古都探索日記

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メンデルスゾーンの宗教音楽 Ⅱ-2 エリヤ

2024-08-08 13:35:36 | 音楽
 8月7日、朝日カルチャーセンターにて受講。講師は吉田文先生。画像はテキストの作品概要の頁。

 1 エリヤ(日本語)について講義内容 (タイトルはElias)
 エリヤは旧約聖書「列王記」の預言者。イスラエル王国はその時代ダビデ王からの栄華は終わり、邪悪の王アハブによって滅亡の危機にあった。エリヤとエリシャは神の代弁者となり、神の力は彼らの行った多くの奇跡によつて現された。

 2 作品概要 1836年オラトリオ「パウロ」(新約聖書)の初演後、メンデルスゾーンはすぐに二作目のオラトリオの計画を始めた。しかし多忙などの理由から中断、1845年に再開、1846年8月26日、バーミンガムのタウンホールにて自身の指揮で初演(英語版)。1847年ハンブルクにて作者不在でドイツ語版を初演、この日メンデルスゾーンはライプツィヒで脳卒中で倒れる。11月4日、永眠。メンデルスゾーンがエリヤを選んだ理由は不明。
 作品はバッハのオラトリオのように聖句を福音史家が朗唱するのではなく、オペラのように対話形式で進められる。また序曲の前にエリヤの言葉が歌われるのも特徴の一つ。

 以上の講義の後、エリヤの前半部分を対訳を見ながら視聴。全体に暗い印象を受けた。

 自分では絶対に聴けない作品に接することができました。ありがとうございました。

 
コメント
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