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入院顛末記

2014-12-28 09:06:13 | 入院顛末記
私はこの部屋で鍛えられる

ただ部屋に篭り

人間の境地を

悟りから即身成仏そして無我にいたるまで

私はただ鍛えられる

部屋から出るときは食事の買い物のときだけ

虎の穴のように鍛えられるのか

欲がなくなっていく

疲れきってなのだろうか

彼女が横で横になっている

私はこの世界は違うと感じた

いや違うのはおいらの妄想だろう

しかし耐えられない何かがある

私はいったん実家に帰ろうとした

家を出て自転車に乗ろうとしたが

自転車はないだろうと勝手に決めた

とりあえずきるものを着て

自宅を出た

そして地下鉄の駅に向かい

切手を買って電車に乗った

実家に向かうはずだった

地下鉄に乗り

掲示板を見ていた

電光掲示板になぜか

going my way と見えた

えっ?と思った

この電車は違う

何かが違う世界に入っていると思った

私は次の駅ですぐに降りた

隣の駅で降りて外に出ようとした

隣の駅は知っている

知っているけど何か違う

私は駅を出て地上に上がった

道を歩いていた

ホームレスがゴミ箱をあさって何かしている

ホームレスも働いているんだよ

何者かの声がいった

私は歩いていたが

わき腹がいように痛くなってきた

わき腹の痛さが半端なくなって

私はついに道端に倒れた

痛すぎるのだ

倒れてわき腹を押さえていると

誰かが救急車を呼びましょうかといってきた

お願いした

救急車はしばらくして到着して

私を救急車の中にいれ

暑いなぁと救急隊員は言ったまま

なかなか動こうとしない

幻聴が聞こえる

こいつはこんなに強くなるまで回しているのに

こいつの両親はまだ気がつけへんのかなぁ

ひとかどの人間にするとかいうてたけど

こいつは舞台を用意されてないだけで

思いっきり回したから

半端なく強くなってるんやけどなぁ

救急車が動き始めた

隊員が知り合いのように感じられた

救急車は右へ右へと右折を繰り返した

私は途中で意識を失った

意識が戻ったとき

救急車は建物の前で

警察とトレーナーのような人がいた

病院ではないのか?

なんで救急隊員がいないんだ

何の暴力だ?

私は混乱した

トレーナー風の男が手を伸ばしたので

その手をねじった

トレーナー風の男はわめきだした

それを見た警察が

おおげさやねんみたいに

トレーナー風の男を見て

いらだったように

ホルスターに手が触れた

私はビビッた

ホルスターに手が触れたからだ

警察にアカンでといった

やめてくれアカンで

その言葉を繰り返していた

警察は何もしないというそぶりを見せた

アカンでといって

私は警察の防弾チョッキを殴った

わかるでしょう?

そういった

しばらくして看護婦が着て何かを注射したようだった

私は意識を失った

救急車は警察署に向かった

そして私は留置書に担がれた

私はトレーナー風の男に引っかかれ

留置所に入る前には

小指の根元を切られていた

ベルトははずされて

毛布を用意された

しばらく正座をしていたが

意識が遠のいていく

しかしこの眠りで死んでしまうのではと

なんとなく感じた

眠りをどうにかしようとした

警察と役所の人が来た

尋問が始まった

今日、何曜日、いつ?

