JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

モルスキン

MOLESKINE モレスキン ルールドノートブック・横罫・ラージ ([文具])

さいごの本 週金

2004-12-31 18:30:50 | Book
昼夜逆転、仕事の終わった夕方は眠気のピークか。このまま眠ってしまうと今年が終わってしまうのでがんばって本屋さんに。雪が積もってます、東京。
 
『週間金曜日』、陸自幹部が作った改憲草案のみだしにひかれて、これは公務員の憲法尊重義務に反するといわれているやつですね。
『国家に隷従せず』、斉藤貴男 いろいろな発表記事をまとめたもの。
『おろかものの正義論』小林和之 法哲学の先生です

とくに意識したわけではないのに、買っているのは反権力志向です。反常識でもいいかな。
常識という偏見と対峙した一年、さいごまでその姿勢はくずせない。

         JOHNY

終わりに田口ランディ

2004-12-31 08:11:21 | マスメディア
田口ランディ

いろんな想いがいっぱいになってすこしでも、口に出さなければ字にしなければとあせっています。
 それでいま、田口ランディさんのところのBLOGにいってきました。ひとつの記事しか読まなかったけれど少しだけホッと。ざっと眺めて言葉がものすごく凝縮されていることに圧倒されるけれど、書かなければならない人なんだろうなと想像したらなんとなくホッと。

11月の終わりに行った講演 べてるに学ぶ で初ランディさん、ミーハーに握手してもらったことをおもいだしました。すぐに感想を書いてだしたいな~と思っていたのですがせずじまいだったのでここで挨拶。
 とてもじゃないけどよい一年でしたとはいえない私。やめたいとか死にたいとかばっかりだったかも。
 でもよく考えれば、好きなヒトにはであっているし、憧れていた人たちにすくなからず声をかけてもらったり、本もいっぱい読んだ。これをもってよい一年でしたといっていいのかな。
 いろいろ大変なこともあったけど、好きな人たちと時間をいっぱい共有できたことが、うれしかったとランディさんが書いていました。
 そういうことなんだと思う。
 それでいいんだよね。
私の中にはどこかに幸せでしたということにたいする拒否感覚がある。小さなひとつの幸せがそこにあったらそのことを認識してあげること。
 そういうことが大事なんだと思う。
大丈夫大丈夫と言い聞かせながら不安な時間を過ごしてきたけれど、ところどころに小さな幸せがちりばめられていたと思う。
 せっかく、ここにあるよと光って見せていた小さな幸せをただ過去に埋もれさせてしまうのはもったいないからひとつでも多く思い出しながら、今日を過ごそうと思います。

         JOHNY

踊る大走査線

2004-12-31 02:11:13 | マスメディア
 TVドラマで、映画で、流行っていた曲でその当時のことを思い出す。ほんのちいさな欠片から、そういえば何をしていたんだっけこの頃・・・。
大まかなことからディテールまで、そうそうと思い浮かぶときもあれば、もやもやとおもいだせないことも。
 デモ不思議に、そのときの感情の温度は思い出す。そしてその温度は低ければ低いほど 小さな欠片に思いが深くなる。
     
     JOHNY

体育すわり

2004-12-30 07:49:57 | Book
 日本で義務教育を受けたことのある人ならばたいていの人が体育すわりをしたことがあるでしょう。今読んでいる本の中におもしろい記述が出てきたので紹介します。

 権力が身体に「刻印を押し、訓練し、責めさいなんだ」実例  体育すわりで両手を組ませるのは、手遊びをさせないため、首もあまりうごかせないようになり、注意力散漫になるのを防ぎます。胸部をあっぱくすることで大きな声がでなくなり、深い呼吸もできません。このようにしてこどもを縛り付けるものが体育すわりであり、そこではじめて教師はあんしんする。
『寝ながら学べる構造主義』内田樹 より
 いつしか子どもたちはこの体勢に慣れてしまう。楽な姿勢だと感じるようにまでなるという。
たしかにそんな気がします。自身の記憶でもあの体勢が楽なような感じを持っています。

