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out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

東・西篭ノ登山~水ノ塔山~池の平湿原 #1

2024-06-20 14:50:03 | 山登り in 長野県
2024年6月17日(月)
西篭ノ登山 コマクサ
 
 この週は17日(月)しか出かけることができず天気予報を伺っていると、あまりよくなかった予報が良くなってきた。 雨が降らないだけでもありがたい。 そろそろ篭ノ登山~池の平湿原に行きたい気持ちになっていたが、少し早いだろうか? けれどこの梅雨時期、行ける日に行っておこうと決行。
 
 
 高速を走っていると曇りがちだった空が小諸に近づくにつれ晴れてきた。 池の平湿原駐車場ではこの青空。 午前7時からオープンの駐車場に 7:15頃到着。 「一番乗りですよ。」と言われちょっと恥ずかしい。w その後すぐに数台が入ってきた。
 
まずは篭ノ登山へ。(7:45 出発)
 
トレイル両脇にはいたるところに満開のイワカガミ。
マイヅルソウは咲き始め。
 
樹林帯を抜け山頂への岩ゴロ。(8:15)
 
少し登ると湯ノ丸山の向こうに北アルプスが見えた。
雲で隠れないうちに。
鹿島槍ヶ岳~白馬三山あたりが見える。
 
少し左(南)の方には穂高連峰と槍ヶ岳など。
 
さらに少し登って、南の方正面に八ヶ岳、少し右奥に中央アルプス。
手前には池の平湿原が見える。
 
上から少し左(東)方向には富士山。
富士山ちょうど正面に瑞牆山、左へ金峰山、国師ヶ岳など。
 
東篭ノ登山到着。(8:26)
 
北方向には根子岳、四阿山、奥の方に草津の山々。
麓にはキャベツ畑が広がる。
 
東には浅間山、黒斑山など。
この日は左の尾根をたどり水ノ塔山まで行くつもり。
 
西には手前から西篭ノ登山、湯ノ丸山、烏帽子岳。
北アルプスの山々はやはり雲が多くなり見えなくなってきている。
まずは、西篭ノ登山に登ってから再びここに戻り、次に水ノ塔山へ向かう。
 
この日、こちらもたくさん見たツマトリソウ。
 
コケモモ
 
クロマメノキ
 
鞍部を越え登り始め少しすると山頂直下の岩場。
 
西篭ノ登山山頂到着。(9:19)
南側正面の景色。
左から奥秩父の山々~富士山~八ヶ岳(背後に北岳、間ノ岳も)~中央アルプス
 
西篭ノ登山周辺にはコマクサが咲き始めていた。
 
もしかしたらまだ咲いていないかも、と思っていたが、
やはり今年はお花が早いのか。
あちこち撮影して東篭ノ登山に戻る。
 
再び東篭ノ登山。(10:17)
少し休憩しておやつを食べてから水ノ塔山に向かう。
 
ミツバオーレンとタケシマラン
 
イワハタザオ
 
キバナノコマノツメ
 
本当に久しぶり、というか2回目のこのルート。
赤ゾレの辺りはどんなだったかなぁ~、などと思いながら水ノ塔山に向かう。
 

鍬ノ峰 2024

2024-05-05 20:20:08 | 山登り in 長野県
2024年4月28日(日)
鍬ノ峰山頂より北アルプスを望む
 
 前日大町から白馬周辺の花状況などを見て、宿泊は白馬岩岳近くの宿へ。 大町の鍬ノ峰に登るのに白馬方面の宿に泊まったのは28日の天気が朝から非常に良さそうだったから。
 
白馬大橋から白馬三山 (4:46)
 
太陽が上ってきたが山並みはモルゲンロートほどにはならず。 (5:07)
 
八方尾根の上に月
ちょっとガッカリだったが仕方ない。 鍬ノ峰登山口に向かう。
 
途中畑(田んぼ?)の向こうに白馬方面の山々を振り返って
 
さらに、今回は辞めておこうかと思ったが、昨年も訪れた田んぼへ水鏡の景色を撮りに寄ってしまった。
もう水が入っているかどうかも確認しないまま行ったのだが、水量は昨年より多く、天気も良くてよく映っていた。
が、ちょっと藻のようなものが浮いていた。。。「まぁ、いいんだけど。」と車を走らせていると。
 
大町市常盤仏崎の登山口に近づくにつれ、既に水が入っている田んぼが多くなってきた。
 
昨年は 4/24、今年は4/28だし、近日暑いような日も続いたので、水の入った田んぼを多く見られたのかな。
なんと田植えを始めている田んぼすら見かけた。
上の写真、中央が蓮華岳、左が北葛岳(きたくずだけ)、かな?
 
