今朝の産経は損保の不払いは26社で26万件162億円にいたると報道、金融庁は大手6社を徹底聴取とある。
業界は平成10年の保険自由化以降、新商品の開発競争の激化に伴って付随する特約が増加し、商品が多様化、複雑化した点をあげ、それが原因となり社員が把握しきれなくなったと説明するが、こんなことは下手な言い訳に過ぎない。しかも再調査のたびの不祥事の拡大である。
勿論、金融庁にはよく調べてもらいたいが、業界全体のなかでこれだけの規模の業者と金額があったということなら、調べる側がまず疑わなければ成らないのは、談合がなかったかということであろう。
一方、消費者の側にすれば今後、損保に限らずおよそ保険会社に対応するに当たっては、自らつぶさに契約を検証するという必要性に迫られるということになろう。
全く迷惑で厄介な話だ!