※大阪桐蔭
2月の新人戦で見たときから南津守でのセレッソ大阪堺レディースや韓国選抜などとの試合を経るなど、新人戦での敗北以降、FW永野さん10をボランチにまわして、その時のボランチの選手をFWに回したのかどうかわかりませんがいろいろテコ入れしましたが結果は新人戦同様1-3で負け。しかも内容的には新人戦の時以上に相手に圧倒され、0-5でもおかしくない内容。後半4バックから3バックにするなど大胆に戦い方を変えてなんとかかんとかサッカーらしいスコアでの負けにとどめるのがせいぜいに見えた。南津守でもフィジカルが決して大きくないセレッソ大阪堺レディース相手なら、例え大商学園よりテクニックで勝っていても互角に渡り合えるが大商学園同様のフィジカルを誇る韓国選抜にはその時も勝てていない。相変わらず華奢な選手が多く、屈強な体格を誇る相手との戦い方の課題は全く解消されていないと言っていい。今日もそんな彼女らにワイドに展開され左右に振り回されてはなすすべなく見えた。今後選手個々の体つきを、もっと骨格がしっかりしたものにする必要は当然あるが、現状、それも容易なことではないであろう。なら、戦い方をもっと工夫しなければならない。明らかに自分たちより屈強な相手に正攻法で立ち向かったところで結果は見えている。新人戦の時も書いたが、前線の選手のゴール嗅覚を活かすべく、まずは引いて守りをしっかり固めて自陣ではシンプルに蹴っ飛ばして前線の選手の個人技、センスに頼む。相手の強さ、自分たちの弱さを認めた戦い方も必要であろう。現に新人戦の追手門学院はそうした戦い方で大商学園を苦しめている。インターハイ予選で大商学園相手にPKまで持ち込んだ大阪学芸もまた、そうした戦い方をしたのだと推察される。新人戦で大阪桐蔭を苦しめた時もまた、そうした戦い方をしていましたから。大阪桐蔭ももはや、プライドにこだわって見えるような戦い方をしてる場合ではないのかも知れませんね。
※大商学園
新人戦に続き大阪桐蔭に完勝。フィジカルの優位さを活かしてグランドを大きく使ったサッカーで華奢な大阪桐蔭を右へ左へと振り回して中央で仕留めるといった感じでした。今後の課題はボール支配率にもっとこだわったサッカーを志向することか。ここまで大阪桐蔭には2度とも完勝しているが、それ以外の強豪、追手門学院や大阪学芸にはここまで苦戦している。同校の場合、フィジカルの強さ激しさ速さ鋭さ、そして巧さを前面に押し出して前へ前へとどんどん押し寄せてくる迫力のサッカーを展開するが、退いて守る相手に押してばかりではそうは点はとれない。引いて守る相手をいかに緩急つけて崩すかが、今後の課題かもですね。
イチオシプレーヤー
※大阪桐蔭
ボランチ永野さん10:後半追撃の狼煙を上げるFKをゴール前中央から決める。女性のため強さはまだまだだが精度はなかなかのものだった。
途中出場の右MF18:新人戦の時のスタメンの山下さんではと推察してましたが、この選手の低くて速いクロスは、中央の選手がしっかり対応できれば、脅威となるであろう。
FW11番:小柄な選手ではあるがゴール前で体の強さを発揮し、相手に寄せられても次につながるプレーが出来ていたと思います。新人戦ではボランチだった田中さんかと推察してました。
FW大島さん9:時折前線で相手に怖さを与える動きは見せていたが、屈強なディフェンス相手に持ち前の?ゴール嗅覚を見せることはできず。この選手のゴールセンスを活かすには、カウンターサッカーのほうがいいのかと思われる。
※大商学園
GK1:新人戦と同じなら西村さんだが違う選手の可能性も。積極的かつ適格な判断の飛び出しで、相手のカウンター封じに成功。
DF中山さん10:新人戦の時と同じ背番号なら中山さんであり、多分そうであると思われる。この選手がなぜ、終盤大勢決してからの出場だったかはわからないが、それでもキャプテンとして十分に存在感を示す。怪我だったのかもだが、動きみるかぎり大丈夫そうだった。怪我上がり、だったのかもですね。
ボランチフジネさん9:新人戦で同校で最も印象に残った選手の一人だが、今日も存在感十分だった。
FW11:新人戦の時と同じなら山田さんと言うことになるのだが、新人戦の時はゴールセンスという点で課題が残るようにも見えたが、今日見ると、前線で十分怖さを発揮できる選手になって見えた。
以上です。
以上です。