この質問に「てにをは」を

ばらばらにして何度も質問された

そして今度は

いつ、薬を飲んだか

この質問をばらばらに混ぜながら

質問を繰り返した

私はいい加減にしてくれといった

警察は何度も質問をしてから

やっと去った

部屋に誰も来なくなった

ブブブブブブという小さな音が鳴っていた

彼女は私の捜索願を出したらしく

私はそれを知らずに彼女が警察署に来てると感じて

私はココにいるよと

扉が半分開いたと気に入った

警察は彼女に電話で警察署にいることを伝えたようだ

しばらくして

私は眠りそうになり

死んでしまうかもしれないと感じて

眠らないように動き回った

誰かが私を探している映像が頭によぎった

親父が私を狙撃しようとしている映像が浮かんだ

殺されてもかまわないと思った

私は何度か人生をやり直している

何人目の自分なのだろう

眠い

頭を鉄格子にぶつけた

この調子の自分が一番ましで

この先何人目の自分か知らんが

駄目な自分になっていくんだ

鉄格子に頭をぶつけた

すると両親が来ていた

両親が警察まで来て

そして警察と両親とで

病院へと向かった

私の頭の中で浮かんだ映像は

リアルに彼女のことも

両親のことも察知していたのだ

警察の車に載り病院に向かった

診察まで待たされて

診察をした

私は医者に実験台にするのは

やめてくれといった

医者は戸惑っていた

警察も診察の様子を見ていた

診察が終わり

警察と別れ

実家に向かった

これで入院できると思った

彼女のことが心配になった

突然家を出て警察にいて

そのまま何も告げずに実家にいるなんて

それは彼女を心配させると思った

実家について彼女に電話をした

警察も彼女に連絡を入れていたらしいが

電話を自分からもした

入院顛末記

2014-12-24 10:02:19 | 入院顛末記
自分の行動を他から制御されている状態から

開放されるまでかなり時間がかかった

そこに何者かがいてそうなったのかはわからない

それからわけのわからない妄想なのか

夢なのかが現れた

セミはその生涯を繰り返す

その生涯を何度も繰り返し

即身成仏したとき

次の生涯のときにパケラッタできる

セミはパケラッタしてなにになるのだろう

人間は悟り即身成仏し無我の境地に至る

そのとき人間は次の生涯で何かになるのだろうか

生と死は隔てられたものではない

この生の側面から見ると死の側面は見えない

ただそれだけのことだ

死の側面を迎えたとき

魂はパケラッタするか

同じ魂を引き継ぎ

新たに生まれ変わるかするのだろう

魂自体は消えることなく

引き継がれて存在する

死は肉体の滅びにすぎず

魂は滅びたり生まれたりしない

存在としての魂は増えたり減ったりしない

きれいも汚いもない

この体が滅するだけで存在は

パケラッタしたりして継承される

私にだんだんと欲がなくなってくる

疲れきってなのだろうか

なんとなく欲がなくなってくる

穏やかな時間がすぎようとしていた

私はわけのわからない状況から逃れたくなった

欲がなくなるなんていけない

悟りや即身成仏や無我なんて状況にいるなら

それはいらない

生きている人間の魂でありたい

何か違うと思った

部屋がまぶしかった

私は真っ暗なユニットバスにもぐりこんだ

ユニットバスの中は扉を閉めると真っ暗なのだ

真っ暗なユニットバスに入ると

しばらくして幻覚のなのかなんなのか

ユニットバスが箱になる感じがした

出口がなくて

自分のからだのサイズの箱になっているのである

彼女が近くを通った

水を入れられると思った

窒息死はいやだと思った

しばらくして

空間が広がった

真っ暗なはずのユニットバスが

少し明るくなってるように思った

ユニットバスの便器が見えた

元に戻ってきたのだろうか

私はユニットバスから外に出て

彼女にこういった

土に戻るか

彼女は覚悟してうなずいた

私は今すぐにじゃないよといった

私の頭の中で

私の生涯を何人もの人間がやっていると思った

そして私が何人目かで

何人もの自分がどこかでだめになる

私はこの存在をなぞっているだけなのだろうか

私は前の入院のとき

時間をいうなという幻聴の言葉を思い出し

自分の生年月日を叫んでみた

何も起こらないことはわかっていた

ユニットバスにもぐって暗闇に潜んだのが

まるで神話のようだと思った

しかしこうも思った

もうひとつの別の次元の存在が

それをしたのだろう

そしてその次元も問題を抱えており

同じようにしたのだろう

