前々回の記事でユーミンの「シャングリラⅢ」の公演について書きましたが、
その中でもとくに印象に残り、いいなぁ・・・と思う曲がありました。
でもなにせにわかファンなので有名な曲以外はほとんど知りません
そこで「シャングリラⅢ」の曲目リストを調べ、「・・・淋しさは果てしなく・・」という一節と
最後は「夢だった・・」で終わった気がする・・・という自分のうろ覚えの情報を元に
ユーミンの全曲が視聴できるというサイトや詞を詮索できるサイトで探しました。
でも、いくら探してもないんです・・・
完璧マスターし、いつかカラオケで熱唱しようと思っていたのに・・・(←ソレ!?)
私の聞き違いと、もはや探すことは暗礁に乗り上げていたわけですが、
今朝のズームインで羽鳥さんがユーミンにインタビューをしているではありませんか
そしてその時バックに流れていた曲がなんかそれっぽい・・・・・
すぐ検索サイトで詞の確認をしてみると、まさしくこの曲!
ユーミンの新曲の「人魚姫の夢」でした
買ってきました
「人魚姫の夢」はアンコール後の最後の2曲で歌われた曲。
あの曲はライブの前半で歌っていたはずとの確信を持っていた私は
後ろの2曲では絶対ないわ~と検索から完全にはずしていたのでした・・・
こういうのも“バカの壁”と言うんでしょうね・・・
「・・・淋しさは果てしなく・・」という一節も2小節目ぐらいにすぐでてきたような気がしてましたが、曲の最後の方だったし~
まったく、自分の「記憶」ほどあてにならないものはないわねぇ。
でも一番好きだな~と思った曲が新曲だったってなんだか嬉しいなぁ
ところでユーミンもそうですが作家や漫画家さんなどある程度年齢を重ねた方が
熱~い恋愛の歌や少女マンガなど描かれていることに
その人は‘特別’気が若いのね~すごいな~と今までなんとなく思っていました。
でもアーティストが‘特別’の気持ちをもっているのではなく、それを表現できるのがアーティストであって、気持ちは年齢ではないのだということが最近になってやっとわかってきた気がします。
若い頃は年をとったら気持ちも老いるものだと思っていました。
でも今になっても全然変わらない。
多少の知恵がついたりそのために臆病になったりするだけで
根本の心は何一つ変わってはいないのですよね。
きっと70になっても80になっても気持ちは同じなのでしょう。
もし私が20代のうちに命を落としていたなら、そんなことも知らずに
ハイハイ、じいちゃん、ばあちゃん、もうろくするなよ~!
位にしか考えなかったかもしれません。
若さの「心」は体が老いた人間の「心」をずっとずっと軽くみていたように思います。
でも同じなんだ。
20代の私も40代の私も60代の私も心の中で見る夢はずっと同じ。
それは80歳のおばあちゃんも同じなのね。
昔、母の10代の頃のアルバムを見せてもらったことがありました。
紙に貼られたセピア色の写真の隙間のところどころに、
母の字で「・・・ 花びら ひらひら ・・・」なんて短文が書いてありますヨ。
(お母さんも若い頃は随分ロマンチックだったわね^m^)なんて思ったけれど
それは若い頃だけじゃなくて今もずっと母の心の中はロマンチックなんだわ
10代の頃は絶対わからなかった。
それがわかる年齢になってよかったなぁと心から思う