生き物シリーズ、2回目。今日は甲殻類です。
つい先日のこと。
サワガニの一匹が脱皮が上手くいかず、それがもとで死んでしまいました(;;)
6月に我が家にやって来てから初めての脱皮でした。
朝起きて水槽を覗くと、カニーが脱いだ殻の上でひっくりかえってぐったりとしていました。
え・・なんでー!?と驚いてよく見てみると、
右の大バサミが関節の狭い所でひっかかってどうしても抜け出せなかったようです。
がっくりとしていると足が少しだけ動いたので
「まだ生きてる!ちょっと待ってろ!私が外科手術をほどこしちゃる!!」と
カニーを受け皿にそっと取りだし、先が細くて小さいちょうどいい眉ばさみがあったのでそれを取ってきて、
大バサミの関節部の硬い殻を切ってはずしてやりました。
よし!大バサミ出た!
そしてまたそっと水の中に戻してやりました。
様子を見に行くと、目を水面に出したりちょっと横歩きしたりもしていたので、
もしかしたら大丈夫かもしれない!と一時は小さな希望も抱いたのですが・・・
ハサミは無くなってもまた生え変わるから
水から出さずに抜けないハサミの部分だけ切り取っていた方が助かっていたかな・・・?
カニーの中でも一番好奇心旺盛、活発でよく動き回っていた子だったのになぁ。
おちゃめなカニーの様子をもっと写真に撮っておけばよかったです。
夏の間は暑さでポツポツと亡くなっていたカニーも、
気温が下がった秋になってからはすっかり落ち着いて安定していたのでまさかここで死ぬとは思いもしませんでした。
これで残っているカニーは2匹。
春まで生き残れるかな?頑張って!
三匹揃っていた頃のカニー達です。
サワガニはコミュニケーションなどは取れない生き物との認識でしたが、
飼うほどにこれが結構面白いのです。
カニーとの大ウケしたエピソードを一つ(^^)
うちのサワガニ、人が見てると全然餌を食べないんですよね。
餌を持って移動してる時に水槽の側を通りかかったらまるで漫画のようにボタッと餌を落としてました(笑)
餌につられないです。ザリはすぐつられるんですが(笑)
なので、カニーが餌を取りにくる現場が見たい!と、
カニーが潜んでいる穴の入口にこんな感じに餌を置いて暫く見張っておりました。(←暇人め)
さっぱり出てこないなぁ~と、ふと視線を感じて横を見ると・・・・
なんとカニーがその穴の反対側から半分身を乗り出してこちらを見ていたのです
(その時の写真がないので絵に描いてみました^^)
その様子はまさに「家政婦は見た」のカニ版市原悦子(笑)
カニを見張るつもりがカニに裏をかかれて逆に裏口から見張られていたなんて、
あまりの間抜けさに人間としてどうなのよと
何だかおかしくなって一人で大笑いしてしまったよ
それから気をつけてカニーの様子を伺っていると、
カニって実によくこちらの様子を観察しているのです。
水中にいてこちらが気になる時は目だけ水面に出して一生懸命見てる(笑)
私はどんな風に映っていたのかな?
鯉にまぎれてやってきたザリは小さいハサミからして女の子でした~
脅しでハサミを振り上げることはあっても実際にはさんでくるということはなく、
女の子だからか個体の性質なのかとても大人しくて優しい性格です(^^)
思いの他カニーの絵が可愛く描けたのでなんだか切なさがつのってしまった・・・
この絵は捨てずに取っておこう。