大町市常盤仏崎の登山口である仏崎観音寺に向かう。
多分奥に見えるピークが鍬ノ峰山頂。
車は蓮華大橋下の駐車場に駐車。(トイレあり)
 
仏崎観音寺さんからひと登りで鐘突堂。(7:10)
この先北アルプスの大展望はしばらくおあずけ。
 
麓には高瀬川、多くの田んぼに水が張られているのが見える。
さてここで、撮った写真を後から見てビックリ。
フェンスの向こうに。。。カモシカがいた。。。知らなかった。(◎_◎;)
 
鐘突堂以降急登が続く。 まずはP1208まで辛抱の登りだ。
ロープは新しくなっていると思う。 長野県大町岳陽高等学校 山岳部の皆さん、ありがとう!
 
ずっときつい上り。
 
P1208辺りでようやく木々の向こうに北アルプスが見えてくる。
 
いったん気持ちの良い尾根道を歩くが、その後 P1292、P1526、とそれぞれ厳しい急登を上ってゆく。
 
P1292を過ぎると巨木が見られる。
 
ショウジョウバカマ
 
ここまでに中腹のイワウチワはほぼ終わっていた。
昨年は 4/24で中腹でも少しは見られたが、今年はほぼ無し。
お花が遅そうだったのでこの日(4/28)にしたが、どうも平年並みに咲いたようだ。
 
昨年同様標高の高い所ではまだたくさんの開花が見られたので良かった。
 
 
 
P1526までようやく登ってくると、ここからいったん激下り。
 
オオカメノキの向こうに白い山
 
鍬ノ峰山頂と~ちゃくっ! (10:58)
 
イワウチワだけでなく、この絶景が見られるから登りたくなってしまう。
中央下に七倉ダム湖
正面(西)に不動岳、七倉岳など
 
左の方に餓鬼岳、餓鬼のコブ、唐沢岳
 
南方面には有明山、奥に小さく常念岳、横通岳、右に大きく餓鬼岳
 
反対の北方面には爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳、小蓮華山など
 
南西方面には雨飾山、焼山、火打山、高妻山など
 
東方面には四阿山、浅間山など
 
南東方向奥の方には八ヶ岳や南アルプスかな?
 
この日はこんなにお天気も良く、まだイワウチワも見られたが、
仏崎観音寺さんからの登山者は4名(組)ほど、反対側からも4名(組)ほどしか会わなかった。
山頂も混雑していなかったので、座ってゆっくりお昼ご飯を頂いた。
 
下山も慎重に。(11:51)
 
帰りもやっぱり撮ってしまう。
 
帰りも P1208までは登り返しがあることと、
とにかく足場が悪く、ザレた急斜面、その上に松葉などが積もっており本当に滑りやすいため、
気を抜くことなく、慎重に慎重に。
 
ナウマンゾウ
そう言えば、手前にシャクナゲが見えるが、昨年はお寺のシャクナゲは満開、
山にも結構シャクナゲが咲いていたが、今年はお寺にはほんの少し、
山ではまったくシャクナゲの花を見なかった。 ツボミもだ。
 
大町のリンゴの花
 
 14:49分、無事に駐車場まで下山し、さてどうしようと考えた。 GWの日曜日、激混みの中央高速道路で詰まって時間をつぶすのはごめんだ。 なのでゆっくりお風呂に入り、夕飯を食べ、眠くなったらどこかで仮眠して高速が空いた頃帰ろう、と決めた。
 お風呂は色々あるだろうが、以前燕岳に登った時に利用した「しゃくなげの湯」は大きなお風呂屋さんで食堂もあり、21:00まで営業しているので、そちらに向かうことにした。
 
お風呂屋さんの前に姉が「ステキよ。」と言っていた「有明山神社」を訪ねてみた。
街からも山からも有明山は大変良く目立つ山だが、その有明山が御神体の神社。
私も一度訪ねてみたかった。 鳥居奥に見えるのが有明山。
 