 私はイメージの中で冷蔵庫の前で膝を抱えてうずくまっているときがあります。なにかに苦しくなり不安にさいなまれたときに浮かぶイメージです。この体勢見方を変えると体育すわりです。
 どうしてこのポーズをするのだろう。
みずから身動きを取れない状態に追い込んでいるのだろうか。おもうに自分で制御できなくなってきた環境に不安を感じて、自己の身体自由を奪い、バラバラになりそうな精神の統合を図ろうとしているのではないか。そのときのポーズ。
そしてこれは義務教育の中で教え込まれた権力による抑圧のかたち。
だとするとときに感じる不安の正体のひとつは、権力から逃げ出そうとしている自己かもしれない。境界に近づいたときの葛藤がそこにあるようにおもう。

 イメージの中でいる場所が、なぜ冷蔵庫の前なのかは、わからない。

            JOHNY

さらされる私

2004-12-30 03:48:30 | マスメディア
 情報量の多さがまったくちがう。ある彫師の言葉。自分のところに来る若者たちと話していて感じるという。自分の頃とは社会が大きく変わっていて個人が得る情報量が莫大に増えているため若いこたちは、なにかを表現したくてうずうずしている。圧倒的な情報量に圧殺されそうになっているからすこし方向付けをしてあげればいい。表現のきっかけを与えられればあとは自分たちで勝手に進んでいく。
 さらされる情報量、インプットする言葉たち、多すぎるのかもしれない。
抑えられるものなら抑えてみたい。押しつぶされるまえに。

        JOHNY

本のおさわり劇場 

2004-12-30 01:39:41 | Book
 夏目漱石 我輩はネコである 文章が論理的と筒井康孝のコメント。読んだのははるか昔だからあまりおぼえていないなです。ただしばし入学試験問題などに使われる寺田虎彦氏が漱石の弟子ということからおもえばそれもうなづけます。
 
 ツルゲーネフ はつ恋 
初恋って・・・いつも初恋な感じがするわたし。
 
 カフカ 変身
 よく読んだ覚えがあります。ある意味SF。日頃感じる、いやあいまいな不安を可視化させるものとして捉えたかな。カフカといえば審判にも大きく影響された。忍び寄る権力の怖さなどに気づいたのはこれによってかもしれません。
 
 ヘミングウエイ 老人と海
 これは・・・ヘミングウエイはなじめないのです。理由はわかりません。もうずっと遠ざかっています。服部克久によれば情景描写の秀逸さか。
 
 カミュ 異邦人
これもすごく読みました。なぜムルソーは殺したのか。太陽が・・・。
 法律を勉強している中で考える点が多々ありました。人が人を殺すときどんな理由があるのか、もしくは、ないのか。私と他者との間にある関係性を考えること。先にあげたカフカの審判にもいえるかとおもいます。私は独立した存在としてここにいるのではないかと。

 
 
 

講談社 現代新書

2004-12-30 01:07:18 | Book
装丁が一新されました。昨日かな近所の本屋さんに行くと、現代新書の特集。棚一面がカラフルな表紙にうめられていました。
 そのなかに、『世間とはなにか』。先般読んだ世間の現象学の中に出てきていたので探そうと思っていた所。グッドタイミング。
他にも読みたそうなのがいっぱいありました。あすまとめて買おうかなと思っています。

       JOHNY

資本主義の裂け目

2004-12-29 05:57:28 | マスメディア
広がる不平等の裂け目として12/24朝日 に記事があった。巨人の渡辺恒雄オーナーの「たかが選手」発言と小泉首相「人生いろいろ」を切り口に日本の不平等化の進行について解説している。不平等化の進行によって若者の意識低下がいわれニートの出現にもつながっているという。
この記事では結論で日本の総中流意識が崩れたといい、その崩れの原因として不平等の語られにくさということをあげている。
恵まれた地位にいる人は、それが親の恩恵であることを認識せず、むしろ自分の能力と過信する。一方恵まれない人は、能力のせいではなく、運が悪いだけと萎縮していく。どちらの立場からも大きく語られることがない。
もんだいとして取り上げない限り、格差は広がるばかりだ。
 資本主義の原理、能力主義といわんばかりに現状追随することはヒトとして生きることに対する冒涜だと私は考える。