その次元は問題を解決したのだろうか

次の自分はユニットバスからやり直すだろう

そいつがどうするかはわからない

何人目の自分が採用されて反映されるか

それもわからないが

それぞれの存在はそれぞれに続くのだろう

それはパラレルワールドだ

別の次元の存在はどうなったのだろう

私は彼女の横に寝そべった

彼女が一音ずつ私に話しかける

一音に対して一音返す

そしてそれはソワカの遊びを思い出す

ソワカをしてはいけない

意味のないものにしないといけない

私は意図的に的外れな一音を出した

彼女の顔がいろいろな色に光ってるように見えた

私にもできるんやで

幻聴がそういった

この部屋で私は鍛えられているのか

私はこの世界は違うと思った

彼女は台所に行ったあと

ソワカのようなことをして眠りについた

ただそれだけだった

私はユニットバスにこもり

出てきてソワカのようなことに付き合い

そして妄想を起こしながら

彼女の横に寝そべっていた

私は完全に狂っていたから

この間何日がすぎたのかもわからない

薬をカレンダーに入れていたから

二日分の薬を飲んでいないのが

あとからわかるだけなのだ

途中までは確実に薬を飲んでいた

おかしな状態になりながらもだ


入院顛末記

2014-12-21 11:40:37 | 入院顛末記
布団の中で色とりどりの光に包まれたとき

何者かが即身成仏したなと言った

しばらくしてから工事の音が聞こえてきた

工事の音は妄想をかきおこし

私の部屋の扉をコンクリートで

閉ざしていっていると感じた

だんだんと暗くなる部屋で

私たちは取り残されたと思った

部屋は閉ざされた

私はだんだんとわき腹が痛くなってきた

この痛みはなんだろうと思っていると

それは悼みによる痛みだと何者かがいった

私は痛みに耐えていた

しばらくして私は何者かに

ハッキングされたかのように

意思とは関係なく体が動き始めた

そしてそれに抵抗することもなく

動くように動いた

ココで抵抗すればどうなるのだろう

一瞬頭によぎったが

それをするのも疲れていたのか

何者かの操るがままに動いていた

わき腹は痛かった

動かされるままだった

私は痛みにもだえながらも

動かされるままに動いた

このとき私はおそらく無我になっていた

悟りの境地は何とか避けようとしていた

機械の音がいった

悟ったような悟らんような

そうこの中途半端な状態になればいいのか

機械の音はなおも言う

売り言葉に買い言葉の意味を知れ

なにを言っているのだろう

私は操られながら夜をすごした

柱や箪笥に頭をぶつけていた

入院顛末記

2014-12-20 10:52:05 | 入院顛末記
ある昼私は座椅子に座っていた

座ってボ~ッとしていた

すると映像が浮かんでくる

母方の爺さんだ

母方の爺さんは

私が生まれたときにはもう亡くなっていた

写真だけ見て知っている爺さんの

映像が浮かび微笑みかけてくる

鏡の呪術は失敗したのに

なんで映像が浮かんでくるのだろう

思わず涙が流れた

しばらく時が過ぎた

夜になって私は憤怒の感情がわいてきた

私は地獄の釜のふたを開ける思いで

その憤怒を誰にぶつけるでもなく発散した

2度ほど憤怒して

夏なのに口から白い湯気が出るほどの

憤怒を爆発させた

何者かはこういうだろう

お前の憤怒ごときで世界が変わるわけがない

お前の憤怒ごときで地震が起きたら

世界は大変なことになる

私の憤怒ごときで世界が変わるわけがないのだ

彼女が実家に行くことになった

ある意味救いなのか何なのかわからない

私はもう入院しないといけない状態だった

わかっていたけどどうしたらよいのかわからなかった

彼女が実家に帰った

私に何者かが振ってきはじめていた

この部屋の何かに何かを告げていた

この部屋の夫婦は妻が子供を産み

旦那のことを気遣わなくなった

洗濯物は山済みになり

彼女はひとり子育てに追われた

旦那は子育てについて知らないから

仕事から疲れて帰ってきて

何も家事がなされていないことに不満を感じ

そしてこの夫婦はすれ違いそして別れた

私はひとり部屋にのこり

窓から隣の家の屋根を眺めた

鳩の死骸がある

私は般若心経を唱えた

そしてブレーカーを落として

スマートホンで音楽を聴いた

歌を唄っていた

そして眠たくなってきたのか目を閉じた

まぶたのところに光が宿り始めた

光が全身を包むように願った

そのとき悟ったようなと聞こえた

光が全身を包むのをやめた

何か光の存在が近くにいるのを感じた