駐車場にはハナモモや八重桜が咲いていたが、なんとお猿が三頭、美味しそうに花を食べていた。
 
帰りの高速は安曇野出発時間を遅くしたため渋滞なしで帰宅することができた。 帰宅時間は遅かったが、今回はこれで正解だった。
 
 今年で2回目の鍬ノ峰登山となったが、昨年同様中腹辺りのイワウチワ群落がほぼ見られなかったし、大町から白馬辺りの桜も終盤であったり、終わったものが多かったので、天気がどうでも次回は1週間早めに訪ねてみるのが良いのか?、という気がしている。 まぁ、そうこちらの思い通りにはならないのが自然なのだが、次回行くことがあれば少し早め、もしくは「大出公園の桜が満開」という声を聴いた頃に訪ねてみようか、と思う。
 それでも今回はこの時期に行ったので田んぼに映った山々が見られたし、鍬ノ峰でも標高の高い所でたくさんのイワウチワが見られた。 それ以外の景色も実はそれ程悪くはないと思っている。w 楽しい2日間を過ごせたと満足している。
 

高遠城址公園~五郎山&周辺散策 #2

2024-04-18 23:47:12 | 山登り in 長野県
2024年4月14日(日)
仁科五郎盛信などを手厚く葬った人々が住んだ高遠市勝間
中央に「勝間薬師堂のしだれ桜」 奥に仙丈ケ岳
 
高遠城址公園でサクラを楽しんだ後、白山観音を参拝、五郎山山頂までやって来た。
 
山頂にサクラはないが、カラマツの新緑の向こうに中央アルプス(山頂から西側)。
 
写真左から南駒ヶ岳、空木岳、熊沢岳
 
山頂北側、写真左奥は不動峰、右奥は入笠山らしい。
景色を楽しみ下山する。
 
下山路にはこのような祠が4か所。
 
 こちらは「四郎山 小山田備中 祠」となっている。 武田信玄、勝頼に仕え、武田勢との戦いでは仁科五郎盛信の副将として戦った。こちらも高遠城陥落の後勝間村の人々がこの山に葬った、というもの。
 他3か所も「三郎山 渡邊金太夫 祠」「二郎山 諏訪はな 祠 夫である諏訪勝右衛門の仇と長刀で応戦、自害した女性」「一郎山 諸士の墓 祠」いずれも勝間の村人に寄り葬られた。
 
祠をたどり下山口にはこの鳥居とシダレザクラ。(9:59)
 
「勝間薬師堂のしだれ桜」も大変見事なので行ってみる。
 
1603年、妙光寺というお寺が開基されたが後に廃寺となり、薬師堂のみが残された。
薬師堂には薬師如来、十二神将、十三仏が安置されている。
 
薬師堂から高遠城址公園を振り返った景色も良い。
 
サクラの種類はよくわからないが、シダレザクラは少し薄い色。
 
こちらもひっきりなしに人が来るが、城址公園のような混雑は皆無。
 
少し離れたサクラの下にはほぼ人が来なかったので、
こちらに座り込み花見ランチ。
 
もう一度全景を眺めて次に向かう。
 
薬師堂から下りて国道152号線に出たところ。
道路奥に見えるのが白山トンネル。 本日はその上の稜線に上がり、写真左の方に向かって歩いた。
 
写真は「ほりでーパーク」内。ここを通過して城址公園下の白山橋方面に向かう。(11:22)
 
 さて、車を「ほりでーパーク」に停められなかったのでこの後どうしようか、と考えた。 できれば伊那市中心街の方のお寺の桜などを観に行くつもりだったが、おそらく渋滞に巻き込まれる。 高遠城址公園は昼時で来場者のピークを迎え、ほりでーパークの駐車場も路上待ちが出ているようだった。
 この日は登山と言ってもさほど上っていないので、距離だけでもたくさん歩こうと三峰川(みぶがわ)の桜並木まで歩いて観に行くことにした。 県道209号線を歩いて下ってゆくと、城址公園方面にはズラッと車が並んでいた。 が、伊那市中心街方面は渋滞していなかった。 あれ? 失敗した?
 
