと思っていたら。


平らな所まで来た。 すばらしぃ~! 母、よくやった!\(^o^)/


滝が見えるようになる最後のカーブを曲がると空気がスゥ~ッと冷たくなった。
本当にガラッと驚くほど温度が変わる!
そして川を越える橋まで来ると、


この景色! 母は「ここまでで良い。」と言うので、甥が担いできた折り畳みイスを広げ、
橋の端でw座って休憩。 景色も良く空気も冷たくて気持ち良かったでしょう。


もう少し階段を上がればこの景色だったのだけど。


こちらも幾筋も流れる滝が素晴らしい。


市街地からほんの少しの所でこれだけの景色はうらやましい限りです。


帰りの下りが心配だ、と言っていた母ですが、


二人の甥にガードされながら、割と軽やかに下りました。

そして、日足トンネルを越え足尾に向かいます!
足尾銅山観光をして、わたらせ渓谷鐵道、草木湖などを見ていれば関越道の渋滞も避けられる、と良いのだけど。


来ました~。 「足尾銅山観光」 ここで再び問題が。
足尾銅山の坑道はずっとトロッコ電車で見られるのかと思っていましたが、
途中から坑道を歩くことがわかり。 母は食堂で待っていることにしました。 ごめんね~。


トロッコ電車に乗ってゆきます。


ちょびっと走ったら、もう降りるの?
ここで先頭の列車を切り離し、右の電車に連結します。


私たちが乗っているトロッコ電車はそのまま暗い通洞坑に入っていきます。
自走できるのに何で先頭の列車がついていたんだろう?


通洞坑に入り2分程走ったらすぐに到着です。
坑道内はものすごくひんやりしているので、夏にはお勧めです。
ここからは歩いて坑道を見学します。


この最初に走ってきた坑道の線路は、銅山が現役の時代は6.5kmも奥に伸びていました。
画像が不鮮明でわかりにくいのですが、オレンジ色、緑色の線は全て鉱石採集のための坑道。
図ではわかりにくいですが、一つの坑道からさらに竪穴を掘り上下に、そしてそこからさらに左右に、
という具合に拡張していった坑道ですので、線路の坑道を起点に上に600m、下に540mもの高低差を持っています。
そして中央の三角は備前立山山頂です。
ということは、備前立山は山全体がアリの巣のような坑道でくり抜かれているのですね。
いやぁ~、ビックリしました。


坑道内には江戸時代から、


昭和の時代の採掘の様子を人形と音声とで伝えています。
中には「爆弾や機械を使って、掘るのは簡単になったが、ほこりを吸い込んで身体の調子が悪い。」
というような会話もありました。 この暗い中での作業だけでも身体に悪そうですが、
実際命がけの、大変な作業だったことでしょう。


更には日本で初めての公害問題と言われる「足尾銅山鉱毒事件」につながってゆくのですが、
寛永通宝の頃から貴重だった銅や鉱石採取の歴史は、その後人間の営利だけを追求するのではなく、
自然との共存を考える一歩ともなったのでしょう。

足尾銅山観光施設を見終わって 16:00ごろ。
この後のことを考えて、結局ふたたび日光に戻ることにしました。
日光と足尾って結構近いとわかったことも今回の収穫。

姉の長男を東武日光駅に送りに行くと、駅となりの駐車場が空いていたので車を停めて駅付近をブラブラ。


いただきましたよ~。 さかえやさんのあげゆばまんじゅう。
これも山登りで来ていたら、そうそういただけませんからね。


その後、ゆりんさんで温泉に浸かる前にキスゲ平で天空回廊の階段と秋のお花を見ましょうか、と。


勢いで登るかと思いきや、誰も行かなかった。(^^;)


