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原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

【告発!検察「裏ガネ作り」】新たに入った木の台で食事をする。その上で物を書く。それより前はトイレの木蓋の上で書いていた ※44回目の紹介

2016-12-21 22:00:11 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。44回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

----------------

**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

6 異常な取り調べ P101~

 そのころになると、ようやく広さ30センチ×50センチ、高さ30センチほどの木の台が1つ入った。以前は段ボール箱であった。新たに入った木の台で食事をする。その上で物を書く。それより前はトイレの木蓋の上で書いていた。歯ブラシも中に入った。石けんも入った。徐々に生活環境が改善された。所内用語でいうと、一部、処遇緩和がなされたのである。

「未決収容者生活のしおり」というのが独居房に置かれていた。

 生活心得、未決拘禁の目的、入所、給養、領置、購入、差し入れ、宅下げから、保険・衛生、医療、賞罰、苦情および不服申し立て、処遇、外部交通、請願作業、保険、出所、出廷など、あらゆることがわかるように説明がされている。しかし、これらの用語の中には一般的には意味不明なものもあるかと思うので、いくつか簡単に説明をしておこう。

 給養というのは、食事、生活用品など、官(施設)側が支給することを示す。領置とは自分の手許にはおかない私物を預けること。宅下げは、私物を家族、知人など外部の人に持って帰って貰う手続きのことである。外部交通は、面会や手紙の発受のことだ。請願作業は、金を持っていない収容者が施設側に願い出て、袋貼りなどの簡単な作業によって、金を得ることをいう。

 入浴は週2回で夏期は3回になる。入浴時間は15分だけ。戸外運動は、休日、入浴日、雨天以外は毎日実施される。時間は30分である。医療施設もとりあえずある。私は糖尿病で薬の投与を受けていた。

 また、6月中旬になって接見禁止の一部が解除され、新聞、雑誌の購読が認められるようになった。それまでは書物を読むことも禁止されていたのだ。(ちなみに所内用語では、『文書、戸画の閲読禁止』という)7月10日から朝日新聞の朝夕刊を読み始めた。「週刊文春」「週刊朝日」の購買も始めた。ようやく社会の出来事がわかるようになった。それまでは社会と完全に遮断されていた。

 

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』(異常な取り調べ)は、

2016/12/26(月)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


12月20日(火)のつぶやき

2016-12-21 02:22:45 | つぶやき

【フクシマ見聞録】”どれが小さな嚢胞で、どれが小さな血管なのか”判断する こんな検査やったら2、3分でできるわけがない ※52回目の紹介

2016-12-20 22:24:19 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。52回目の紹介

【フクシマ見聞録】

”どれが小さな嚢胞で、どれが小さな血管なのか”判断する

こんな検査やったら2、3分でできるわけがない

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年12月04日のツイートから


福島行-「まあ、、はなしが飛んじゃった。

(スクリーンの画像が二枚の甲状腺のエコー画像に変わる。

一枚はレントゲン写真のような通常のもの、
もう一枚の甲状腺画像にはそこに点々と赤、
青の色が箇所が色付けされている)で、
それでなんでこれを出したかというとね、
色が付いてますよね。-

 

-「でね、右側の写真と左側の写真、
ほぼ同じ場所で撮っている。
それで、右側の写真だと黒いのいっぱいありますよね。

ところが黒いのがいっぱいある”中で”、
実はかなりの部分が血管なんです。

それで、左側のこの色のついているのが、
その血管、血管というのは
血流、血液の流れがありますよね。-

 

-「血液の流れを超音波で捉えると、
カラー表示にするとああいうふうになる。

色がついている部分は赤だろうと青だろうと
流れの方向が違うだけで、色がついているのは全部血管です。

そうするとこうやって比較して、はじめて
”どれが小さな嚢胞で、どれが小さな血管なのか”
ということを判断するために-

 

-「こういうことを検査するわけです。

で、こんな検査やったら2、3分でできるわけがない。

で、私たちの診療所ではこういうことをやりながら、
検査してますから、とてもとても10分以内には終わらないんです。

これもそうですね、、。
(画像が別の甲状腺二対の写真に変わる)-

 

-「でこれを見ると色のついたところがひじょうに少ないので、
大部分が小さな嚢胞ですよ、ということになる。

そこで、そういう検査をして、今その、、、
福島県で検査した結果の話ではですね、さっきも言いましたけれども、
こういうふうな小さな嚢胞、無数に数えられない嚢胞が-

 

-「”小さなこどもたちに何が起きてるのか”、それがわたしは
”ひじょうに”気になるんです。

こういうような状態に甲状腺があるということは、
どっかに癌が起きるんじゃないか、という可能性があるんじゃないかということを-

 

