バッハ・コレギウム・ジャパンコンサート

　オペラシティでのＢＣＪのコンサートへ。１０月３１日は宗教改革記念日でありそれにまつわるバッハのカンタータ２曲が主な演目。画像をクリックしてください。プログラムが拡大します。

　はじめに指揮者の鈴木雅明さんの解説があった。要約すると、巷ではこの日はハローウィンの日になっているが宗教改革と全く関係が無いわけではない。ハロウィンとは「カトリックの聖人の日」１１月１日の前夜祭を意味する。ルターはこのタイミングを狙ってヴィッテンブルグ城教会の扉に９５ヶ条の提題を貼り宗教改革がはじまったのである。
　ルターからバッハまでは約２００年の時間差があり、この間にルター作のコラール「我らが神は堅き砦」は多くの作曲家によって様々にアレンジされてきた。コンサートではルターのオリジナルの斉唱から始まり多種の作品の合唱やオルガン編曲が演奏されたあとにカンタータが演奏された。ＢＷＶ７９は１７２５年の、ＢＷＶ８０は１７４４年の１０月３１日に演奏された。