1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。53回目の紹介
【フクシマ見聞録】
”数万人”いるんですよ、A2判定が。
5ミリ以下の癌で落とされている子どもが、”相当いるんじゃないか”
Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年12月05日のツイートから
福島行-松江院長は言った。「-それで、福島県でやっている検査に関して、
まあいくつかここにありますが、わたしが一番言いたいのは、
あの、、、超音波検査のですね、その診断、その基準なんですね。
ABCとあるんです。それでAというのは、『異常がない』。-
-「Bというのはその、『癌が疑わしい』。Cというのが
『かなり(癌であることが)つよく疑わしい』、こういうことなんですね。
ところが、Aは”急がない”と言ってるんですが、じつはAのうち、
A1とA2と分けている。で、A1は『まったく異常がない』。
まったく異常がない。-
-「A2」というのが”これが”問題なんです。
(スクリーンに各判定、その基準が示される書)A2と言っているのはここに、、、ある。
あの、”5ミリ以下の結節”、『結節』というのはちょっとした塊のことです。
か、”『または』”『2センチ以下の嚢胞』。いいですね。-
-「だから『5ミリ以下の結節、2センチ以下の嚢胞は異常はないと”する”』というんです。
なので、お母さんたちがですね、報告書を県から送られてくるんですね。
つまり『A2判定。』とこう来るわけです。
『ただし精密検査、二次検査を必要と”しない”』とこう書いてあるんです。-
-「そうすると、異常があるのに(なんで、二次検査精密検査を必要としないんですか)
という疑問はとうぜん起きるじゃないですか。
で、そういう疑問でお母さんたちが私たちのところへ相談に来られるわけです。
”異常があるのに無いと言って、検査が必要ない、って一体どういう事なんですか”-
-というはなしになるんです。で、ところがその、A2判定って言ったって、
『5ミリ以下』で、しょう?ねえ、、。2センチ、、、。
それでその、だいたいこどもの嚢胞で2センチって”無いです”。
あの、、ここへ来て、福島で検査しててね、
2センチ、2センチってけっこう大きいですよ。-
-「2センチの嚢胞もってる子なんて””一人もいません””。
だから、そういう2センチというところで決めている訳が、
おそらく”大人”だと思うんですよね。
大人にはいます、2センチ3センチ持ってる方が。
だから、大人を基準とした判定基準だろうと思うんですよね。-
-「だから、こどもにはまったく当てはまらない。
それからもう一つは、さっきもちょろっと言いましたけれどもね、
その18例の癌のうち、一番小さいのは5.2ミリなんですよ。
だから(4.9ミリっていうのはどうなの)っていう話なんだが、
それは”ぜんぶ、無視”ってことでしょう。--
-「だから、””こんなばかな話ない””と思う。
だから、あの、、、まあわ、わたしはね、あの、、、
(自分の専門を口外するときには常に恐縮するようになる)
超音波の専門をしてて、まあほかのことも色々やってますけどね、
”こんないい加減な判定基準なんてほかの癌には”無い”ですよ”。-
-「だから、こういう判定基準でやっているその、、県の考え方、
あるいは福島医大っていうのは”いったいなに考えてんの”という話になる。
で、そんなことやってたら、5ミリ以下、小さなね、、
その癌を”完全に見落としている”、ということになるんです。-
-「だから本来ならば、その、、18例の甲状腺癌が発見されたと言ってるけれども、
だけれども、A2判定として、『外された』ところの中にこれはもう、今20万かな、
30万ちかくと言われてるんでしょ、で、
その中にA2判定っていうのがあの、、えーとね、、。-
-「きょねん、去年までの症例ではね、”数万人”いるんですよ、
A2判定が。ちょっと数字がね、数字が今出てこないんだけれども。
で、っていうことは、そのね”5ミリ以下の癌で落とされている子どもが、
どれだけいるのか”まったく分からない。たぶん”相当いるんじゃないか”と、思う-」-
-松江医師の話はつづく。繰り返すが、超音波の専門家ならば誰しもが、
現在行われている公の調査の異常性に気づくのだろう。気づいているのかもしれない。
だが、こうしてそれを一般にむけて語りかける医師が現実に何人いるか。
ふくしま共同診療所の医師達は6人。北海道癌センターの西尾医師。-
-2013年の段階で、全国の医者の数は29万5049人と言われている。
公の調査に声をあげている上述の医師たちは、
医師全体の0.002%という数になる。
99.998%が、その異常性に気づきながら声を上げぬか、
知らぬ、という状態にあるのだろうか。-
-いずれにしろ、自分は、その0.002%の声を書いていることになる。
雑踏の中で落とされた針の音。-
明日、福島へ向かうかもしれない。体調が問題なければ、だが。
某所をたずねる。明日、あさっては呟けない。
国会第二議員会館前。特定秘密保護法採決反対の人間が集まっている。
抗議行動の総決算、の感じがある。えらい人が来ている。
※次回に続く
2016/12/26(月)22:00に投稿予定です。