-「我々はひじょうに心配している。なので、こういうあの、、
その蜂の巣のようなことが甲状腺に起きているお子さんは、
もうこれから、、あの、、、ね(言うことをためらわれる様子)、
何十年もかけていろいろ検査してゆく必要があると思うんですね。
とりあえず、必ず、6ヶ月以内に必ず検査をして、-

 

-「それでしかも甲状腺の機能が低下しているかどうかという変化も診ながら、
あの半年ごとにきちっとね、観てゆく体制をとっています。

で、それを、どうなるかわかりませんけれども、たとえば
3年後、5年後、こういうこどもからその、癌が出る”かも”しれません。
出ないのかもしれません。-

 

-「まったくわかりませんが、とにかく”異常である”ということだけは
間違いないというので、あの、私たちは、、、

これは福島県で18例の癌が出ましたけれども、、時間がなくなったので飛ばします-」
異常が起きている。それがどうなってゆくのかわからない。-

 

-だから、その機能面も含めて、6ヶ月以内ごとの検査をしてゆく。
甲状腺の画像を一般に向けて説明をしたことも、意義が大きいと思う。
2013年3月10日の報告会では県による調査で、
いかに検査結果画像を取得するのが困難か話があった。
そのときの説明を再度載せる。-

 

-松江院長の発言。「-県も逐一電話では応答できない。

それで書類を出せ、と言うんです。検査内容の詳細を知りたい旨書類を出し、
親子関係証明の戸籍謄本(ここでおどろきの声が若干があがった)、
申請書だして認められたら、やっと送られてくる。
でもそれも簡単な内容です。-

 

-「具体的な内容はないんです。超音波の写真コピーをもらうのがまた難しい、
写真請求にも手続きがあって、それでも送られて来なかったとか、
つまりどういう検査をしているのか分からない。

a1は二年後に診るんですが、a2も異常があっても二年後。
なぜこの二つを分けているのかが分からない-」-

 

-一人足を運んで話を聞き込んでいた福島は、2013年3月の時点で、
すでに統制社会の中に入っていた。秘密-。

本来あきらかにされるべきことが、行政と専門家のふところ
に閉じ込められて出てこない。

そのことがもっともわかりやすく露出したのがこの甲状腺問題だった。-

 

-今は2013年12月。今から9ヶ月前に、自分は職場のある老女が
言った言葉を書いた。

それは、戦争がはじまった時のことを聞いたときに
彼女が言った言葉だった「-それがねえ、いつの間にかはじまちゃってたの。
なんかやってるなあ、と思ってたら、もう戦争がはじまちゃってた-」-

 

-彼女は東京のとある街で生まれ、育った。
結核で片肺を切除した経緯をもっている。

その彼女からすると遠雷のようなものでしかなかった遠くはなれた場所のことが、
きづけば彼女の頭上を覆う状態になっていた。

おそらくのその萌芽はあちこちにあったのだと思う。
気づかずに、それは進行していた。-

 

-9ヶ月前の自分には、福島のその状況が、やがて社会を覆う
凶事の萌芽そのものに思えた。そして9ヶ月後-。

秘密という言葉を冠する法律が尋常でない速度で成立しようとしている。
今日もその抗議に人が霞ヶ関に集まるらしいが、自分は夜勤でゆくことができない。-

 

-話がずれた。ふくしま共同診療所について、
中核派がからむというので遮断する方が多い。

それは外国でも同じだと聞いている。日本の国により、
暴力団と同じような暴力組織として認定されているというので、
距離を置こうとする人間がいることをドイツでも聞いている。-

 

-で、その暴力組織のくくりを国から受ける組織がなにをやっているかというと、
甲状腺の状態を住民に説明し、なにが起こるかわからないから診てゆこうとしている。
(おいおい-)自分は嗤ってしまう。
(いったい、どっちが暴力なんだよ-)松江院長の話はつづく。-

 

 ※次回に続く

 2016/12/21(水)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】日中は壁に背中をくっつけて座る。寝そべることも横になることも禁じられているからだ ※43回目の紹介

2016-12-20 22:00:38 | 【フクシマ見聞録】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。43回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

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**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

6 異常な取り調べ P100~

 5月30日に収賄罪などで追起訴された。これで捜査は終わった(5月31日からは調べもない)。捜査というよりでっちあげである。恐ろしいことである。これは読者のみなさんにとっても決して他人事ではない。このような検察首脳が現職でいる限り、検察批判をするものは私のようなことになるであろう。ぜひ自らの問題として考えてもらいたい。

 逮捕から40日になろうとしていた。長い勾留生活が続いていた。毎日、弁護人が接見に来てくれることだけが、唯一の楽しみだ。人と話す機会はそれしかなかった。人間にとって人と接触することがいかに大事であるかがよくわかった。朝起きても、夜寝ても、独居房である。昼間はショベルカーの音がよく聞こえた。子供の声も遠くで聞こえた。夏祭りらしい掛け声も聞こえた。さまざまな音が混じりあっていた。市街地の雑音というのだろうか。人影はまったく見えない。夜になると高層マンションに明かりがともる。人々の生活のにおいがする。家族の楽しい団らんが聞こえてきそうだ。夜間は飛行機がよく飛んでいた。カレンダーはあるが、今日が男一なのかよくわからないこともあった。