         JOHNY

よみがえれたら

2004-12-29 05:28:02 | マスメディア
 ゲームではないけれど人生にリセットボタンがあるのなら、なんて楽なことだろう、と少しでもゲームの世界になじんだことのある人なら思うに違いない。私も一時期げーむにはまって過ごしたことがあるのでその魅力は知っている。困ったときの、ピンチのときの、あえなく死んでしまったときのリセットボタン。
子どもたちはゲームに限らず自分の生にたいしてリセットが聞くものだという感覚を持ち合わせているらしい。以前に見た地方の小学校6年生のクラスでは半分以上が人は生き返ることができると信じていた、また12/12の新聞にでた記事では小中高生の約二割が死んだ人が生き返ると信じているという結果を出していた。これを多いと見る向きは少ないかもしれないが、けして少ないとは言い切れないであろう。
この結果に、ある映画ジャーナリストがコラムを書いている(2004/12/12朝日)ツウのひと声 大高宏雄 ここ一二年の映画ヒット傾向として死者の甦りという要素が刻まれているという。死者との交流を描くもの。「黄泉がえり」「いま会いにいきます」ほかヒットとまではいかないかもしれないが少し前の「星に願いを」あとは豊悦と井川遥の・・・なんだけな~盲導犬との交流のおはなし。ほか「ターン」その部類に入るかもしれません。
 大高は、これらのお話、死者と生者の純化された愛に何の違和感もなく入っていける人たちにたいして、蘇りを信じる子どもたちもしくはリセット願望の子どもたち重ねている。
社会全体に死に対する恐怖を失い、同時に生きている実感をも失っている傾向があるのだろうという。おそらくこの指摘は的を射ているものだろうと思われる。
映画のヒットからみえる私たちの精神構造は、社会施策に対するさまざまなヒントをくれるのではないだろうか。

           JOHNY

そういえば本屋さん

2004-12-29 04:35:32 | Book
小谷野アツシ氏,近時多くの著作を出されていますね。以前にTVでみてから感じたパーソナリティがイヤで本を読んだことがありまあせんが、さっきてにとってしまいました。
 題名・・・・?忘れました。あまりにもいまいましい内容なのできれいさっぱり抹殺。
平等性が強いといわれてきた日本社会ですがあるときから、不平等を容認する社会になってきているという著作に、彼がコメントしているものです。
 かいつまんで書くとつぎのようなもの・・・能力主義を否定し機会平等を説くのなら、どれもこれもくじ引きにすればいい・・・と言い放つわけです。何を書こうと彼の本だから勝手ですが。いや勝手じゃない。およそ不平等社会を告発している論者の言うところは単純な社会主義を導入しろというようなことではないし、ましてくじ引き導入が最良というのでもない。
格差が拡大していくことを良しとしない立場から、そこに人間の論理を導入しましょうというもの。また社会への参入機会の非 、平等性をまず改めてから始めるべきだといっている。
 だとすれば、それは支持すべきでしょ。
不平等性の指摘を攻撃して守るものは何なの? 自らの学歴コンプレックスを乗り越えるための手段か(かれは東京大学卒)。
  
 もうぜったいによまないものね。(たぶん立ち読みするかも・・・)

            JOHNY

なんでなんで森

2004-12-29 03:39:37 | マスメディア
森試案
数々の失言で人気低迷、その人柄を疑われて失脚・・・なかれが、自民党の新憲法委員長なの!。
なぜ自民党にはそんな人しかいないの!まがりなりにも戦後そのほとんどの政権与党だった自民党人材がそれですか!
 森さんに個人的なうらみはないが、いやそれでもだめでしょ。憲法ッたら顔ですよ国の!森君はやめていただきたい、いまだに中曽根さんとか名前出てくるのも・・・。

       JOHNY

隣り合わせ

2004-12-29 03:15:12 | Weblog
 死ぬかもしれないこと。他者、物、意志、なんでもいいけれど、側に死を感じている不安ってわかりようがない。直面している命だけが感じるもの。
 そんなものわからなくていいと言い放ってしまいたいけれど。

いつまでも埋まらない溝、不安の正体、孤独の原因はそばにいる死だ。


       JOHNY