JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

モルスキン

MOLESKINE モレスキン ルールドノートブック・横罫・ラージ ([文具])

「何者か」でなくたっていい

2004-09-08 03:00:40 | マスメディア
 昨日、ある資料の検討しているときに気になったこと。しばしメディアなどで人物説明のためにその人の職業を記入してある。自営業、会社員、役員、芥川賞作家、その他いろいろ、フリーター、無職。
この記入は何のためにあるのか。
会社員であること芥川賞作家であること無職であることを読者
、受け手に伝えて、何を解ってもらいたいのか。どのような先入観を持ってもらいたいのか、と私はこんな風に思うのです。
 つまり要らない情報でしょうと。
 その人物の何が知りたいのでしょうか。何を語っているかという具体的な内容が伝えるべきものだと思うのです。そのあとに職業なり肩書きが必要なら記入すればよいと思うのです。
  
 無配慮に人間を細かいカテゴリー分けしようとする支配者のにおいを感じませんか、みなさん。

 このあたりの感覚は若ければ若いほどつよいとおもいます。題名にした「何者か」でなくたっていい は金原ひとみ(芥川賞作家)の言葉です。
 受賞前、でもあとでも同じ私。私をみないで肩書きを見る周囲に対しての「あなたたちバカでしょ」宣言と取れる言葉です。
 いかに人々が人間を見ていないか、心の伴わない上っ面の社会を形成しているかということをいっている。

資料を検討している中で、無職であるって・・・と少しまわりの人につっかってみたのですが、あまりピンとこなかったようです。若くないなみんなと思った瞬間でした。

        JOHNY