 時計がないので入所当初は時間もよくわからなかった。しかし、ここでの生活に慣れだしたことには、陽ざしがズレるにつれて、鉄格子の影が時計の針のように移動して行くことに気づき、おおよそながら時間の検討がつくようになった。日中は壁に背中をくっつけて座る。寝そべることも横になることも禁じられているからだ。

 

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』(異常な取り調べ)は、

2016/12/21(水)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


12月19日(月)のつぶやき

2016-12-20 02:18:17 | つぶやき

【フクシマ見聞録】悪口はあんまり言いたくないんだけれども、大学っていうところはろくでもない所なんですよね ※51回目の紹介

2016-12-19 22:14:37 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。51回目の紹介

【フクシマ見聞録】

悪口はあんまり言いたくないんだけれども、

大学っていうところはろくでもない所なんですよね

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年12月02~03のツイートから


福島行-松江院長は言った。

「出来ないけれども、これがですね、その、、
福島だけに起きていることなのか
どうかっていうのが分からないんです。

ところが国はですね、福島で変化が起きているというんで、
福島とそれから福島県以外の県とね、

比較しようというんで、青森県とええと山梨と長崎かな。-

 

- 「その県の検査をしました。

で、何千例したら福島と変わっていないんだから、
なのでしたがって福島は放射線と関係ないよ、って。

”何が関係ないのか”、ってこれもまた
よくもわからないはなしなんですけれどね、、、。

(症例の画像に戻す)まあ、、。

こども見てください。ねえ、これ、、、。-

 

-「だれが見てもわかるでしょうこんなね、、。

黒いのがぜんぶ小さな嚢胞だと思ってください。

で、一個一個がぜんぶ1ミリ以下、”1ミリ以下”ですよ。

そこで、あのわたしたちはあのこの診療所ではですね、
検査がすくなくとも、10分。だいたい15分くらいというのが多い。

基準にして検査してます-

 

-「ところが県の検査では、、。

お母さん方がその心配してお子さん連れてくるんですよね。

で連れてくるんですが、そのお母さん方が県の検査を
受けましたかって聞いたら、「受けてます」、でどのぐらいの時間です、
って聞いたら、一番短い時間を言ったお母さんは「五秒。」と答えた。-

 

-「まあ五秒ってことは座ってまもなくだからそれはないでしょうと。

でもだいたいね、長くとも2、3分ですねって言う。ね。

その、我々超音波の検査してる人間からすると2、3分ってことは
”あり得ないんです。”で、まあ3分はゆるしたとしてもね、2、3分、、、。-

 

-「ということはどういうことかって言うとね、
皆さん方超音波の検査受けられたことがあるかもしれませんけれども、

それ見ると分かると思うんですよね、要するに超音波っていうのは、
機械を当てると、、、当てるとすぐですね、画像がでてくるんです。
だから、当てさえすれば見えますから、-

 

-「だから見えることは見えるんです。だけど”何を見ているか”っていうこと。

で、”何を見て何かがあったら記録をどうするんだ”。

で、記録をしなければその、、相手に伝わらないじゃないですか。ね。

だから記録を残す、しかも証拠となるような”あきらかな”
その画像、写真を記録に残すっていう事-

 

-「をやると、ぜったい”10分じゃ終わらない”んです。ね。
ということは、2、3分でやってるというのは、記録も残さないし、
ざあっ、とやっておしまい、というようなことをやってるんじゃないかと思うんです。

だから、私たちの診療所に来られた方がですね、で、なんか言われたらその記録をね-

 

-「その写真として持ってますかって聞いたらね、
「その写真が欲しいって言っても出してくれない」とこう言うんですね。で、
出してくれない、ということは、写真があっても出してくれないのか、
わたしに言わせると写真もないんじゃないかと思うんです。-

 

-「だから写真を撮らない、記録も残さないということになればさあっとやって、
さっさっさっ(喉の周りに『井』の字を書くような手振りで)
とやってなにもなければ終わり、それなら5秒で終わりますよ。
というようなことをたぶん福島県の検査はやっている-」
院長の話は続く。-

 

福島行-ひどいものだと思う。福島県民健康管理調査の検査手法について、
おそらく松江医師のみならず、超音波検査に携わる医師ならば、
皆、その手順に驚くのだろう。

もうすでに聞き知っているかもしれない。だが、声を上げない。
だんまりを決め込んでいる。
このことがメディアの俎上にのることもない-

 

