私が初めてバッハの音楽を認識して聴いたのは今から50年も前、中学1年の音楽の授業のことだった。当時週2回ある内、1回は音楽史に沿ってレコードを聴くことにあてられた。その第1回にバッハのフランス組曲第5番(G,BWV816)を先生が選んで聴かせてくれた。この曲を構成するアルマンド、クーラント、サラバンド、ガヴォット、ブレ、ルール、ジグの名前を覚えるように指示された。バッハの音楽と出会った最初の経験である。高校を卒業するころになってから好んでバッハの作品を聴くようになった。といっても当時のLPの値段は学生には高過ぎて買えず、早朝のFM放送が主だった。角倉二郎、服部幸三、皆川達夫等のDJの先生方の名前をいまでも覚えている。社会人になり自由にお金を使えるようになって初めて買ったLPもフランス組曲(H,ヴァルヒャ演奏)だった。以後今日に至るまで「私のすきなもの」の第一位は ヨハン・セバスティアン・バッハ であり死ぬまで動かしようがない。
画像はそのLPとグレン・グールドのバッハの作品のCD。
BWV816を聴く。 左をクリックをしてください。
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