じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭 関大北陽 常翔学園

2023-02-23 20:42:39 | 高校ラグビー
※FW
大阪桐蔭:準決勝の関大北陽戦 決勝の常翔学園戦共にスクラム優位に進めるも常翔学園戦では8,9を試みたり相手が1列目を先に入れ替えてくると優劣が入れ替わることも それをすぐに感じとり敢えてサイズの落ちる8,9を回避し立て直したのは良かったと思います 天理戦同様相手のモールをしっかり受け止める強さは光りましたが天理戦同様、攻撃ではやはりうまくモールが組めてないように見えました 天理戦では相手ボールラインアウトへのプレッシャー足りてませんでしたが常翔学園戦ではそれを奪いまくる マイボールは関大北陽戦ではノットが数度 常翔学園戦では天理戦同様一度もなし 日によって レフェリーとの相性もあるかもですね
関大北陽:サイズは今季も大型も準決勝では相手も大型だとスクラム終始劣勢 低く鋭くあたるという点では課題が残って見えました
常翔学園:体格に穴なしの大型FW ですが決勝では相手も同様だとスクラムで劣勢を強いられ反則も幾度となく犯してしまう マイボールラインアウトほとんど奪われ相手に読まれて見えるもワンパターンに見え、バリエーションという点で課題が残ったかも知れません モールもうまくいかず全国制覇レベルとの戦いには課題を残したかと思われます



※BK
大阪桐蔭:天理戦同様、特に常翔学園戦では鋭くタックル刺してくる相手にノックオン多発がやはり目立つ 展開でとりきる力という点ではまだまだこれからに見えました
関大北陽:BKの体格も皆しっかりしてますが例年同様展開の鋭さという点では課題が残り、準決勝の大阪桐蔭戦でもほとんど突破出来てませんでした
常翔学園:BKの体格も皆しっかりしており鋭い展開ラグビーを例年同様見せますが全国制覇レベルの学校相手だとほとんど前で止められてしまう FW戦で苦しい戦いを強いられて見えたこともあり、BKも苦戦は否めませんでした



※大阪桐蔭
受けにまわってしまった天理戦と違い準決勝決勝ともに自分からガンガンいけてましたが相手に受け止められるとノックオンなどミスを繰り返す やや勇み足的な側面も 結局両日とも天理戦同様無理せずPGチャンスきたら手堅く3点とりにいったことが功を奏す ぶつかり合いで勝ってる中での上記選択ですので相手に自信を与える可能性は低いと思われ、有効な選択だったと思います 選抜を決め近畿も制し公式戦の経験値がさらに増やせそうなところまできており、本当にそうなって選抜以降への大きな財産とするべく、ぜひとも選抜初制覇といきたいところかと思われます 高いレベルで見ればやはりまだまだ課題も多く残って見えますが、期待値もやはり大きくとても楽しみかと思われます



※関大北陽
全国Bシードクラスの力を誇る 準決勝の大阪桐蔭戦では 重たさ で相手を受け止め全国レベルの相手に守って踏ん張りは見せる 大型チームだが動きの鋭さは今一歩という毎年の特徴は今季も同様 全国制覇クラスの相手に対抗するにはFW主体のもっちゃりしたラグビーに持ち込んでロースコアの接戦に活路というのが現状かと思われますがそれをやるにしてもスクラム等今以上に低く鋭くあたる事が必要になってくるかと思われます ひとつひとつの動きの躍動感が増してBK展開でもトライがとれるようになってくれば、全国大会でも優勝争いに絡むとこまでくる可能性は秘めているかと思われます 選抜は全国クラスの動きや強さを体感して、その必要性を身をもって感じ取るべく、勝ち進んでいくことを目指す大会になるかと思われます


※常翔学園
全国Bシードクラスの力を誇りAシード相手にも喰らいつくまではいける力はあるかと想われ、さらに言えば今後全国Aシードクラスの力へと進化を遂げる可能性も十分あるように感じました FW BK共に個々はAシードクラスの相手にも勝負出来る選手が多く一発のタックルではビクともせずに前へと突破する力がある選手が多いと感じました その個々の強さをチームとしてのラグビーの強さにつなげていくことが出来れば、決勝の相手にもがっぷり四つに組んで渡り合えるようになるかと思われます