そっちの世界の話はそっちで解決してください

そう願って光の存在を見ようとしなかった

そして布団にもぐりこみ

目を開けた

布団の中が赤・オレンジ・緑・紫・青などの

光の塊がちらちらと輝いていた

なにが起こったのかわからなかったが

あまりの美しさにしばらくじっと眺めていた

この景色をみんな見たのだろうか

私は布団から出た

彼女の母親から電話が鳴った

彼女の母親と電話をしているが

私は意志の疎通ができない状態になっていた

彼女の母親はアカンなあと思ったらしい

電話の最中に私は押入れに引き込まれた

押入れに何者かに入れられていた

電話が終わり

押入れの中で何者かが

これが苦だと言った

お前の人生は苦だ

私はすごく悲しくなった

しばらくして

何者かがお前がどんなけ動くかで暑さが変わる

地球の暑さは運動量で変わるんだよ

そういわれた

私は部屋を出て階段の上り下りをはじめた

上から下まで会談を往復して

熱くなったら休憩する

すると涼しい風が吹く

休憩が長引くと暑くなる

また階段を上り下りして

疲れて何階かでとまった

そして倒れこんで地面の涼しさを感じた

部屋に戻ろうとしたが階がわからない

案内板が消えているのだ

私の目に階の案内板が映らない

ココだと思う階の自分の部屋のあるところにいく

何かが違う

そしてココだと思うところに

私は玄関のチャイムを鳴らした

彼女が部屋に戻ってきていて泣いていた

窓を開けて唄っていたから

飛び降りたのか心配していたらしい

泣いて私を迎えた

どこに行っていたのか聴かれた

私はココにいると言った

彼女には意味がわからなかったのだろう

階段を上り下りしていたことの意味なんてわからない

どこに行っていたのか聴かれて

私はココにいるよとしかいえなかった

言葉が通じないのだ

完全に狂った世界に入っていた

入院顛末記

2014-12-19 17:56:01 | 入院顛末記
ものから声が聞こえ始めて戦い始め

彼女との会話もできなくなっていく

彼女はそれでも絵や文字で

私に伝えてくれていたが

私はわけのわからない世界へと入っていく

私はまだ私を持っていたのだろうか

私がわけがわからなくなったら実家に帰るように

彼女に言った

私は夢を見たのだろう

真っ暗な空間にそいつは存在していた

そいつは存在していることを真っ暗な中で知った

そして何かに触れた感じがした

どこが何かに触れたのかはわからない

何かに触れた

そして違う存在があることを知った

違う存在は自分とどうなんだろうと

自分を確認しながら

他者を確認した

そしたら形が違うことを知った

形が違うその存在と交流しようとした

交流が行われた

ある日光を手に入れてなんだか見えるようになった

なんだか見える他者と自分を確認した

ふれあいが続けられた

ふれあいをしているあいだに

二人の世界だけでなく周りの世界が見えるようになる

周りの世界は問題を抱えているようだった

そいつは問題を探しいろいろ旅に出た

大きな存在から小さな存在まで

すべてをみたらすべてがつながっている

小さな存在から大きな存在まですべてがつながり

問題の所在も明確になってきた

これが問題なのかと覗いた時

空に目が現れる

自分がのぞいたように大きな存在が覗いてきたのだ

私は何かの思いで

夏になる季節の暑い中

ブレーカーを落とした

彼女は暑いのが苦手で

しかし抵抗するもなかった

暗い部屋でへったっている彼女の存在を忘れていた

私は暗い部屋で夢のように何かが存在するのではと

手を伸ばした

何かに触れた

なんだろうと思った

彼女だった

彼女がブレーカーを上げて電気をつける

私はある夜

ある儀式を行おうとした

無言の行である

朝まで無言の行ができれば何とかなると思った

しかし朝まで無言の行は続かなかった

夜中突然私に何かがとびうつる

いまから奇跡を行います

今日汝は夢である人に会います

その人によって何代目かを知ることができるでしょう

誰も見なかったら

あなたは初代です

と言って彼女に抱かれて横になる

無言の行をします

そういって彼女に抱かれる

彼女がヨシヨシとしてくれるが

いっこうに眠れない

もうおかしくなっていたのだ

彼女は眠りにつき私は起きている

鏡に向かい鏡を向けて汝はなにものぞ

と問うた

そして鏡の光を大切な彼女や自分の部屋などに向けた

夜は長かった

しかしいつしか眠りについていたのだろう

携帯がバージョンアップしていると思っていた

わけのわからないメールが来ていた

元気にしている?