-ただひたすら、結果だけを報じ、そして被曝とは関係がないという
専門家の意見だけがタレ流される。

つくづく、腐り果てていると思う。炉心溶融の際もそうだった。
原発について専門的な知識をもっている学者なら”誰しもが”、
炉心溶融に不可避的に至る、至ったことを知っていた。-

 

-だが、同じ構図の歪んだ情報のみが喧伝された。

みな、専門家の白衣の権威のなかに閉じこもり、黙っていた。
「で、その福島県の検査をやっているのが、
なんと福島医大というところですが、、、」松江医師は言った。-

 

-「まあ、悪口はあんまり言いたくないんだけれども、その、あのね、
大学っていうところはろくでもない所なんですよね。(会場から嗤い)。

で何がろくでもないかっていうと、ようするに要するにね、
医者もね、派遣する権力ももっている所なんです。
だから、要するに医療に関してはね、ぜんぶね、-

 

-「そのね権限をもっているというふうにね、大学っていうのは
錯覚してるんだと思います。

それで、大学でやってんだからこれが最高である、、
てこれも錯覚なんですけれどもね、。ていう所なんですよね、
大学っていうのは。

だから私の出身の大学はやっぱり言いませんけれども-

 

-「”おんなじようなことやってるんです”。
あの、、、『白い巨塔』って話があったんだですが
(会場からすこし大きな嗤い)『白い巨塔』って小説ありますよね。

あの舞台はわたしの大学なんです。でそれの主人公ももう死んじゃった、
いやまだ生きてるかな、、、で、まあそういうところなんですよね」-

 ※次回に続く

 2016/12/20(火)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】検事の思うままの調書がつくられてしまう。それが致命傷となる ※42回目の紹介

2016-12-19 22:00:13 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。42回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

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**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

6 異常な取り調べ P99~

 結局、収賄事件に関する私の調書は1通もつくらせなかった。調書を作成するか否かは被疑者側の問題である。今回のような意図的な捜査で被疑者が調書をつくらされるのは自殺行為だ、と先に書いた。大阪城の堀が埋められ裸城となるのと同じだからだ。裸城では戦はできない。公判は闘いだ。相手も必死だから、こちらも必死にならざるを得ない。こんな状況で券面調書をつくられたらどうなるだろうか。

 被疑者調書はいわば被疑者側の言い分である。しかし、相手(検察)は私に何も知らせずに私の調書を取ろうとする。そんなことをしたら闘いは負けたも同じだ。

 検察がその調書に書かれた「言い分」をズタズタにする”逆裏付け”捜査をすることが必至だからだ。私も30年近く検事生活をしてきたから、それは痛いほどよくわかる。

 調書というのは検事の都合のいいようにつくられる。都合のいいところが協調され、都合の悪いところは省かれる。裁判官はそれを見て、調書化されていない(検察にとって都合の悪い)部分は、そのような供述がされていないとみる。もちろん、実際はそうではない。調書かされていないだけだ。

 法廷でいくらそのことを証言しても、

「君は検面調書ではそんなことは言ってないではないか」

 と言われるだけだ。検面調書に書かれていないのだから、そんな事実はないのではないかという論法である。

「そんなことはありません。検事さんにはきちんとお話ししているはずです」

 と言っても後の祭りだ。

 一般の人が検事の取り調べを受けると法律的に何が重要なのか、何が重要でないのかがよくわからない。そこで検事の思うままの調書がつくられてしまう。それが致命傷となる。したがって調書は作成しない方がいい。しかし、保釈が難しくなることは覚悟しなければならない。それが日本の裁判の実情である。

 

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』(異常な取り調べ)は、

2016/12/20(火)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


12月18日(日)のつぶやき

2016-12-19 02:17:47 | つぶやき

12月17日(土)のつぶやき

2016-12-18 02:19:16 | つぶやき

12月16日(金)のつぶやき

2016-12-17 02:23:07 | つぶやき

12月15日(木)のつぶやき

2016-12-16 02:24:19 | つぶやき

【フクシマ見聞録】(甲状腺)9ヶ月経過の段階で600人の患者のうち、20%(121名)に嚢胞があり、8%(48人)が蜂の巣状態 ※50回目の紹介

2016-12-15 22:15:10 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。50回目の紹介

【フクシマ見聞録】

9ヶ月経過の段階で600人の患者のうち、

20%(121名)に嚢胞があり、8%(48人)が蜂の巣状態

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年11月30日のツイートから


福島行-松江院長は言った。
「で、ということは、医者の方が無視しているのか、
論文にしてもおもしろくないから書かないのかそれはわかりませんけれども
、とにかくこういう数字っていうのは”異常”なんですよね。

それでこれが出てくることがいったい放射線と関係があるのか、
っていうことなんですが-

 

-「崎山先生にこれをどう評価するのかっていうのを
ちょっと後で教えていただきたいと思うんですが、。

まあいずれにしても、その福島でこういうものが出てきている、
っていうのがわたしにとっては驚きなんですよね。-」

スクリーンの画像が変わる。甲状腺のエコー画像だった。-

 

