じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

関西学院 京都成章 常翔学園 大阪桐蔭

2021-03-17 21:01:01 | 高校ラグビー

先月の事を今頃

 

✳️FW

関西学院:やや小型だが皆骨太筋肉しっかりしており体格に穴なし。ただ、スクラムはでかい相手に歯が立たず

京都成章:今年もとにかくでかさ重たさを感じるが筋肉という点ではやや物足りなさも。スクラムは体格のままに相手を圧倒。

常翔学園:一列目はあんこがた。両ロックはリフトあげるに適した体型。両FLはまるでWTBのような感じ。エイトはそれらしい体型。一見小粒もバランスがとれており筋肉、骨格がしっかりして骨太感あり見るからに強くて鋭そうだった。集散の速さも例年にも増して出色。ただ、密集での攻防ではターンオーバーされたりと課題も残った。全国クラスの強さを誇るFW相手でもマイボールまで押し込むほどにスクラム圧倒。
大阪桐蔭:サニックスの時同様体格に穴なしもサニックスの時に強さを誇っていたスクラムで完敗。全国制覇クラスの相手にはもっと重心を低く組まないといけない。ラインアウトのリフトはこの日も安定していたためその後のモールしっかり組めていた。これは両ロックが全国制覇クラスの相手でも通用するということも意味するかと思われる。密集での攻防でも全国制覇クラスの相手にやや勝ることが出来ていたのも収穫か


✳️BK

関西学院:バックスも筋肉しっかりしており骨太感あり強そうではあった。展開力は全国レベルで見て及第点か

京都成章:でかいが線の細さも一方で目立つ。展開力はこちらも全国レベルで見て及第点か

常翔学園:ここ数年と比べて筋肉、骨格がしっかりして見え骨太感溢れる選手が多く見るからに強くて鋭そうだった。ハーフの球出しの速さからの高速展開は例年にも増して健在な上、それを全国レベルの相手でも発揮できていた。ただ、そうした相手だとノックオンが目だったのは課題として残った。
大阪桐蔭:旧チーム同様体格に穴感じないがやや線の細い選手を接点から遠いポジションに配置しても見えるのはサニックスの時同様。ハーフの球だしは速さだけでなくパススピード、展開スピードもサニックスの時よりは速くなっているが全国レベルで見ればまだまだ。それがこの日は全国制覇クラスの相手に顕著に表れてしまった。立ったままでのパス回しも相手が全国制覇クラスとなるとまだまだ目立つ。

 


✳️関西学院

現状全国Bシードレベル。でかくて重たい相手にその力を出させぬスピードと腰を低くしたスクラムを組んでそうした相手に対抗する術をつけることが今後の課題か。

✳️京都成章

こちらも現状全国BシードレベルだがこちらはAに対抗する力もありそう。全国制覇クラスのスピード鋭さを誇る相手への対応力が鍵か

 


✳️常翔学園

久々全国制覇が狙えるレベル。その一言に尽きる。近畿まで戦って未だ全試合4トライ以上3トライ以下は素晴らしい数字。

 


✳️大阪桐蔭
サニックスの時よりチーム力上がって見えるが全国制覇を狙える力には、まだ至っていない。今後はFWは重心を低くしたスクラム。BKは展開スピードをもっと上げることが必要かと思われる。現状全国Bシードレベルかと思われるがAに対抗する力もあることを証明した。力の差がある相手に最後まで食らいついて試合を壊さなかったのは収穫か。一方で力不足も痛感させられたこの時の試合であった。苦しい時にムラッ気を出さないようになれるかも、今後の飛躍の鍵かと思われます。