途中、広い田んぼの中に石碑とサクラ、奥に中央アルプス。
 
三峰川沿いの桜並木に到着。 こちらは標高が低いせいか花は再終盤だった。
道路はこの辺に来ると上り下り車線とも空いていたし、桜の奥に見える駐車スペースにも駐車できたようだ。
が、トレーニングしながら良い景色が見れて良かった、と思う。w
 
実は川の流れも写し込めると思っていたのだが。。。
まぁ、色々経験が必要だ。
 
帰路もピストンで県道209号線を城址公園の方に歩くつもりだったが、
またズラッと並んだ車の横を歩くのが嫌だったので、途中から県道を避けてみた。
 
するとそこには「小原城跡」があり、この石碑が見られた。
説明板を読むと「小原丹後守(おばらたんごのかみ)の墓」と。
こちらも「武田勝頼に従い天目山において殉死した。」とのこと。
「あぁ、天目山(山梨県甲州市)まで行かれたのだなぁ。」とここでもしんみり。
 
車が滅多に通らない長閑な中を歩き、高遠城址公園まであと少し。
三峰川を渡る。 正面から流れ込むのは藤沢川。
この川沿いにも大きな駐車場が見えたが、そちらもいっぱいの様子だった。(12:43)
 
 この後 13:00頃には車を停めた駐車場に戻ることができた。 まだ帰るには早いような時間だが朝も早かったし、中央高速道路の渋滞も気になるので、この日はここでお開きとした。 出発時にJARTICをチェックするとまだどこも渋滞していなかったのだが、東京に近づくにつれやはり渋滞が始まった。 久しぶりに良い天気の日曜日、たくさんの人が遠くに出かけたのだろう。 私も気になっていた高遠の花見ができ、普段あまり見ない中央アルプスや仙丈ケ岳を一日中間近で望むことができ、大変満足な一日だった。
 

高遠城址公園~五郎山&周辺散策 #1

2024-04-18 12:11:49 | 山登り in 長野県
2024年4月14日(日)
高遠城址公園から中央アルプスを望む
 
 2週間前、花見登山に京都を訪れたものの前週末は登山に出掛けることができなかった。 家の周りの桜はもう再終盤、とは言うもののあちこちで様々な花が咲いているらしい。 なんだか急に色々な情報を見てどこに行ったら良いのやら、天気も良いのか悪いのか、戸惑ってしまった。 そんな中高遠のサクラが良い時期を迎えていると読んだ。 高遠は随分遠いイメージだったのだが、一昨年、昨年と甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳に登った際、北沢峠への玄関口、仙流荘のバス停からの帰り道、「ここかぁ。」と確認していた。 場所がわかると行きたくなるものだ。 だが、天気が良いのは14日(日)。 「天下第一の桜」を観にいったいどれほどの人が訪れるのか。。。考えると恐ろしくなるばかりでまた機会を逃しそうなので、今年は「えいやっ!」と行ってきた。
 
 「高遠桜祭り」のサイトを見ると駐車場情報が見られる。 駐車場は遠近合わせ多数あるが私は諏訪湖側、杖突峠を越え南側からアプローチし、公園南側の駐車場に停めようと考えていた。 が、6:30前の到着で既に「高遠公園下」の交差点は各方向から渋滞。渋滞を待つのはイヤだったので右折で避け、裏道からもと来た道に戻り北側の駐車場に駐車した。
 
上記サイト駐車場案内の P21に駐車。道路の奥にもうひとつ P20がある。
どちらもこの時間で少なくはない台数が駐車していた。が、まだ余裕で停められて良かった。 ここから公園へは少しの上りを含め10分程。
 
公園への道端にはヤマエンゴサクやニリンソウ(まだ葉のみ)などが見られた。
 
公園入場には料金がかかり大人 600円。 チケットを見せれば一日中出入りは自由。
まだチケットを買うのに長い行列に並ぶこともなく、園内も人が多いがごった返すほどではない。
 
桜雲橋とひょうたん池に映る桜
 
高遠で見られるサクラは「タカトオコヒガンザクラ」という固有種で、
ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みのある花を咲かせる。
 
すべてが同じ種類かどうかはよくわからないが、
朝の車の中からも杖突峠を過ぎるとあちこちで赤味の強いサクラがたくさん見られた。
 
 
 
