今回のブランチコンサートで演奏されたBWV645 目覚めよと呼ぶ声あり について少し解説させてくだい。
このオルガンコラールはバッハの晩年1748年頃に出版されたシュープラーコラールの6曲の筆頭にある。シュープラーは出版者の名前。出所不明のBWV646以外はすべて教会カンタータからの転用。バッハのオルガン作品ではオルガニストとして働いていた1717年以前のものが大半を占める中、異色の作品群といえる。作風も対位法技巧を追求した若い時のものに比べコラールは明白に聴き取りやすく、カンタータが前身の優しい旋律が聴くものの心を和ませてくれる癒しの音楽といえる。作られたのは晩年であるがバッハ音楽を聴く人の入門用に適していると思う。
BWV645は教会カンタータ140番の第4曲のコラール ”シオンは物見らの歌うのを聴き”(テノール合唱)が転用された。
まず原曲を聴いてください。 左をクリックしてください。
次にBWV645を聴いてください。左をクリックしてください。楽譜を追うことができます。
上段がオルガンの右手(カンタータでは弦楽合奏)、中段が左手(テノール合唱のコラール)、下段がペタル(通奏低音)になります。
私がリクエストしたのは4回現れる左手部分をストップ(パイプ)を変えて演奏するというもの。吉田先生はフランス風トランペット~シャルマイ~クロモロヌ~ドイツ風トランペットの順に演奏された。思っていたように曲想がそれぞれ異なるがやはりドイツ風トランペットが適していると私は感じた。無理なリクエストをお受けて下さり返す返すありがとうございました。
画像はシュープラーコラール集のタイトルページ。
このオルガンコラールはバッハの晩年1748年頃に出版されたシュープラーコラールの6曲の筆頭にある。シュープラーは出版者の名前。出所不明のBWV646以外はすべて教会カンタータからの転用。バッハのオルガン作品ではオルガニストとして働いていた1717年以前のものが大半を占める中、異色の作品群といえる。作風も対位法技巧を追求した若い時のものに比べコラールは明白に聴き取りやすく、カンタータが前身の優しい旋律が聴くものの心を和ませてくれる癒しの音楽といえる。作られたのは晩年であるがバッハ音楽を聴く人の入門用に適していると思う。
BWV645は教会カンタータ140番の第4曲のコラール ”シオンは物見らの歌うのを聴き”(テノール合唱)が転用された。
まず原曲を聴いてください。 左をクリックしてください。
次にBWV645を聴いてください。左をクリックしてください。楽譜を追うことができます。
上段がオルガンの右手(カンタータでは弦楽合奏)、中段が左手(テノール合唱のコラール)、下段がペタル(通奏低音)になります。
私がリクエストしたのは4回現れる左手部分をストップ(パイプ)を変えて演奏するというもの。吉田先生はフランス風トランペット~シャルマイ~クロモロヌ~ドイツ風トランペットの順に演奏された。思っていたように曲想がそれぞれ異なるがやはりドイツ風トランペットが適していると私は感じた。無理なリクエストをお受けて下さり返す返すありがとうございました。
画像はシュープラーコラール集のタイトルページ。