原発問題

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【フクシマ見聞録】松江医師「わずか0.1ミリの違いで切り捨てられているA2判定という領域に深刻な懸念がある」 ※42回目の紹介

2016-12-01 22:14:55 | 【フクシマ見聞録】

1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。42回目の紹介

【フクシマ見聞録】

松江医師「わずか0.1ミリの違いで切り捨てられている

A2判定という領域に深刻な懸念がある」

Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年11月20日のツイートから


福島行-松江医師の話を、一言一句そのままに書いている。
松江医師が言ったことを繰り返しておきたい。

現在の福島県民の健康状態を調査している福島県民健康管理調査。

3.11時18歳以下だった36万人を対象としたこの調査は
A1、A2、B、Cの4区分がある。BとCが二次検査に回され、-

 

-A1、A2は二次検査に回されない。この二つの扱いの違いを生んでいるのが

”20.1ミリ以上の嚢胞、5.1ミリ以上の結節の有無”であって、
この数字を下回れば、異常ありと判定されても二次検査には回されない。

現在この調査で発見されている甲状腺癌は、BおよびC判定の子供たちからから、-

 

-ということになる。5.1ミリ。松江医師は「この18例の癌の中に一番小さいのはね、
”5.2ミリ”なんですよ。5.2ミリということは、”5ミリ以下の癌も当然ありえますよ”
ということなんです。」と言った。

つまり、わずか0.1ミリの違いで切り捨てられているA2判定という領域に深刻な-

 

-懸念がある、と言った。そしてテレビがこの調査で発見された甲状腺癌を伝える際に
さんざん繰り返している言葉、「チェルノ’では事故後5年から甲状腺癌が
増えたことを踏まえると、この癌は放射線の影響とは考えにくい」という考えを、
チェルノ前から携わってきた超音波の専門家として-

 

-1986年当時には現在の機器がなかったこと、1991年から日本人をふくむ医師たちが
調査に入ったことからすると、チェルノブイリの発生の五年間に異常がなかったのではなく、
上述の理由から発見されなかった、

ただ放置されていた可能性があると言った。つまり、チェルノでのこどもの甲状腺癌-

 

-は五年以内の段階ですでに発生していた可能性があり、
テレビで喧伝されている「五年後から発生した」という説は、

正確に言えば”ただ五年後から調査した結果”、ということであって、
事故後五年以内に発生していた異変を調べたものではない、というのだった。-

 

-そしてその五年以内に進行していた異変については、当時の超音波の技術的な
進歩状況からすると調べる術すらがなかったはず、という。

「チェルノ’では五年後から調査がはじまり、その段階でこどもの
甲状腺癌が多数発見されました。
それ以前の段階については技術的な問題もあり調査は行われておらず-

 

-「事故後五年以内の段階で、放射線による影響が進行していた可能性があります。

3.11後、福島県内の18歳以下の児童に甲状腺がんが発見されたことは、
放射線の影響である可能性が否めません-」松江医師の経験からすると、
テレビはこうアナウンスするはずだったのだろう。-

 

-だが、現実としてあらゆるテレビが足並みを揃えて喧伝した言葉は、
「チェルノ’では事故後5年から甲状腺癌が発したことを踏まえると、
この癌は放射線の影響とは考えにくい」という言葉だった。詐術-。

福島中央テレビもその世論形成としての詐術に加担していたのだった。-

 

-「よろしいでしょうか。時間的にはあとお一方くらいで
締めさせていただきたいのですが、、。

もしなければ、本集会で詳細については院長のほうからご報告ございますので、
(福島中央テレビのスズキという男が再度手を挙げる)

では最後にひとつだけ。手短にお願いいたします。」そう事務が言った後ー

 

-スズキの言葉が揺れるようになった。

「今の福島県内の、たとえば低い線量での被曝、まあ低線量被曝とよばれてるものの、
(聞き取れず)影響というものについては、院長はどのように
お考えをおもちになっていますかね。」「(松江医師)え?え?なんて?」-


-「低線量被曝が、健康にあたえる影響について、うかがえますか。」

自分の手元にはこんな口調の音が残されている。自分には
その口調がただの言いもつれには思えなかった。畏れ。

スズキという男は彼の所属している組織がなにを世の中に流しているのか、
目の前に突きつけられたのだった-

 

-川に毒を流し込んでいる。そしてその川に棲む魚が腹を上にして
浮き上がってくるかもしれない-。松江医師とのやりとりで、そんな自らのすがたが
克明に彼の中に展開したはずだった。

その自らの所業の汚辱に、彼の中で一点残っていた咎がはたらき、
言葉が揺れたのだった。松江医師は答えた。

 

 ※次回に続く

 2016/12/5(月)22:00に投稿予定です。 


【告発!検察「裏ガネ作り」】「加納の検事長人事が承認されないと検察がつぶれる」と泣きを入れ、官邸に働きかけ人事の内諾 ※34回目の紹介

2016-12-01 22:00:40 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。34回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

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**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

5 クロをシロにした検察の大罪 P85~

 ー当事者たちがいくら否定しても、この間の事態は先の司法記者の言葉どおり推移している。

 まず、10月下旬に原田検事総長らが正解の大物OBを通じ、官邸から加納氏を不起訴とするよう指示される。それを受けて11月1日には人事の内示がおこなわれる。その合図を待っていたかのように、加納氏に対する告発事件の捜査がバタバタと始まり、初の事情聴取からわずか4日後、しかも内閣が人事を承認する日に間に合わせるかのように、不起訴処分が決定する。それも「嫌疑なし」である。

 そして、2日後の11月15日には、めでたく天皇の認証式とあいなったー。

 これでも「事実無根」といえるのか。判断は、読者のみなさんにおまかせしたい。

 確かに「けもの道」があったかどうかについてははっきりしない。だが、確実に言えるのは、法務検察が自らの保身と過去の犯罪を隠蔽するため、第2の犯罪を犯してしまったことである。それは加納氏に対する刑事告発事件を「嫌疑なし」で不起訴処分にしたことにほかならない。

 もはやこの段階では、私は加納氏個人の犯罪案件などどうでもよくなっていた。

 それよりも問題なのは、原田検察が政界と取引したうえ、クロをシロとしてしまったことだ。そこに犯罪事実にあるのが明らかなのに、政治家との約束を履行するため事実をねじ曲げ、「嫌疑なし」の裁定を下したのだ。こんなことがあっていいはずがない。検察の原点の崩壊である。

 検察内部には「自らの良心に従って事件処理をする」というきまりがある。検察官がこのきまりに従てt裏ガネ問題を捜査すれば、こんな結果になるはずがない。

 

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』(クロをシロにした検察の大罪)は、

2016/12/5(月)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


11月30日(水)のつぶやき

2016-12-01 02:32:10 | つぶやき