けど、高い所から見る夕暮れ時の日光もいいでしょ。


 夕飯はいつもどおり安定の翠園さんでいただき、みんな満腹、満足で帰路に着きました。 楽しかった2日間はあっという間に過ぎ、もっと見せたかった場所もたくさんあって、「また是非日光に一緒に行きたいなぁ~。」とは思いますが、このメンバーで行くのはもうそんなに簡単なことではありません。 まぁ、でも。 またそのうちに計画しましょう。


奥日光だよ、おっ母さん #2

2018-09-01 22:17:10 | travel

2018年8月26日(日)
朝の湯ノ湖

前日25日は王道の奥日光観光をしてきたつもり。 ですが、まだまだ見どころはたくさんあったよねぇ~。
新しくできたイギリス大使館も見てみたかったなぁ。
時間があれば赤沼から低公害バスに乗って千手ヶ浜や小田代原も連れてゆきたかった所。
けど、何もかもいっぺんには無理ですね。


26日朝は早く起きてもうひとっ風呂、と思っていましたが、
姉が張りきって朝の風景を撮りたい、と申すもので6時にロビー集合。(4時、5時とかじゃないw。)
湯ノ湖湖畔だけと思っていたのですが、あまりに素敵な青空だったもので高い所へ Go!
金精山、おはよう!!


トンネル手前からは逆光で黒っぽい画像ですが、戦場ヶ原が霧に包まれステキ。
こういう風景は初めて見たかも。


見上げると彩雲らしきも現れ。 いいことあるかな♪


さて、湯ノ湖畔に戻りましょうか。
今さらながら、湯ノ湖の奥に見えるのは高山、か。


優しい風が吹いており鏡とはいきませんでしたが、良い眺め。


しかし、この時点で(7:03)汗かいてる。w


グリーンではあるけど、夏とは違う。


逆光のこちら側はまだ朝の風情を残している。(7:06)
7:30 から朝食だ。 そろそろ部屋に戻ろう。

母たちは朝起きてからお風呂に入ったようだ。
みんなで朝食を囲み、話をするのもなんだか新鮮。


この日もツアーで忙しいネイチャーガイド氏が来て集合写真を撮ってくれました。


ガイド安倍さんは全国ネットの顔ですから出してもいいでしょう。w
今回ツアーは無しでしたが、色々お世話になりました。


ホテルを離れ、湯ノ湖湖尻からこんな風景や湯滝の落ち口を見たりする。
空は既に雲で鉛色。


12時前に娘たちを東武日光駅に送る、姉たちは世界遺産を見たい、
を考えたら世界遺産は午後からでいいや、ということで少しは戦場ヶ原をハイキング。


見慣れた場所にみんながいるって不思議。


ホザキシモツケ。 まだきれいなのが残っていた。


枯れたものには真っ赤なトンボ。


戦場ヶ原は秋へ衣替えだ。


この辺で少し遠くにアケボノソウを見て、もっと近くにあるだろうと思っていたら、
結局ここでしか見られなかった。


エゾリンドウ?


アキノキリンソウ


ここまでは来てみた。 母は先ほどのワタスゲデッキでストップ。
疲れちゃったかな。 ワタスゲデッキにもベンチがあると良いのになぁ、と今回初めて思った。
これでは世界遺産二社一寺は歩けないだろうなぁ、本宮カフェでお茶でもしてみんなを待っていようか、と考えていた。


奥日光だよ、おっ母さん #1 

2018-08-30 23:36:44 | travel

2018年8月25日(土)
明智平展望台からの眺め

 8月25日(土)~26日(日)で奥日光に行ってきました。 今回は山登りではなく "travel"カテゴリー。 もともと次女が帰国しており、ひと仕事終えたところで濃い温泉にでも連れて行ってやろうか、と思っていた。 どうせ行くなら次女と私の母が一緒に旅行するのも久しぶりなので、と誘う。 どうせなら長女も、私の姉も。。。と言っているうちに姉の息子二人も加わり、総勢7名での奥日光旅行。
 母や姉は以前「いろは坂で酔いそうだから。」と言っていたので、この組み合わせはないと思っていたのにどうしたことか。 久しぶりの、そして今後またいつ揃うかわからないこのメンバー。 せっかくだから存分に楽しみましょう。