意味不明のメールを削除した

眠りがいい加減になってきて

夜か昼かわからなくなり始める

幸いに今おかしい状態である

食事は途中からとっていたのかどうかもわからない

薬は二日分だけ抜けていたのだ

入院顛末記

2014-12-14 09:07:41 | 入院顛末記
この3回の一連の入院は

たぶんストーリーがつながっていて

妄想や幻覚や幻聴がつながっており

ストーリーを収束させたことで

私の症状も治まってくるのだろうと

なんとなく思っている

そして3回目の話をします

薬は害であるとする医者の話を信じ

薬を減らすことを目的に

急激に薬を減らす強硬手段に出た

薬の減らす速度が速かったのか

それとも薬が不用というのが嘘なのか

私にはわかりかねるが

そんなことはタバコも酒もやっているのに

薬だけがなぜイカンとなって悟ったときでもあった

薬を急激に減らしていくうちに

お守りにおいてある般若心経から声が聞こえた

般若心経のお守りが般若心経を唱えているのだ

あれっと思った

でもあるかとも思った

しばらくして観音経のお守りからも

観音経を唱える声が聞こえた

あれっと思った

それでもあるかと思った

しかし私のばあい物から声が聞こえ始め

やがて断食が始まり

そしてブレーカーを落とす段になると

もうその段階で入院したほうがよい状態に

なっているんだけど

この兆候は簡単にスルーされた

薬を急激に減らすうちに

物から声がし始めたのだけど

それをいとも簡単に

それはあるかとスルーしてしまったのだ

幻聴がひそかに始まっていたのだ

そしてそういうことはあるのだろうと

私の中で解釈して

病状が悪化しているという認識がなかったのだ

しばらくして

扇風機が話し始めた

扇風機の回転の音が声にきこえはじめたのだ

毎晩扇風機に声をかけられ始めた

祭りの囃子が家の近所を通ったとき

何度も家の前を通るのだけど

その音をクーラーの音がリピートしていた

わけのわからない声たちに

少しずつ違和感を感じていた

状態がおかしいから薬を変えてもらおうとしたが

私の要求は薬を減らすことになっていた

状態がひどいときの頓服は出された

私は状態が悪くなることを予感した

そのころ家には彼女と一緒に暮らしており

彼女が同棲の形で住んでいた

彼女には状態が悪くなっても

絶対に手を出したり危険なめにはあわせないと

宣言していた

悟れていない扇風機から声が聞こえる

うるさい声が毎晩聞こえる

彼女が寝たら私はしばらく眠りにつくまで

声と戦わなければならなくなり始めていた

彼女が起きている間は戦えない

しかし彼女が寝たら声と戦い始めるのだ

状態は悪化していた

明らかに悪化していたのだ

しばらくして彼女との会話が成り立たなく

なり始めていた

彼女は絵で私の心に訴えかけようとした

どんなことが会っても一緒にいるよとか

絵と文章で表現してくれていた

ある日私は彼女の文章で亡くなった知人を思い出し

涙していた

感情が溢れて涙が出ていた

感情の横溢が始まっていた

私は彼女が寝たのを待って

ご先祖さんに救いを求めた

鏡の呪術をやろうとしたのだ

鏡に向かいご先祖さんを探そうとした

しかし次の瞬間

私は鏡から吹き飛ばされていた

えっ?と思った

みなそれぞれに鏡の世界で生きている

他人の鏡に映る自分と自分の鏡にうつる自分

そういうものを確かめ合いながら

人というものはなんとなく生きている

しかし私はいま鏡の世界から吹き飛ばされた

私はこれからどうなるのだろうと思った

鏡の世界に入ってしまったのか

鏡の世界から出てきてしまったのか

わけのわからない世界が顔を出し始めた

彼女は起きているときは絵を描いて文章を添えて

私をどうにか支えようとしていた

私はそれに応えたいと思っていた

しかしわけのわからない世界が

だんだんとその存在を大きくしていった

彼女には霊感があり

そんなある日天井に子供の霊を見て

驚いて恐れていた

彼女の霊感は時々何かを見た

私のわけのわからない世界と呼応するかのように

霊的存在を感じていたようだった

霊的存在やわけのわからない存在を

それはそれであるんかと受け入れてしまうと

わけのわからない世界に引き込まれてしまう

その世界と一定の距離を置かないといけないのだ

