折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

「サルビアの花」の残像とともに

2015-06-07 | 折にふれて

 

5月の終わり、東京日本橋で見かけた光景

歩道にはサルビアが植えられて

季節感とすれば、すでに夏真っ盛りといったところである

そして、サルビアと言えば

もうずいぶんと昔の思い出となるがこの歌を思い出す 

 

もとまろ サルビアの花

 

あくまでもジャケット上の印象であるが、

なんとなく不思議な雰囲気が漂う女性3人組

当時、確か青山学院高校在学中だったと思うが

彼女たちの歌を、「ティーンエイジャーの甘酸っぱい失恋ソング」

同年代だった自分にすれば、そんな感覚で聴いていた

 

かなり後になって、知ったことだが、

この曲にはオリジナルがあって

歌詞には、高校生だった私などが知る由もない、深い思いが込められていたようだ

作者は、日本のシンガーソングライターの草分け、早川義夫

1960年代後半に活躍した日本のロックバンド、ジャックスのメンバーとある

和洋問わず、ロックはかなり聴きこんでいたはずであるが

残念ながら、このジャックスは聴いたことがない

 

ともあれ、そのオリジナルを

作者である早川義男のライブ映像で

 

 サルビアの花 早川義夫

 

例え話であるが

もとまろの歌が乙女チックな青春小説とするなら、オリジナルは、どす黒く行き場のない感情渦巻く純文学

とくに冒頭の歌詞に込められた、エロチックな凄みをあらためて感じた次第

なるほど...名曲である。

 

 

人気ブログランキングへ

 

 

 

Comments (4)