公園内を歩き回り、ようやく陽の当った桜越しの中央アルプスを望むことができた。
写真中央白い山の連なり、その中心辺り奥の方に見えるのが木曽駒ケ岳。
 
こちら中央は経ヶ岳。
 
城内からの中央アルプスも拝め、人も増えてきたので次に向かう。
南門から出て、五郎山に登る。
 
こちらは「信州高遠美術館」辺り。
この辺もタカトウコヒガンザクラが満開。
 
白山橋を渡り高遠ダムと高遠湖。
湖岸にもサクラがいっぱい。 そして左奥はなんと仙丈ケ岳。
 
高遠湖越しの仙丈ケ岳。
こんなに立派にそびえる姿が見られるとは!
 
思わずサクラで囲ってしまう。
また行きたいなぁ。
 
湖岸にある「ほりでーパーク」という施設もサクラ並木で囲まれている。
当初はこちらの駐車場に車を停め、五郎山下山後伊那市中心部の方へ他のサクラを見に行こうかと思っていた。
 
ここから五郎山へ歩いてゆくが、ここから入ると山頂直下までずっとアスファルト道路。(8:25)
 
少し高い所からサクラと仙丈ケ岳。
足元には田んぼや奥にもたくさんのサクラが見られる。
 
ずっとこのようなアスファルト道路を上るが、途中右の斜面に登ってゆき(案内板あり)
「白山観音」様を拝みに行く。 そこからは。。。
 
高遠城址公園を上から眺めることができる。(8:46)
中央の赤い屋根が高遠閣。
 
「白山観音」様からピストンでアスファルト道路にもどり五郎山へ。
因みに、白山観音様は高い柱状の上に立っており、ちょうど木々の枝の中に入ってしまい撮影は無し。
 
ここからようやく土の登山道。
 
ほんのひと登りで五郎山山頂と~ちゃく!(9:23)
 
そしてこのお方こそ仁科五郎盛信。
 
 仁科五郎盛信は武田信玄の五男。 武田勝頼の異母兄弟となる。 信玄亡き後、勝頼に仕え高遠城主として織田勢と戦うが猛攻に会い自刃。享年26歳。 約500名あまりの家臣も共に討ち死にし、高遠城は陥落、武田氏の滅亡を確実なものとした、と言われる。 勝頼が天目山で自刃したのはこの9日後。 盛信の首は他の武田一族と共に京都一条通で晒された。 が、高遠町勝間の人々が盛信の胴体を探し出し、手厚く葬った。 葬ったこの場所を後に五郎山と呼んだ、という話。 以前武田勝頼のことを調べていた時に「高遠の親族」というような記述が出てきたが、仁科五郎盛信のことだったのだなぁ、とつながった。
 NHK「どうする家康」では武田勝頼の最後、武田氏の滅亡についてはさらっと終わってしまったが、まぁドラマは家康が主人公だったので仕方がない。 しかしこうして目の前に石像を見て、説明板を読むと戦いの恐ろしさ感じ、こみあげるものが湧いてきた。 たった26歳の武将だ。 誰が悪者でもヒーローでもない。 地元の人々に愛されていた(いる)事だけが救いだ。 つづく。
 

娘と烏帽子岳

2024-02-15 14:25:31 | 山登り in 長野県
2024年2月11日(日)
小梨平から烏帽子岳を見上げる
 
 前日の高尾方面山行に続き、この日は湯ノ丸山方面へ。 前々から見ていた天気予報は良くなったり悪くなったり。 前日の予報では何とか一日中晴れマークがついたが、あまりあてにできないかなぁ~、という気持ち。 期待できる点は前夜の雨マークと当日の風が強くない予報であること。 湿度があれば霧氷ができるかも、曇天でも風が無いのはありがたい。
 
 前日の疲れも考慮して家を出たのは 5:00。 関越道は車が多く渋滞している個所も。 上信越道に入ってからはスムーズだったが到着は 8:30ごろ。 途中赤城も榛名も見えたが浅間山は雲の中。 これはイヤな予感。。。
 到着すると明るい曇りで風もない。 湯ノ丸山は雲の中。 昼に向かって天気は良くなるはず、と信じて決行。 湯ノ丸山だけ登って、ひどい天気なら終わりにしても良い、という事にしてスタート。
 
