秋晴れの休日。
21世紀美術館の企画展に出かけたついでに紅葉が深まり始めた広坂通りを散策。
ふと、目についた看板に...
古都美...?! こんな店あったかな?
売場が間口2軒ほどのスィーツの店、2階にはカフェもあるようだ。
以前、ここが何だったのか、まったく覚えていないが、
店の奥に案内されると、人ひとりが通れるだけの階段があり、
コンクリートのあちこちには無造作な改修跡が目立つ。
ところが、上階へと進み、カフェスペースへに踏み込んだ瞬間...
大きく二面開口された開放的な空間が現れ、広坂通りの紅葉が借景よろしく映りこんでくる。
また、内装は落ち着いた配色で完璧に仕上げられ、洒落た調度が居心地よさそうに置かれている。
狭くて古びた導線の先にある開放的で瀟洒な空間!
そのギャップを狙ったデザイナーの意図にまんまとはハマってしまった自分に苦笑。
さらに目をひいたのが...
オーディオのことは詳しくないが、一見しただけで上質な音を予感させるマッキントッシュ。
音源がデジタルにもかかわらず、
真空管アンプと大型スピーカーが余裕で流す音は、
BGM程度の音量ながら、低音域から高音域までよどみなくカフェに満ちて、
心地よくなった気持ちをさらにやさしく包み込んでくれるようだった。
そして。
カフェで注文したのが能登大納言あずきのぜんざい!
ほどよく上品な甘さ、加賀棒茶にもよく合って、
すべてが ごちそうさまの贅沢な「金沢時間」を過ごさせてもらった。
さて、折にふれての一曲。
ダイアナ・クラール「夢のカリフォルニア」、サイモンとガーファンクル「明日にかける橋」、ジャニス・イアン「17歳の頃」...と、
マッキントッシュから流れてきた曲の中で、とりわけ印象に残ったのが、
ノラ・ジョーンズのCome away with me
ささやくような歌声が包んでくれた。
norah jones - come away with me
爺の日々とは段違いです。(笑
私のお気に入りFMラジオ番組の谷村新司の「カフェダンディズム」を彷彿させました。
のん兵衛な私ですのでぜんざいは・・・ですが、
加賀棒茶、しかとチェック致しました。
カフェダンディズム!
調べてみましたが、金沢では放送されていないようです。
残念です。
私ものん兵衛なんですが、甘いものも大好きなんです。
これはのん兵衛とは言わないのかもしれませんね。
まだまだ修行が足らないようです(笑)