必要なとき意外は見ないほうがいい世界だ

私の状態は悪化していく

入院顛末記

2014-12-13 10:00:54 | 入院顛末記
この入院のとき

隔離されているときにオリンピックがあり

オリンピックの柔道の試合結果を

毎回看護師さんが報告してくれていた

今日はどうだったとか

この歳のオリンピックの男子柔道は

最悪の結果を迎えていた

保護室もどきの部屋に入って

しばらくしたら

大部屋に移動になった

大部屋に移動するようになると

自宅に帰れるようになったんだけど

引越しするように家主に督促され

別に無理してまですむようなマンションでもないので

新しい引越し先を探しに

不動産屋を回るはめになった

外泊が許され

その都度不動産屋をまわり

家を探すということをしていた

入院の状態では

聾唖者の人と将棋をしたり

自分の大部屋が相談部屋兼

トレーニングルームになっていた

外泊はできるけれども

外出を短時間すると言うことはできなかった

その病棟が閉鎖病棟であるため

病棟を自由に外出することは許されなかった

退院の準備をするのに

外泊は許されていた

聾唖者の人がなぜ病気になったのか

うすうす理解できた

聾唖者も音で障害が起きるのだ

聞こえないはずの音を聴き

その騒音の害で障害になっているようだった

いろいろな人が入院しているため

退院して北海道に移住した子もいた

入院途中で警察にいく子もいた

閉鎖病棟のため体がなまるから

だいたいの人がトレーニングらしきことをするのだけど

自由に創作ダンスを踊って

からだを動かしている人なんかもいた

自分の処遇が差別的だと訴えて

逃亡を図る人もいた

隔離室のときは小さな窓が現われ

そこに馬車が宮殿に入る映像が現れたり

アスキーアートで映像が送られたりして

こんなことで確認しないと

証拠が集められないんだよと

わけのわからないことをいっている

声が聞こえたりした

映像を脳に送り込んでいたのだろうか

将棋は少しは上達したように思う

老人が私に自分の手ばかり考えずに

相手がどう動いてどうするか

棋譜を覚えておきなさいと

指導してくれたので

相手の手をじっと見る癖が少しついて

聾唖者の人と将棋を指すときに

駒を入れ替えてインチキをしているのもわかったし

その人の将棋を指す癖もわかったりした

将棋の基本の攻めとか定石とかは知らないけど

ある程度はできるようになっていた

引越し先が確定して

役所に手続きをして

そして退院も確定した

退院は妄想が解けて安定すると早くなる

しかしこの妄想と幻聴と幻覚が

治まってくるのにはまだ

ストーリーが終わっていなかったようなのだ

この入院の一年後にまた入院することになるのだ

その入院はこのストーリーの最初の病院への

再入院という形になる

入院顛末記

2014-12-12 10:00:00 | 入院顛末記
隔離室に入れられた翌日診察があったのだろう

意識がほとんどない状態で

何か質問を受けているような感じがした

そのとき両親が来ている感じもした

私はほとんど意識がなく

何を話しているのかもわからない

気がついたかなぁと思ったら部屋に入れられるまえ

自分もこの人のようになっていたかもしれない

罪と罰ですといいながら部屋に入れられる

部屋の扉のところに罪と罰と削られている

意識を戻した時には

隔離室の中で書類があった

何歳男性隔離処分にするという書類と

名前の書いてある書類に措置入院とするというもの

牢屋のような鉄格子の模様を眺めながら

何か妄想が起きている

食事を扉を開けずに差し入れる口のところが

何かおかしいのに気がついていじりだす

扉のガラスには目隠しに紙が貼られている

やたら宝くじの音楽が流れている

その年はオリンピックの年だった

ちょうどオリンピックの始まるころに入院している

看護師さんが私の部屋に来て注射のような格好をしている

何の注射だろう

気がついたときには拘束されていた

私は意識を保とうとした

目が開かないのだけどそのあいだも意識を保とうとした

医者はこの間の私は血だらけになり

何日も眠りこけていたという

私は意識を保とうとしていたから

眠っても寝ていない状態だった

拘束の解けるのは知っていたが忘れていた