-暗色を後景に灰色でうかびあがるその画像は、車麩の断面を思わせた。

「-それで、ええ、、いろんな症例がありますけれども、
これはちょっと典型といいますかね、はっきりとした、、

まあこれ嚢胞といえば嚢胞なんですけれどもね、
嚢胞っていうのは水がようするに溜まっていますから、-

 

-暗色を後景に灰色でうかびあがるその画像は、車麩の断面を思わせた。

「-それで、ええ、、いろんな症例がありますけれども、
これはちょっと典型といいますかね、はっきりとした、、

まあこれ嚢胞といえば嚢胞なんですけれどもね、
嚢胞っていうのは水がようするに溜まっていますから、-

 

-「これがね、こう真ん中にして、これが輪切り、水平、で撮っている。

で、これが縦で撮っている。だから同じような場所を横で
撮っているのと縦で撮っている。で、黒いのを見てください。

ぼつぼつぼつぼつ、、、ずっ、とありますね。、
これもそうです。こういう黒いのがいっぱいありますね。-

 

-「こういうのをわたしはね、”蜂の巣”と言ってるんです。
そうするとこれ、数えようがないじゃないですか。

もう一個一個、それでこれ一個が1ミリ以下なんです。

この一個一個がね。そうするとね、1ミリ以下、1ミリ前後のものが、
甲状腺の中にかなりの広範囲の中に無数にある。-

 

-「これはいったいどういうことなんだ、と。そうするとさっき出しました、
一個のあれ(画像)ありましたよね、一個なら話はわかるんですよ。

ね、その場所になにか出来ましたよ、って言えばまだわかる。
ところが、これね甲状腺”全体に”こんなものが出来てるってことは、-

 

-「甲状腺全部がなんらかによって侵されている、という。

そうするとどう考えられても放射線とまず考えられるのが常識じゃないですか。」

松江院長は言った。この蜂の巣状という話は今年2013年3月10日の
報告会ででてきた問題だった。

ふくしま共同診療所開院3ヶ月の段階でおこなれた報告会で-

 

-松江医師はこんな事を言っていた。その頃の患者は150名ほど。

「これはほんとに驚いたんですが、まず嚢胞が30%くらい出てくる。

県の検査でも35%。お話した県の短い検査では1、2ミリのものは
おそらく見逃してると思うんですが、

我々と医大とののう胞の数は検査では違いがありませんでした-

 

-「ところが違うところが出てきた。その30%の約半分に、
細かな嚢胞がぼこぼこぼこぼこ、無数に散っているんです。

私なんかは”ハチの巣”みたいだと言うんですが、
こんなものは今まで聞いたことがなかった。

しかしそれが最近ですよ、えーとあそこの、神戸。
神戸のある診療所さんがやはり-

 

-「福島から避難してきた子供を検査しました。
その神戸のお医者さんもハチの巣の報告をしていて、
”これは一体なんだ”と。甲状腺の中の半分がですよ。

ヨウ素は半減期が八日ですが、甲状腺全体に散って、
全体になんらかの変化が起きてもおかしくない。

甲状腺の半分がハチの巣状になっている、-

 

-「これは放射線に関係あると考えるのが常識なんです。

この報告は福島医大の検査では全く述べられていません。気づいていない。

それはそもそも放射線は安全であるとさかんに言ってきて、
関係ないよと、そういう前提で観てたら小さいのを見落とすのは
ごく当たり前のことで、-

 

-「1、2分それ以下の時間じゃ1ミリ以下のものなんかきちんと
捉えられる訳がない。

これは相当の子どもの中に変化があるなと気付いた次第です。

まだ三カ月の段階で観た数もまだまだ発表できるほどの数
ではないんですが、半年たったらおそらく何百と出てくる、
そうしたら世に問いたいと思っています-

 

-この発言から半年が経った。150人の患者のうち、
30%(50人)に嚢胞が発見され、その半数だから15%(25人)
が蜂の巣状態になっている、このことが、

9ヶ月経過の段階で600人の患者のうち、20%(121名)に
嚢胞があり、8%(48人)が蜂の巣状態が見られた、ということになる-

 

-人数で言えば、いくぶんゆるやかになってはいるが、
増加傾向にある。自分がこの日のふくしま共同診療所報告会に
足を運んだのは、このあたりのことがどう変化しているのか、
そしてこの蜂の巣という状態がいったどういうことなのか聞くためだった。-

 

-すこし前に福島に住む方から連絡があり、雑誌AERAに
この蜂の巣の問題が書かれたと聞いた。

3.11以後の福島県内で行われた統制された医療の問題を
扱っていたらしい。

調べると、2013年11月18日発行号だった。

福島に放射線被曝を気にする親御さんからするといかにも遅い、という感覚-

 

