大池越しに見る薬師寺の東西の塔

　薬師寺から大池までは徒歩１５分。ガイドブックでお馴染みのこの写真をどうしても撮りたかった。是非、画像をクリックしてください。低性能のカメラでも巧く写すことができました。

　薬師寺を初めて訪れたのは３６年前のこと。金堂の再建工事のさなかだった。伽藍は東塔だけで寂れた印象が残っている。それから現在までにほとんどの白鳳伽藍が完成した。あざやかな朱色に彩られ大変立派であるが、枯れた唐招提寺のほうが私の好みである。

東塔

　唯一創建当時の白鳳様式の東塔。屋根の並びがリズミカルで美しい。また塗装がないのが清楚な印象を与える。塔内の天井画が公開されていた（鏡で反射させて観る）。

　１１月から東塔は解体修理に入り、８年後に完成予定。「それまで生きていられるかわからない」が今回の訪問の理由。

西塔

　昭和５６年に再建された西塔。４５０年ぶりに東西の塔が揃ったそうである。

金堂

　金堂は昭和５1年に再建された。

薬師寺 大講堂

　唐招提寺から薬師寺までは歩いてすぐ。写真は平成１５年に完成した大講堂。