じゅりりんのめげずにいくのだ*

ドールハウスやちっちゃいもの、ガーデニング、手芸など趣味や日常を中心に時々思い出わんこも登場します。

世界糖尿病デー

2010-11-14 22:00:28 | 徒然日記

今日11月14日は「世界糖尿病デー」なのだそうです。
食生活の変化などで患者数は世界的に急増しており、その増加に警鐘をならし糖尿病に対する正しい知識を広める事を目的として制定されたそうです。


今は亡き同居していた父方の祖母も糖尿病を患っていました。
ちょうど私が生まれた年に発症したそうで、私が物心ついた頃には祖母はすでに毎日大量の薬を飲んでいて、
私が中学だったか高校だったかの頃にはインスリン注射による治療を始めることになりました。

今はどうかわかりませんがインスリンは小瓶から必要量だけを注射器で吸い上げねばならないというひと手間があったのですが、
祖母は老眼で白内障もあり自分では薬量を正しく計れない為、誰かが注射をやってあげなければなりません。
「それだけは出来ない」と母がかたくなに拒絶したため、その役割は父が担うことになりました。

朝の忙しい時間、父も仕事の準備などですぐ出来ない時もありますが
祖母は注射をしないことにはご飯も食べられないし一日が始まらないので、注射をしてもらうまで必死に父をおいかけていました。
どうしても父が出来ない時は祖母は近所の親戚のおじさんを呼んで注射をしてもらっていました。
人のいいおじさんが断れないだろうことを思うとなんだかとても悪い気がして、
そんなこともあり、その役割がとうとう私にも回ってくることになりました。

断わり切れなかった私は父に教えてもらい祖母に注射をすることになりました。
インスリンの小瓶から薬液を注射器に吸い上げ、注射器をトントンと叩いて空気を集めて抜きます。
しかし、ひとに針を刺すというのはとてもとてもできるものではありません。
祖母はお腹の肉をつまんで、「いいから痛くないから思い切ってやれ!」と言って待っています。
結局、一回は注射しましたが、次からはとても出来ず、祖母も注射をするだけなら自分で出来ることがわかり
薬液を注射器に入れてあげるところまでが私の仕事となりました。


祖母が糖尿病が直接の原因でなく93歳で大往生してから10年ほどになりますが、
祖母の糖尿病は私たち家族にかなりのインパクトを残し続けています。

この夏、父が「今ならないならもうならないだろう」と何気に呟いていたのを聞いて、
父もかなり気にしていたんだな・・・と父の心境を慮りました。
父の姉妹も今のところ誰も糖尿病を発症していません。

しかし遺伝には隔世遺伝というものがある。
性質が子の代には現れず、一代(または何世代か)飛ばしてその孫の代などになって現れるという形質だ。
私はそれがとても恐ろしくてたまらず、私が太りたくないと強く願うのも体型がどうとかいう前に絶対に糖尿病になりたくないという思いがその根底にある。
(痩せていてもなる時はなるそうだけどね)

旦那の父親も生前は糖尿病を患っていたそうで旦那もそのことを気にしているらしく、
揚げ物などの高カロリーの食事をあまり好まないので食生活においてその辺はよかったなぁと思う。

祖母が身を呈して残してくれたことを肝にめいじて、これからもしっかり気を付けて行きたいと思う。


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4 コメント

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Unknown (ゆり)
2010-11-14 22:41:38
糖尿病は私の身近にはいないんですが
友人のお母さんがなっていてすごく痩せてきてます(><)インスリンも打ってるようです
食べ物の制限も厳しいから辛いですよね

なんとか気をつけてならないようにしていきたいです
やっぱり健康でいたいですね
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身内にいると (あやけい)
2010-11-14 23:39:32
確かに糖尿病も家系がありますよね。
うちの叔母(父の妹)も糖尿病で目がかなり悪くなっています。
でもそのおばさんだけであとはみんな糖尿病とは無縁のようです。
父方は本当に癌家系だし、母も手術で完治したとはいえ癌経験者だし、私もいつかどこかの癌になるんだろうなぁと思っています。
できれば後30年は元気でいたい。(ずーずーしいか)

同じく糖尿病の心配などしていない夫は揚げもの大好きです。
野菜も嫌いなのでヘルシー料理=まずいと思っているようです。
そこらへんの教育も大事ですね。
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ゆりさんへ (じゅりりん)
2010-11-15 13:01:36
お友達のお母さんはすごく痩せられたんですか・・。
食べ物の制限もきついですからね。
うちの祖母は結構ぽっちゃりしていたんですよ。
もともと食べるのが好きだったのでこっそり隠れて食べてもいました。
そのせいで食べ物がなくなる事件が起きた時には祖母が疑われなんとも気の毒でした。
あとで野良猫の仕業だとわかりましたが。
自分で気をつけられる分は気を付けて健康でいたいですねp(^^)q
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あやけいさんへ (じゅりりん)
2010-11-15 13:15:58
うちも母方の祖母は癌でなくなっているし母も経験者なの。
私もいつかなってる気がする・・。お互いあと30年、元気でいたいね(;;)
癌はもう神頼みというか発症を自分ではほとんどどうしようも出来ないし、唯一は早期発見に努めることだけれど、
糖尿病はある程度自分で気をつけることも出来るので
その辺のリスクは出来るだけ努力してして減らしておきたいです~(><)
そうそう、男の人はこってりした食べ物を好む傾向にありますものね~。
レストランの漫画で「カロリーの低いものは美味しくない!」ってセリフがあったのを思い出しました。
食べ分全部消費できればいいんだけどね。
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