-という感覚をお持ちだろうと思う。

そこには自分が書いていた福島の医師達が被曝診療を
拒んだ実態、不審の種になっている福島県民健康管理調査、そこに対して動いた市民、
医師たちの取り組みが書かれていたようだった。

その記事を読んだ福島の男性は言った。-

 

-「北海道ガンセンターの西尾先生の話がのってて、
この蜂の巣状態のことを言ってたんです。

西尾先生は発達期のこどもにあっても不思議ではない、
様子をみてゆくしかない、って-」自分が編集者だったら、

松江院長と西尾医師の話し合いを記事にしただろう。-


-この蜂の巣状態となった甲状腺の問題、そしてチェルノ’後空白の五年の問題。

西尾医師はチェルノ’事故後の五年間を潜伏期と捉えている。

松江医師はここを空白期間と捉えている。

ウクライナの医師を日本に呼ぶなど尽力されている方から
ふいにメッセージがあり、その方が言うには、-

 

-やはり当時のウクライナには超音波装置などなかったのは現地では常識、
とメッセージをくださった。

ここの捉え方がちがうと、現状の見え方も異なってくる。

ふくしま共同診療所へ協力を申し出る医師たちが出始めている。

その具体的な様子はこの後に書く事になるが、
やはりウクライナとつながりのある-

 

-ある医師が、共同診療所が発見した現状をウクライナの医師たちに
伝えたいと申し出たという。

目的は同じはずで、被曝防護を目的とした医師たちの連携が
のぞまれるばかりだ。

「それで、、。それで、こういうものが
変化が起きているのがほんとうに放射線が原因で起きているんだという証明は-

「残念ながら”出来ません”。-」松江医師の話は続いた。-

 

 ※次回に続く

 2016/12/19(月)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】検察が詐欺師の供述にまで頼るとは、よっぽど焦っていたというほかはない ※41回目の紹介

2016-12-15 22:00:51 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。41回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

----------------

**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

6 異常な取り調べ P96~

 私の供述によって渡眞利の供述の事実誤認や真意をチェックし、すぐにバレるような幼稚なでっちあげ部分をできるだけ排除し、少しでも「まし」な犯罪ストーリーを仕立て上げるつもりなのだ。なにしろ渡眞利は名のうての詐欺師である。どんなことでもぺらぺらしゃべるが、しゃべり過ぎる。だから、すぐに矛盾が出てしまう。でっちあげ事件の証言者としては、もっともふさわしくない人物なのだ。


 それにしても検察が詐欺師の供述にまで頼るとは、よっぽど焦っていたというほかはない。事実、テレビ朝日の鳥越俊太郎キャスターによるビデオ収録が目前に迫っていた。たとえ詐欺師であろうが、ありもしない私の”犯罪事実”を”証言”してくれる人物がいたので、とにかく飛びついたというのが真相だろう。

 ところが、渡眞利供述だけでは絶対にボロが出る。そこで取り調べの段階で渡眞利供述に基づく筋盾を少しでも絶対にボロが出る。そこで取り調べの段階で渡眞利供述に基づく筋盾を少しでも「まし」なものに仕立て直す必要があった。

 真実の追及などそっちのけだ。とにかくでっちあげに必要な供述の獲得のみに、血道をあげざるを得ず、おかしな取り調べになったようだ。

 たとえば、第2次逮捕後の勾留状には私が平成13年の7月中旬に大阪支天王寺区にある「チャペルシンデレラ」というラブホテルで渡眞利が接待用に用意したデート嬢と勤務時間中に情交したと書いてあった。こんな重要な事項にもかかわらず、私が取り調べで水沼検事から聞かれたのは、

「昼間(ホテルに)行ってないですか?」ということだけだ、

 水沼検事はわざと「勤務時間中に」とは聞かないで、「昼間」とだけ聞いたのだ。もし私がホテルに昼間いったことを認めたら、それをもって「勤務時間中に情交した」ことの裏付けができたことにするつもりだったのだろう。しかし、勤務時間中の昼間にそんなところへ行くはずがない。私が、

「それは、土曜日とか日曜日ということですか」と聞き返すと、

「いや夜でもいいんですが、とにかく時間は問いませんが、もう一回このホテルに行ってないですか」

 と、慌てて質問の趣旨を変えてきた。意図はみえみえだ。水沼検事には悪いが、はっきり言って、これは「捜査」ではない。捜査とは何が真実なのかを追求して確定することである。そもそも検察の職責の最大のものが真実の確定なのだ。

 検事がこれを放棄するなら、食を辞するしかないのである。私が、

「でっちあげとつくられ事件の取り調べは大変ですね」というと、彼はたいていただ黙っていた。

「これも仕事ですから・・・」という時もあった。

 検察首脳はこの若く有能な検事に、検事としての堕落を強要していた。現職のころはうかつにも気づかなかったが、いやはや検察の腐敗ぶりはそこまで酷かったのか。私は自らの逮捕によって認識を新たにさせられた。