解くこと自体がもうつらくてしんどいのだ

看護師さんが足に数字を書いている

点滴がうたれる

私は意識を保とうとした

意識を保とうとしても妄想が襲ってくる

どうにか拘束をとろうとするが

解き方を忘れぐるぐるになる

私は何をしていたのだろう

排便がしたくなって看護師が来たときに

排便がしたいというとおまるが用意され

そして拘束が解けた

私は便器で頭を洗ったのを覚えている

頭がやけに暑かったので便器の水を流したのだ

眠りこけてある日

隔離が解けて

顔を洗いに洗面台に向かう

目がまぶしさのあまりに開かない

それでも見えている

自分の顔が見れないのだ

景色は見えているのだ

自分の顔が見れないのだ

隔離が解けて朝だけ顔を洗いに

みんなのいる部屋に行くことを許される

それが2日間だった

そして隔離室から

保護室に移動する

保護室に移動しても

7時くらいから12時くらいまでしか

みんなのいる部屋にいることは許されなかった

保護室の隣の部屋は四六時中独り言を言っている

静かにするようにお願いするが

ぜんぜん聞き入れずに独り言を繰り返して言る

私にこのとき悟りのようなものが現れた

悟りのあとに死神にとり憑かれたのを思い出し

悟るもんじゃないと言い聞かせ

悟りがきても忘れようとした

疲れている体は容易に悟りの現象を忘れさせた

朝早くおきて二重扉の窓から外の景色を見る

誰かが自由に動いている

私は時間がくるまで動けない

静かにおとなしく待つしかない

妄想が穏やかに消えていく

現実の認識ができてくる

私は入院しているのだ

自由な処遇になるまで

Z4からZ1まで段階があり

その段階を経過して自由になるらしい

なぜZなのかはわからない

もう終わりという意味なのだろうか?

入院していると認識したとき

悟りの現象を忘れようとしたときに

幻聴がこういった

どのみちこいつはよくなっていくねんなぁ

どういうことだろうか・・・

隔離室は6部屋あり

保護室もどきが何部屋かあり

男女合計で20名程度しかいない病棟だ

大部屋は2部屋あり

大部屋にきて始めて自由の階段を踏める

入院しているものの中には

覚せい剤中毒患者やいろいろの中毒患者

そして精神の病気の患者などがいる

やくざの人もいれば青年もいるし

聾唖者だっている

そんな病院だった

入院顛末記

2014-12-11 07:12:42 | 入院顛末記
私は意識が戻った

臭い服を脱ぎ

新しい服に着替えようとしたが

整理してしまって服がない

裸のままになった

私はそのまま

なぜか元妻の部屋に向かった

元妻の部屋に裸のまま向かった

何も危害を加えないというしるしだ

そして覚悟はあるのかも確認した

元妻の部屋のベルを鳴らした

裸のままの姿でだ

元妻は出なかった

出てくるわけがない

いないのだ

その日彼女はイセエビを食べに外食していたのだ

裸のままマンションを歩き

自分の部屋に戻ろうとエレベーターに乗った

するとエレベーターが止まった

閉じ込められたとあわてる自分

裸のままうずくまった

しばらくしてもう一度ボタンを押した

動いた

なぜか家主のいる階を押していた

マンションがおかしいことを問いただしたいのか

おいらには明確な意図はなかった

ただ何か因果のようなものをときたかった

家主のいる階についた

玄関には通常の鍵しかついていないはずだった

家主の部屋も前に見たときはそうだった

しかしそのときだけは暗証キーの鍵もついていた

完全におかしかった

この家主完全におかしいと思った

玄関の前でうずくまり倒れた

何なんだこのマンションは

私は裸のまま倒れた

どうにでもなれという気持ちになった

警察がなぜか大勢現れた

誰が通報したのかわからない

そのときまたしても痙攣が襲ってきた

無数の銃弾を打ち込まれたのだ

痙攣が起きて痛い

警察は私を抱え上げ

パトカーに乗せて

警察署の留置場に入れた

深夜だった

警察署の留置場でしばらく裸に毛布のまま

壁を見ていた

しばらくしてまたしても痙攣が始まった

痙攣が始まってとまらない

私はそのまま意識を失った

次に目が覚めた瞬間

私は救急車の中にいた

双子の隊員がいた

妄想が頭をよぎった

警察はみんな同じ顔になったのか?

