古都探索日記

奈良や京都の散策日記

バッハ・コレギウム・ジャパン 結成20周年記念公演

2010-11-26 13:05:17 | 音楽

 オペラシティにこのコンサートを聴きにいく。内容は記念公演にふさわしい祝典用の2曲の世俗カンタータ、BWV214,205の二曲が選ばれている。2曲ともバロック・ティンパニと3本のトランペットをともなう賑やかで華麗な作品。205には2本のコルノ(ホルン)も加わる。

 画像は右がプログラム、中が記念写真集、左がプレミア・パーティーの記念品のワイングラス。バッハの紋章がつけられているなかなかの高級品。画像をクリックしてください。

曲目案内

BWV214 《 とどろけ太鼓、高鳴れラッパ 》  ザクセン選帝侯妃マリア・ヨーゼファの誕生日1733年12月8日に初演 全9曲。この曲は後年クリスマス・オラトリオBWV248に再利用されている。とくに第1曲の合唱は威勢がよく楽しいので有名。

BWV205 《 破れ、砕け、うち壊て 》  ライプツィヒ大学哲学科講師アウグスト・フリードリッヒ・ミュラー博士の聖名祝日1725年8月3日初演 全15曲 40分を超える大作。第5曲のテノールのアリアにはヴィオラ・ダモーレがオブリガートとして、ヴィオラ・ダ・ガンバがコンティヌオに加わるのが珍しい。第13曲の2本のトラヴェルソを伴うアルトとテノールのデュエットは「幻の結婚カンタータ」といわれるBWV216の終曲にソプラノ&アルトに形を変えて現れる。

2曲とも大編成のオーケストラを備えているので全てのアリアのオブリガート楽器が異なり興味深かった。

最後に珍しくBWV207のマーチがアンコールとして演奏された。この曲もティンパニとトランペットを伴って威勢がいい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 不忍通りの銀杏 | トップ | プレミアム・パーティー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事