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古都探索日記

奈良や京都の散策日記

愛しき人生のつくりかた

2016-02-13 10:00:47 | 映画
 2月11日、名演小劇場にて家内とこのフランス映画をみる。画像はパンフレットとチラシ(左)。夫を亡くした祖母と彼女を慕う大学生の孫との心の通いがテーマ。

 私は映画そのものに興味があったわけではなく、シャルル・トレネのシャンソンの名曲「残されし恋には」がこの映画の中に使われていることを知ったからだ。

 私が初めてこの曲を聴いたの38年も前になる。フランソワ・トリュフォ監督の「夜霧の恋人たち」にも使われていた。映画の内容は全く思い出せないがこの曲の美しさは忘れない。10年後購入したブロッサム・ディアリのLPのなかに英語版「I wish you love」として再会した。ここ名古屋では25年ほど前シャンソン歌手の黒川泰子さんの演奏を聴いた。最近では行きつけのジャズバー・マイルスにて平野クミさんのピアノ弾き語りにリクエストしたことがある。彼女のCDにも収録されている。以上がこの曲と私の関わりである。

 トレネの曲は失った恋を嘆くだけであるが、英語の歌詞は失恋した相手に新しい恋を見つけるよう願う少し大人の味になっている。下のそれぞれをクリックしてトレネとディアリーの演奏を聴き比べてください。

 シャルル・トレネを聴く。

 ブロッサム・ディアリーを聴く。
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FOUJITA

2015-11-16 10:32:28 | 映画
 11月14日、家内とこの映画を観に行く。藤田嗣治の画家としての生涯がテーマ。監督:小栗康兵 主演:オダギリ・ジョー。   画像 左:チラシ 右:プログラムからパリでの乱痴気騒ぎの画面

 パリ時代と第二次大戦中の日本での活動を主にその時代のエピソードをスクリーンに貼り付けていく手法が採られている。連続性と解説性がないので藤田についての知識が必要。

 見所は オダギリ・ジョーの藤田になりきった演技、日本での疎開先の四季折々の自然の美しさ、最後に現れるランスのノートル=ダム・ド・ラ・ペの遺作であるフレスコ画などが挙げられる。また代表作品も数々登場。全体に画面がとても美しい。


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海街diary

2015-06-22 17:19:31 | 映画
 家内に誘われてこの映画をみる。画像をクリックしてください。上中央がプログラム、下段が原作の漫画(吉田秋生)、プログラムの両側は原作に登場する鎌倉グルメのガイドブック。

 鎌倉に住む三姉妹が家出した父親の死をきっかけに腹違いの妹を迎えて新たな生活を向かえる。その新生活での日々の機微がテーマ。

 監督:是枝裕和  主演:綾瀬はるか、広瀬すず他

 なかなかの秀作。話の筋は言えないがまず画面が美しい、鎌倉の季節の移ろいが巧みに取り入れられている。また静かなせりふによって心の動きが表現される。小津作品を見ているようだった。
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メリー・ウィドウ

2015-03-03 18:32:57 | 映画
 2月26日、ミッドランドシネマにてNYメトロポリタン・オペラのオペレッタ「メリー・ウィドウ」を見る。主演ルネ・フレミング、ネイサン・ガン。1月17日のNY公演の実写映画版。幕間には出演者や演出家へのインタビューもあり見ごたえがあった。拍手している観客がいるほどだった。ただし英語が使われているのでミュージカル映画を見ているようでもあった。

 20年以上も前、本場ウィーンのフォルクスオーパーの名古屋公演で生まれて初めてオペレッタを鑑賞した。上演された3作品すべてに感動したのを覚えている。

 画像は映画のチラシ(左)とフォルクスオーパーの公演プログラムから劇場と公演の日程。

 一番の見せ場「唇は語らずとも」(ドイツ語版 Lippen schweigen)を聴く。左をクリックしてください。
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深夜食堂

2015-02-09 19:39:23 | 映画
 2月8日、家内とこの映画を観に行く。監督 松岡錠司、 原作 安倍夜郎、 主演 小林 薫

 漫画からTVドラマ化さらに映画作品になった話題作。新宿らしき猥雑な盛り場の夜中の12時開店、朝7時閉店の「めしや」に集う常連客たちが主人公。ごく普通でも少し味のある小話がテーマ。

 食堂のメニューは豚汁定食と飲み物だけ、あとは客の注文にそって店主が作るスタイル。いかにも夜の新宿を体現する濃いキャラクターの客が次々と登場。各々のエピソードには料理の名前がつけられている。ナポリタン、ととろ汁、カレーライスなど。ととろ汁が私には最も印象に残った。

 ナポリタンは鉄板皿にとき卵をひきその上にナポリタンを載せる名古屋ではイタリアンとよばれる喫茶店の定番。造り方まで丁寧に撮影されている。監督が名古屋出身と知って「なるほどなー!」と思った。画像はプログラムの表紙。

 なかなか面白かった。私はこのような映画が好きである。
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