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』(異常な取り調べ)は、

2016/12/19(月)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


12月14日(水)のつぶやき

2016-12-15 02:28:32 | つぶやき

【フクシマ見聞録】ずいぶん見ない間に”テレビは、一党独裁国家のそれそのままになっていた” ※49回目の紹介

2016-12-14 22:00:19 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。49回目の紹介

【フクシマ見聞録】

ずいぶん見ない間に

”テレビは、一党独裁国家のそれそのままになっていた”

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年11月28日のツイートから


福島行-松江院長は言った。

「-それでわたしはね、今朝から腹がたってしょうがないんですが、
それで、あの今日新幹線で来たんですけれどね、で新幹線の中でね
こんなはなしをしたんですが、時間なくなっちゃうな、。
(会場から笑い)新幹線の中でいろいろ考えたのはですね、
この逆の発想をしたんです-

 

-「どういうことかっていうと、オリンピックのね、
2020年はオリンピックデーではなくて、ようするに反原発の年である、

ということに切りかえて、で全世界の人たちにですね、
日本がねこれだけ大変なことがあって、日本に来て皆さん方がね
日本に来て浮かれてないで、日本のね現状をね見なさい、-

 

-「という2020年は『原発反対の年』ということでね、
あのというふうにわたしは切りかえて、
そういう年にフィニッシュさせたい。

オリンピックどころじゃない、ということを言いたい。
(会場から拍手)ありがとうございます。
新幹線の中でそこまで切り替えるまでにね腹がたって-

 

-「イライラしてしょうがなかったんですが、頭切りかえたら、
そうだこれでいこう、ってことで今はまあスッキリしたんです。」

たしかに腹の立つことではあるが、松江医師もよっぽど腹に据えかねたようで、
五輪東京開催について再度、自分を落ち着けるための捉え方の切り替えを話した。-

 

-2020年というと松江医師は84歳になるのだが。

松江医師のはなしはそれから診療所についての説明になっていった。

映画の紹介映像を映していたスクリーンはそのままにあり、
以前書いた蜂の巣状の嚢胞のエコー画像をはじめ、
松江医師の準備したさまざまなデータが映し出されてゆくことになった。-

 

-前回の報告会のことを整理しておきたい。

2013年3月10日は診療所オープンから3ヶ月の段階で、患者数は150名だった。

「で、あの、わたしの診療所はですね、去年の12月1日にオープンしました。
で、ほぼ9ヶ月が経つんですが、9ヶ月の間に、(患者数のデータを出す)えと、-

 

-「12月からあの診療したんですが、残念ながらというかな、
それほど多くの患者さんが来たというわけではないんです。

で、ほぼあの大雑把に行ったら600人くらいの患者さん。

で一般にクリニックというのはオープンしてですね、すぐそのお客さん、
お客さんと言っちゃあ失礼ですけどね、-

 

-「すぐ来るわけではなくて、そこのクリニックがどういう保証があって、

どういう医者がいて、であの真剣にやってくれるかということが
だんだん分かってくるのにだいたい2、3年かかるんだそうです。

で、私はクリニックっていうのは今回がはじめて
あの担当したというか院長になったんですがー

 

ー「になったんですがそのへんの事情というのはよくわかりません。

だいたいそんなところのものなんだそうです。

なので、別におどろいてはいないんですが、
まあこれから色んな方が我々の診療所を訪れると思います。

で、まあ私のこの診療所では6人の医者がやってます。でその6人の、、、ー

 

-「だいたいこんなちっぽけな診療所に6人の医者がいるなんていうことはね、
まだいたい贅沢なんですね。ところがなんで贅沢かというとですね、
その6人は”全員無給”です。医療手当がない、タダ働きです。

なので、まあ成り立っているんですが、6人とも、
もうそれなりのベテランの医者ですから、-

 

-「もう相当の経験をもっています。で、それぞれの専門の分野もあって、
あの色々できる体制になっていますので、みなさんがたこれからあのぜひ、

この診療所を信用して頂いて、来て頂ければいいんじゃないかと思います。

で、まあ6人の医者がいると言ったって、全部解決できるわけじゃないですから、-

 

-「いろいろな問題が起きると思いますが、まあだけれども、、、
6人もいりゃあねそれは6人でなんとかいろんなことが
解決出来るんじゃないかと思います。

でふつうのクリニックとちがって、6人も専門家がいるという
クリニックはちょっとないのでぜひぜひ皆さん方、信
用していただいてお出でになって-

 

-「いただければと思います。」診療所で働く医師は無給で診察にあたっている。
ここを繰り返したい。水と油がなじまぬように、
金と被曝診療もまったく縁がつながらない。

原発に反対すること、被曝防護そのものが金の回る世界と隔絶している。
金の回る世界では、陶酔したような顔をした人間が-

 

