中国が沖縄を日本の領土として認めていないことは先の日中共同歴史研究での中国側主張でも明らかであるが、中国は同時に日本の領土である沖ノ鳥島を岩礁であり領土ではないと主張している。
そして中国海軍は今月そうした主張をもとに沖縄近海や沖ノ鳥島近海での行動を開始した。その活動の中で日本の自衛隊を威嚇するような通常では考えられないことを行い日本の反応を探り始めている。
安全保障を軽視しアメリカに馬鹿にされ中国にも馬鹿にされている鳩山政権であるが、本当の被害をこうむるのは国益を棄損される国民である。
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沖縄通過の中国艦艇、その後に沖ノ鳥島近海へ
2010.4.20 01:30 産経新聞
今月10日に沖縄近海を通過した中国海軍の艦艇がその後、日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)近海に入り、同島を基点とする日本の排他的経済水域(EEZ)内で島を1周するように航行していたことが19日、わかった。複数の日米軍事関係筋が明らかにした。沖ノ鳥島は島ではなく、EEZの基点とならない「岩」だと主張している中国側による日本への示威行動とみられ、日本政府は中国艦艇の航行記録を慎重に調べている。
海自機に速射砲の照準=中国海軍の駆逐艦、東シナ海で-関係筋
4月20日14時34分配信 時事通信
中国海軍の駆逐艦が今月中旬、東シナ海で哨戒飛行中の海上自衛隊のP3C哨戒機に対し、速射砲の照準を合わせ、いつでも撃墜が可能かのように威嚇する行動を取っていたことが20日、日中関係筋への取材で分かった。
こうした行動は冷戦時代の旧ソ連も、自衛隊機や自衛艦に対して取ったことがないといい、政府は外交ルートを通じ、中国に対し事実関係の確認を申し入れている。
P3Cは国際法にのっとった通常の哨戒飛行を行っていた。
これに先立ち、中国海軍の潜水艦2隻を含む部隊が10日夜、沖縄本島と宮古島の間の海域を通過し、太平洋の硫黄島方面に進行。8日には、艦隊の艦載機とみられるヘリコプターが東シナ海で、護衛艦に対して水平距離90メートルを切るような近接飛行を行っている。