奥日光は初めて、久しぶり or 数十年ぶり、という人たちなので今回はベッタべたの奥日光観光。
まぁ、私も久しぶりの奥日光だ。
雲は多めでも奥日光周辺は見渡せそうなので、明智平ロープウェイに乗ってみる。
レストハウスはすっかり取り壊されていたけど、昔のケーブルカーの跡は見やすくなったのかな。
上からの風景は一枚目の写真です。

続いて行くのはもちろん華厳の滝。 けど、「駐車場どこだっけ」って感じ。 そんなに行かないものねぇ。


無料観瀑台付近から滝を覗く。 やっぱりすごい迫力だなぁ。
さて、有料の観瀑台、エレベーターに乗ろう、と進んでゆくと。


兄ちゃん、もう買い食い。w いいねぇ~、観光らしくて。w


飛沫がかかるほどの観瀑台からの眺めはやっぱり迫力が違う。


日本を代表する名瀑だなぁ、と本当に感じる。 きっとみんなもそう思ってくれたと思うよ。

滝を見終わって11時ごろ。 やっぱりなかなかさっさとは進まないので、この後お昼までどうしようかと。。。
どこを見るにも中途半端な時間。
けれど前日に届いたお取り寄せの美味しいトウモロコシをゆでてきた。 秩父に出かけて買ってきたブドウがある。
と言うので、景色の良い所で小腹を満たし、もう少し歩いてからお昼ご飯にしましょうか、ということで。


立木観音前の駐車場でモグモグタイム~。
トウモロコシもブドウも美味しかった!


奥白根も見えてきたよ。
ベンチに座って、景色を眺めながらゆっくり時間を過ごすのもいいね。


そしてここに来たら外せない、二荒山神社中宮祠へ参拝。
奥宮へも今季中に行きたいけれど。。。とりあえずみんなで参拝して、登拝門近くを散策。
先ほど買い食いの兄ちゃんは「カワラケ割り」をやる!、と勇んで投げましたが。。。


「厄」はあまり破壊されなかったみたい。w
しばらくは苦労が多いかもしれないが、がんばれ!

その後「新月」さんでお蕎麦をいただき、龍頭の滝へ。


滝上Pでみんなを降ろし、運転手以外は歩いて下る、というはずでしたが。
駐車場が空いていたので、みんな降りてみた。
川の流れが心地よい。


ダイモンジソウがまだあちこちに咲いていた。


滝上からの風景は、既に木々の色が抜け始め、赤っぽくなった葉も見える。


その後、結局みんなで車で滝下まで下りると、車もすんなり停められた。


モグモグタイム多すぎ。w けど、ここのコーヒー美味しいよね。


ゆっくりなので、既に戦場ヶ原を歩くには時間がないので、湯滝に向かいます。


いつ見ても美しさと迫力を兼ね備えた滝です。


岩肌を撫でて流れる、このちりめんのような水模様が好きです。

        
2018年集合写真            1964年集合写真
この記事を書いたのがもう約3年前か。 なんだか感慨深いなぁ。。。


その後湯元に向かい。。。


湯ノ湖を少し散歩してから、「奥日光小西ホテル」にチェックイン。
ここに親族で来るとは思ってもみなかった。w


お風呂に入って、夕飯を頂いた後には夜の散歩に出かけ、


投扇興にも挑戦した。 楽しいひととき。
寝る前にもう一度温泉に入って、ぐっすりと眠りました。


 雲が多いながらも時折青空が見え、奥日光にしては暑い感じもしましたが、東京に比べればずっと気温は低い。 日影に入れば涼しい程。 夕方には一回ザッと雨が降り、木々の瑞々しさを感じる。 山には登れないのだけど、やっぱりとても楽しい。 さて、翌日はどうなりますか。