古都探索日記

奈良や京都の散策日記

教会音楽フォーラム 5回目

2010-10-18 09:59:03 | 音楽
 10月16日、神言会にて教会音楽フォーラム第5回「パイプオルガン建築」に参加。今回は吉田先生に代わり加藤先生がピンチヒッター。オルガンの歴史、構造などについて。講義の内容を要約すると、

 オルガンの起源ほど明確なものは他になく紀元前246年に作られた。水オルガン(Hydraulius)と呼ばれふいごのかわりに水圧を使い、クテビウスという床屋によって発明された。ローマ帝国でも皇帝ネロが導入した記録が残っている。キリスト教とむすびついて以後発展していく。
 パイプオルガンのほかに小型のポルタティーフ、レガール、ポジティフ(カンタータの演奏に使用される)などがある。
 大オルガンは建物(教会)と共に設計、設置されるのでオルガン建築学という言葉があり、教会のものの方がコンサート・ホールより良い音がする。
 パイプにはプリンシパル、フルート、フルー、リードなど多くの種類があり、ストップの開閉で音の出止を制御する。
鍵盤のタッチでは音の強弱はコントーロールできず、最大音は全部のストップを開ける・・・と書ききれない。

 古いオルガンの演奏の中で実際に人力でふいごを動かすシーンがDVDによって上映されたのも印象深かった。
 
 講義のあと、南山大学の小型のパイプオルガンの見学(実際に触ったり、演奏することが許される)などの貴重な体験もできた。

 加藤先生、ありがとうございました!

 画像はバッハゆかりのオルガンの写真(講義とは無関係)
コメント
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