レッツらゴー! (9:03)
まずはキャンプ場に向かい、中分岐→鐘分岐→湯ノ丸山、で行こうかと。
 
キャンプ場で10本爪アイゼン装着。 一応ワカンも持ったがトレースがしっかりしており一日中出番なし。
キャンプ場先の湿原周囲、カラマツ他の木々が素晴らしい霧氷で真っ白!
右奥が湯ノ丸山の斜面だが、雲の中。 ただ、この雲のおかげでこの霧氷なのだろう。
 
と、霧氷に感動していると雲はどんどん流され青空が見えてきた。
「それ程待たないうちに晴れて来るかも。」と思い行程変更。
先に烏帽子岳に向かうことにした。
 
中分岐まで登り、その先湯ノ丸山巻き道は長いが雪のお花を見ながら。
 
周囲の木々も草もみんな真っ白、そして風もなく、快適に雪の中を歩いてゆく。
 
小梨平到着。 (10:13)
この辺で青空になるかと思ったが、まだ灰色で残念。
けれどこんなに素晴らしい霧氷で大感激!
娘は初めての湯ノ丸高原だが、いい所を見せられて良かった!
 
小梨平では少し風が出て寒さも感じたが、極寒ではない。
ここのゴージャスな霧氷は何度か見ているが、これほどまでに真っ白なことは初めてだろう。
 
雲は流れているが、烏帽子岳への斜面登り始めるとまた風はなくなった。
長袖Tシャツ、レインウェア上下を着て斜面を登っても、汗っかきの私が汗をかかないくらい。
気温は低かったのかもしれないが、途中止まっても寒さはさほど感じなかった。
 
雲があっても近くの斜面の霧氷がとてもきれい。
それに時折雲が流れ青空や周囲の山々も顔をのぞかせる。
 
黒斑山、浅間山の方まで見えた!
 
湯ノ丸山も全体が見えるようになってきた。
青空も見え、陽が射す時間も増えてきた。\(^o^)/
 
前日娘も私も 約 17km ほど歩いているので雪の急斜面に足が重い。
 
けれど青空のもと、こんな景色を見られると心が躍る♪
 
ようやく烏帽子岳頂上への稜線に登り上げた。 (11:06)
上田市~東御市辺りの街が眼下に広がる。 さすがに北アルプスは望めない。
それでも「おぉ~!」という言葉が出る。
 
幸い風もなく小烏帽子岳まで登ってきた。 (11:13)
烏帽子岳と四阿山が並ぶ姿は見えない。
 
小烏帽子岳から振り返って。
 
烏帽子岳山頂まであと少し。
 
烏帽子岳山頂と~ちゃくっ! (11:35)
 
湯ノ丸山、奥に西篭ノ登山、浅間山外輪山、浅間山
 
浅間山は山頂が少しだけ。
冬のせいなのか、噴煙がもっくもく。
 
これは四阿山方面?
 
眼下の街並み。
 
山頂でも風はなく、ゆっくりとお昼ご飯をいただいた。
 
雲は多いものの随分と遠くの山も見えるようになってきて、
景色も充分楽しみ下山。
 
 
 
四阿山の麓も見えてきた。
 
オオカメノキ冬芽。 ばんざ~い!
 
小梨平手前、湯ノ丸山と霧氷のトンネル
 
霧氷のトンネル
 
根子岳、四阿山ともほぼ山頂付近まで見えるようになっていた
 
随分天気も良くなり湯ノ丸山に登ればさらに良い景色を見れたかもしれないが。。。
おそらく北アルプスは見えないだろうし、この辺りの霧氷も随分落ちてしまっていた。
私たちも前日たくさん歩いたこともあり、烏帽子岳だけで充分満足してしまったので、
この日は湯ノ丸山には登らず、朝歩いた巻道でまっすぐ下山することにした。
 
下山後は「アトリエ・ド・フロマージュ」さんでスィーツタイム。
だけでなく、ピザもいただいた。 だって一人だとなかなか食べられないから。
いやぁ~、やっぱりおいしい~っ!!
 
2日続けて娘と山に行き、良い景色を見て、美味しいものを頂いて、本当に楽しく充実の連休となった。