あたたかだった

むかしの人のこころ

あたたかかった






目に見えない行間に

たくさんの愛の言葉を

ちりばめていたのだろう




おもいは伝わり

言葉すくないその言葉に

行間がつつんでいたんだろう



言葉は人からでる感情の

その一部だったんだ

嘘偽りのないところから

やっとでてきたおもい

だから

あたたかかったんだろう




ボクたちの言葉は

深い感情のおくから

あなたに届けと

たくさんの行間を含んで

真摯にはっせられているのだろうか

愛情につつまれた言葉が

発せられているのだろうか

大きなものの一部だった言葉が

いまや薄っぺらいなにものかに

かわっていないか

あなたに愛をおくりたい

それすらも軽い言葉に見えるのかな

だから見えない文字で書く

愛の言葉をちりばめたい




感情的に衝動的に言葉を使わず

言葉数の少ないなか

やっとでてきた言葉が

いくつもの愛の行間を含んで

包んでいたんだろうなぁ

ゆっくり

ゆっくり歩いていこう



すべてをうしない

それでも立ち上がる

そんなあなたに

涙をながしました

声にならないおもい

あなたにアイがあふれますように
　



泣いて泣いてすごしたか

あしどりおぼつかないけれど

ゆっくり歩いていこう



愛してる

みんな愛してるはずさ

愛してる

愛してる

愛してる



空を見上げて

大きく息をすって

歩いていこう



あなたの荷物にならないように

あなたの荷物をかるくできますように

その両肩に背負う荷物を

わたしも運んであげよう

つらい日々が遠ざかるように

涙の川に流しましょう




愛してる

愛してる

愛してる



ただあなたの歩くように

歩いていこう

あなたの歩幅で

あなたの足で



ぼくらはいつも

見守っている

みんな見守ってる

お互いの存在を

確かめあいながら

くらしてる





愛してる



あなたのあしたがあけますように

そのひかりのした

歩いていこう

勘違い惑星

ボクたちは自分で輝くのではなく

誰かが輝かしてくれる惑星でしかない

影響力のある人は

その人が影響力があるんじゃなくて

誰かが力を与えているから

影響力があるんだ

ひとりひとりは一人の力

さほどたいしたことはない

知らぬまになんとなく

ボクたちはちからや輝きを与えている

みんなからそんなにちからや輝きを

もらっておきながら

自分で輝きひとりで影響力を持っていると

勘違いな惑星は言うかもしれない

衛星を自分でこさえて飛ばして

自分が太陽のように輝いていると

勘違いな惑星は言うかもしれない

みんな去ってしまえば

ハイそれまで～よ

なんですがね・・・・・

去るもの追わず

来るもの拒まず

そして誰も来なくなった