折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

夕焼け空を閉じこめた By空倶楽部

2018-06-09 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


 

今月の空倶楽部、お題は「カーブミラーの空」。

毎年6月はこの難題と決まっている。

難題と表現した通り、苦手意識があって、

そのせいか、この期間に限らず、カーブミラーを見かけると、

思わず空を入れたアングルを想像したりしてしまう。

しかし、実際に撮るとなるとついつい先延ばしとなり、

今年もやはり場当たり的な撮影となってしまった。

ということで、向かった先は夕方の金沢港。

ここ数年、「カーブミラーと空」は金沢港で撮ることがほとんどで、

それは、周囲が開けていること、海に沿った道路には見通しの悪い三叉路が多いことなど、

カーブミラー設置の条件がいくつか揃っているからだ。

さらに今年は、それに「黄昏」の空模様で変化をつけ加えようと思い立ったわけである。

そして...。

予想通りというか、お約束通りというか…、日の丸構図の「カーブミラーと空」。

茜色に染まりはじめる空はイメージに近いが、

残念なことはミラーに残せたのが空と街並み。

というのも、本音とすれば街ではなく、広く開けた海を空とセットで閉じ込めたかったからだ。

しかし、それだと夕陽が落ちる場所という条件がもうひとつ加わって、さらに難易度があがる。

つまりは、夕陽が落ちる場所は季節要因なので、

このお題は一年を通じて真摯に取り組む必要(大げさだが)があると、

あらためて思い知らされたわけでもある。

 

さて...。

カーブミラーに映る夕焼けを眺めていると

その夕焼けそのものがどうだったのか、当然ながら気になるところだ。

それで、急ぎ空と海が開ける場所へと駆けつけたところ...。

多少厚めの雲に遮られて、輪郭の整った夕陽を眺めることはできなかったが、

雲の隙間からのぞく陽の光がひとすじの道のように

次第に暗くなる港の水面を照らしている光景が印象的だった。

 

そんなわけで、今年も不本意に終わった「カーブミラーと空」。

来年こそ、納得のいくものを...と。

と、今はそう思っているのだが、

なにせ、週末限定しろうとカメラマン。

その決意も保証の限りではない。


 

この日の帰り道、ラジオから流れてきた...

なんとなくの名曲。


Jealous Guy - John Lennon and The Plastic Ono Band 

 

 

 

 

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