友人とメールのやり取りしていて、気がついたことを書いてみた。結果として友人との合作になっている。
富田メモの信憑性
1.「富田メモ」による昭和天皇発言の信憑性は時間をかけてゆっくり検証しても良いとは思う。何故なら「富田メモ」によって右往左往する政治家が大勢居るからである。
しかし既に述べたことではあるが、これを政治的に利用することだけは、厳に戒めるべきことである。さもなくば国を危うくするからである。
2.このメモの信憑性についての議論が盛んではあるが、一つ語られていないことがある。
誰しもが避けているのかもしれないし、恐れ多いことではあるが、しかし避けて通ることが出来ないのが昭和天皇の当時のご年齢と健康状態であろう。サンデープロジェクトで岡崎久彦氏がもう少しで言いかけたことではなかったのか?
3.具体的にはこうである。1989年1月昭和天皇は87歳で崩御されたが、「富田メモ」によると昭和天皇との面談はその10ケ月前の1988年3月である。
4.私事になるが私の母は現在89歳で「パーキンソン病」であるが、かっての主治医が昭和天皇はパーキンソン病で有られたはずと言っている。テレビ映像などでご記憶とも思うが、口を閉じたまま‘もごもご’と動かすしぐさである。あれが「パーキンソン病」の特徴と主治医はいっていた。比較するのも恐れ多いが我が母も‘もごもご’している。動きを見るだけでも判断できる病気のようでもある。
5.この病気には今のところ効果的な治療方法が見つかっておらず、病気の進行を遅らすことしか出来ないという。そして問題は“脳の中にある運動神経をつかさどる機能に障害”がおきることによる。正しく伝えられ受け止められたかにも障害がある。
6.もちろん、陛下には当時最高の治療が行われていたことであろうことに疑いはないが、もし投薬と言うことになれば薬は限られているはずであり、副作用もある。私の母も認知症に加え投薬の副作用で妄想・幻覚がしばしば現れていた。
7.恐れ多いことではあるが、「富田メモ」にある昭和天皇の発言はその時期、崩御の時期、年齢、病気ということも影響していると考えざるを得ない。即ち病状が進行しているという側面があるということである。でも、そこまで議論したくない話ではある。聡明で条理に合ったご判断を「英断」という表現で総括した国民にとって、昭和天皇のお心を推し量るには時間がまだまだ足りないからだ。
(2006.7.25)
富田メモの信憑性
1.「富田メモ」による昭和天皇発言の信憑性は時間をかけてゆっくり検証しても良いとは思う。何故なら「富田メモ」によって右往左往する政治家が大勢居るからである。
しかし既に述べたことではあるが、これを政治的に利用することだけは、厳に戒めるべきことである。さもなくば国を危うくするからである。
2.このメモの信憑性についての議論が盛んではあるが、一つ語られていないことがある。
誰しもが避けているのかもしれないし、恐れ多いことではあるが、しかし避けて通ることが出来ないのが昭和天皇の当時のご年齢と健康状態であろう。サンデープロジェクトで岡崎久彦氏がもう少しで言いかけたことではなかったのか?
3.具体的にはこうである。1989年1月昭和天皇は87歳で崩御されたが、「富田メモ」によると昭和天皇との面談はその10ケ月前の1988年3月である。
4.私事になるが私の母は現在89歳で「パーキンソン病」であるが、かっての主治医が昭和天皇はパーキンソン病で有られたはずと言っている。テレビ映像などでご記憶とも思うが、口を閉じたまま‘もごもご’と動かすしぐさである。あれが「パーキンソン病」の特徴と主治医はいっていた。比較するのも恐れ多いが我が母も‘もごもご’している。動きを見るだけでも判断できる病気のようでもある。
5.この病気には今のところ効果的な治療方法が見つかっておらず、病気の進行を遅らすことしか出来ないという。そして問題は“脳の中にある運動神経をつかさどる機能に障害”がおきることによる。正しく伝えられ受け止められたかにも障害がある。
6.もちろん、陛下には当時最高の治療が行われていたことであろうことに疑いはないが、もし投薬と言うことになれば薬は限られているはずであり、副作用もある。私の母も認知症に加え投薬の副作用で妄想・幻覚がしばしば現れていた。
7.恐れ多いことではあるが、「富田メモ」にある昭和天皇の発言はその時期、崩御の時期、年齢、病気ということも影響していると考えざるを得ない。即ち病状が進行しているという側面があるということである。でも、そこまで議論したくない話ではある。聡明で条理に合ったご判断を「英断」という表現で総括した国民にとって、昭和天皇のお心を推し量るには時間がまだまだ足りないからだ。
(2006.7.25)