-自分にはずいぶん大時代としか思えぬオリンピックが来たと言って騒いでいる。
福島を切り離して-。チェルブイリに比肩しうるような
災害が起きていても、遮断している。

恋情のもつれからくる殺人にえんえんと時間は割くが、
国が暴走し始めたことについては、触れもしない。
陶酔というのは遮断の-

 

-別名なのだという思いを強くする。見たくもないテレビのついた職場で、
なんでも洒落た服の着こなしの人間に賞が与えられたと音が流れ、
見ると、件のフランス人の血の入ったアナウンサーの女が艶然と壇上にむかってゆき、
喝采を浴びていた。

その賞には、安倍晋三も受賞者として入っているという。-

 

-それを伝える女のアナウンサーの表情は硬く、
強烈な統制が女の感性にかかっていることがにじみ出ている。

ずいぶん見ない間に見たテレビは、一党独裁国家のそれそのままになっていた。

ひとのよさそうな若い娘のアナウンサーが九州奥地の温泉にはいって、
湯の花を顔に塗ってもらっている。-

 

-塗ってもらった結果として塗る前との顔が比較画像として二つ映る。
意思のない目だと思った。難癖をつけはじめると際限がないのでやめていたが、
どうしても奇妙なのは、新しく決まった米国人の大使の女が、
なぜか王侯貴族のごとく伝えられているのが疑問でしょうがない。-

 

-その徒花としか思えぬはなやかさの影で、使用済み燃料はひそかに移送されている。
整地された地面にクッションが置かれ、実際の行程の高さの半分の高さから
点呼とともに落とされた落下実験を、なにか安全を担保するものであるかのように
報道はなされる。もしそれが落下して壊れた場合の話は-

 

-いっさいされない。先月いわきの方に聞くと、その場合の対策は
何一つ準備されていないと言った。そのことも伝えられることはない。

事故があった場合の周囲への公表が隠されずにいるのか疑問の対象に
なってくるような法律を政治家が成立を急いでいることも、時間は割かれない。-

 

-それが、現実として金の回っている世界-。

被曝防護に金が回るサイクルを生み出すことにこそ想像力は
注ぎこまれるべきなのだが、そうはなっていない。

診療所の医師たちは、無給-。これが現実だった。
松江医師の話は甲状腺の話にむかう。-

 

夜勤明けで寝ていると、近年でもとびきりの悪夢を見て、
佳境に入る寸前で目が覚めた。(覚めてくれてよかった)と、
自分に夢を見させたはずのからだが呟くのが奇妙だ。

目が覚めて諸々確認してみると、ドイツフランクフルト大学から、
自分が制作した3.11を描いた絵本「無主物」の注文が入っていた。

 

この問題には、世界へと突き抜けてゆく鍵があると感じていた。
何時頃からか思いだせないが、その内へ内へとむかってゆくことが、
奇妙なことではあるが、実は同じ力で外へと同時に向かうことでもあると感じ取っていた。

音楽はビジョンをくれる。ひさしく音楽から離れていたことに気付く。

 

-今日も寒空のなかで悪法への抗議行動が行われた。

そこへ足を運ぶことにこころを寄せながらも、自分は以前聴いていた
音楽をむさぼるように聴いていた。悪夢は、具体的なものだった。

国に唾する言葉を自分が吐いたかどで、暴力団体がおしかけたのだった。

 

-家族がそろっている。奇妙な話で、彼等は福島のある場所に
おしかけているという。(ほっておけばいい)

自分は思うのだが、律儀な昔読売新聞の記者だった
父が話したほうがいいと言い出す。家族皆で、むかう。
よせばいいのに。

 

福島へ向かう高速道路は、理由は不明だが許可制になっており、
あるところまでゆくと車はなく、人がそこここにいる。

身なりからして堅気の人間ではなかった。
面倒なことは早くすまそう、そう思ってサービスエリアを
目指して歩いてゆく。家族で。

 

-急いで歩いていると、たむろしていた男の一人にぶつかり、
動物的な威嚇をあらわにして凄まれた。だが、かまっている暇はない。
”悪いな、おまえにかまっている時間はないんだ”と言ってみると、
自分の子供の頃の同級だった。会津の中学生の頃の不良だった。

 

-顔を認めあって遇会を喜んで、しかし、事態はかわらない。
サービスエリアにつくと露天に机があり、堅気でない中年の男達が名簿を書き、
集められた人間達を分けていた。後は書かない。

パソコンで映像を回してゆく。
そこには国も人種もさまざまな人間達の音楽をやる様子が流れていた。

 

-みな、あがきながら声をだし、音を出していた。

”with power of soul:魂のちからがあれば
”"anything is possiblle:どんなことも可能だ"

リビングカラーというアメリカの黒人のバンドヴォーカルが歌っていた。

 ※次回に続く

 2016/12/15(木)22:00に投稿予定です。