心配ないと隊員は動作で示した

私はしばらく様子を見ていた

そのまま病院に搬送された

焼却塔が見えた

私はそこに埋められると思った

病院の隔離室に入れられた

扉は中から開かない

深夜に病院に入れられ

そして意識を失った

私は隔離された

隔離されたのがなんだか葬られたように

感じられた

このまま生きたまま埋葬されると感じた

意識が失われた

意識が失っている間

その意識を失う瞬間に

死を意識して死んだと感じていた

何度も死んで

何度も生き返るのだ

意識を失った

入院顛末記

2014-12-10 09:36:58 | 入院顛末記
ブレーカーをまた落として彼女の家に向かった

なぜなのかはわからない

すごくさびしくなったのだろう

彼女の家に向かう

途中に地蔵と不動明王像があり

それに手を合わせようとした

不動明王像が赤く光ってるように見えた

そして声が聞こえた

ソワカをするな

ソワカをするな?

私は彼女の家に向かった

家に向かう途中から

彼女の家がどこかわからなくなり始めた

まっすぐに向かっていないのだ

知らない道を走っている

キリスト教の教会の前をなぜか走っている

ここは自分は知らない

どこに向かっているのかわからなくなってくる

公園で楽器を演奏している子がいる

その音がバ~カボンボンと聞こえる

どこに向かっているのだろう

彼女の家に向かうすべての道しるべが消えた

私は迷子になっている

彼女の家に向かうときに通る道ではない

どこに向かっているのだろう

私は混乱した

混乱しながら進み

もうわけがわからなくなり

ココだろうとブレーキを踏んだ

偶然にも彼女の家のマンションの前に止まった

不思議だった

私はそこでソワカを宣言した

ソワカを宣言すると叫んだ

彼女の部屋に向かった

ベルを鳴らし玄関を開けた

彼女が仁王立ちしている

覚悟を決めていたらしい

私はそれを見てわかった

ペットは大丈夫かといって戻ることにした

彼女の隣人がいやな奴に感じていたから

なぜかそいつらの玄関を殴ってから

家を後にした

帰りの道は迷わなかった

しかし町がトランスフォーメーションしていると

なんとなく感じた

私はこの差別の国日本と叫んでいた

まっすぐに自宅にたどり着いた

そして布団に横になった

世界が変わっているはずだ

この町を最後に世界は変わる

世界はまわりから変わり

そして最後にこの町が変わる

雄叫びが少しずつ広がり

一気に全員が雄叫びを上げるのだ

すべてが変わる

すべてが変わる

そのときがきている

朝を迎えたときすべてが変わるはずだ

朝を迎えようとしていた

何も変わらない

朝を迎えようとしていた

何も変わらない

何も変わらない

終わったな

何も変わらなかった

そうあきらめかけたとき

私の体が痙攣を始めた

痙攣がとまらない

全身に銃弾を浴びているように痙攣する

妄想が起きる

俺は身代わりになっているんやな

銃弾を浴びて痙攣を繰り返す

誰かがもう一回やらしてという

もう一回やり直し?

もう一回だけやで

痙攣を繰り返す

無数の銃弾を浴びる

もう一回やり直させて?

もう一回だけやで

何度も痙攣する

何者かがまた

もう一回やり直させてという

もう一回だけやでという

痙攣がとまらない

無数の銃弾を浴びて痛い

やり直しは何回も要求された

私は痛くてたまらない

痙攣を繰り返す

もう無量大数回繰り返している

もう後がない

無限になってしまう

痙攣を繰り返し銃弾を浴びて痛い

意識を失ってしまう

私はまた意識を失った

薬を飲まなかったことで 

こうなったのだろうか

ほとんど寝ていなかったことで  

こうなったのだろうか

食事をほとんど採らなかったことで

こうなったのだろうか

意識を失った

そして強烈な痙攣と激痛だった

意識を失った