折にふれて

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音楽とともに、折にふれてあれこれ。

今年も末吉から

2019-01-03 | 折にふれて

2019年元旦午前7時 白山比咩(しらやまひめ)神社(石川県白山市)

全国2000社を超える白山神社の総本社であり、ここ加賀の国の一の宮でもある。

その格式だから、年明けとともにどっと参拝客が押し寄せ、三が日は人が絶えない。

私もそのひとりで、決して信心深くはないが、毎年、元旦の早朝に参拝をする。

そのためには朝5時過ぎには家を出なければならないのだが、それには理由がある。

もうずいぶんと昔の話になるが──。

自宅から白山比咩神社まで通常なら車で20分の距離。

ある年、その感覚で元旦の昼過ぎに参拝に出かけたところ、

大渋滞に巻き込まれ、結局、家に帰りついたのが夜中だった。

言ってみれば「験担ぎ」程度の参拝にそれだけの時間をかけたことが悔しくて、

それ以来、空いている時間の研究(?)を重ね、この時間に落ち着いたという次第だ。

さて、「験担ぎなのに悔しい」といえば、もうひとつ意地になっていることがあって、

それは「おみくじ」である。

今年も「末吉」を引いて、それがもう5年ほど続いている。

「吉」こそついているが、その内容は「凶」に近く、

そのご神託を額面通り受けとめるなら...、

「新しい仕事には手をつけるな」、「旅行には行くな」、「待ち人は来ない」、「探し物は出てこない」など、

社会生活などまったく成り立たないことになる。

元旦の夜、兄弟、従兄が集まった新年会の席でのこと。

白山比咩神社のおみくじが話題になったのだが、

各々が口を揃えて言うには...、

格式が高いだけあって、参拝客に対しては「上から目線」、

おみくじの「辛口」には定評がある━━のだそうだ。

それにしても...である。

いくら験担ぎとは言え、こう何年も「末吉」を引き続けるのは気分がよいものではない。

こうなったら根競べ、「今度こそ、大吉を引いてやる」と思って参拝に出かけるのだ。

 

・・・ということで、そのご神託はともかく、

スロースタートながら当ブログも無事に(?)幕開け。

本年もどうかよろしくお願い致します。


 

本年最初の折にふれての選曲。

好きなミュージシャンのひとり、ライ・クーダーのノリのいい楽曲「ゲット・リズム」を。

映画のワン・シーンを観るかのようなビデオ・クリップなので、

その映像も合せて楽しんでいただけたら幸いだ。


Ry Cooder   Get Rythm

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