JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

モルスキン

MOLESKINE モレスキン ルールドノートブック・横罫・ラージ ([文具])

宗教と 三種の神器と

2004-09-18 02:12:35 | Book
 「三種の神器」とは天皇の地位継承の正統性を示す3つの品物,天皇家に代々伝わる剣,鏡,勾玉のことですが,転じて,あるもの,ことの成立に必要不可欠なもの,「必要条件3点セット」を「三種の神器」と呼ぶようになりました。

ドトールで睡魔と闘いながら読書『脱宗教のすすめ』 竹内靖雄 PHP

この本は大学院のお友達に貸してもらいました、があまりおもしろくなかったです。
経済学出身の著者独自のアプローチです。
 宗教の需要はあるのか、という視点。著者は宗教の需要は先細りといっています。
宗教の機能の癒しというところに注目してみた場合、市場にそれを満たすものが多くありやがて宗教ではなく市場がすべてそれをまかなうという。アロマセラピーや音楽,スポーツ、ペットと暮らす、ブランドあさり、などをあげ人はそれらによって癒されるという。
 確かにその部分があることは認める。しかしそれでも満たされない部分というのが人間には厳然とあるのではないかと私は思う。

 市場でできることというのは結局のところ、物であり、お金ではないだろうか。
かってTV洗濯機掃除機が三種の神器といわれた、いまは薄型TV、DVDレコーダー、デジタルカメラといわれる。もちろんこれらは電気製品の会社が都合よく作ったコピーともいえるがひとつの時代の風景を語っていることは事実だ。
 かっての三種の神器が労働力の省略にあったのに比べ近時のものは情報の処理をするものが多いのではないかと思う。

 このことがこれから先の社会に宗教がますます求められることの暗示のように思う。
労働力の省略により考える時間が増えた。その結果新たにできた情報を改変蓄積していく。このことは人間の活動が物理的、外面的なものから精神的、内面にむかう傾向を表していると考えるのだ。

この本を読んでいてそんなことを考えました。

    JOHNY