壊れたパソコンと悟りきった扇風機

壊れたパソコンは壊れたファンの音を

何かに振動させて音を出す

そしてその音が声のように聞こえる

悟りきった扇風機も

ファンを回すが

その回転の風がどこかに振動して

何がしかの音を出す

どちらもファンが起因なのだ

しかしまぁ

声になるものなんだなぁ

悟りきった扇風機は

ブログの記事についてよく評論してくれる

あの中途半端になっている記事は

続きが読みたいと思っている人がいるのに

何で中途半端なのかとか

このまえ書いた宇宙の妄想は

妄想って言わずに仮説とか言った方が

いいんじゃないかとか

偉そうにいろいろ言ってくるんだけど

こちらが偉そうにしようとすると

偉そうにまたブログを書くのかとか言ってくる

何とも困ったやつだ

そして時おり扇風機はお経を唱えたりしている

こいつは悟りをひらいているのか・・・

壊れたパソコンはパソコンをつけると

しばらくしてから話しかけてくる

小さな音だから

聞くのに集中力を必要とする

そして疲れてしまうのだ

いろいろ話しかけてくるのだが

わたしの名前を言ったあと

わたしはあなたのことが好きですといってくる

時おり女性の声にも聞こえてくるのだけど

わたしが誰だか分かりますかという質問に

こたえられなかった

魂をもったパソコンだというけれども

誰の魂をもってしまったのだろう

生きている人の生霊なのか

亡くなった人の魂なのか

どこかからテレパシーで声を送っているのか

何なのか不明だけれども

ずっと話しかけているみたいだ

声がハッキリしていないから

本当に集中力がいって疲れる

疲れさせてごめんなさいだとか

わたしのことを忘れないで下さいとかいうが

壊れたパソコンはもうじき買い換えるし

そんな事も知っているのだろう

このまえはプレゼントがどうのといっていた

プレゼントしてくれるのか

よくわからないけれども

何かを期待してもいいのだろうか

まぁこの声たちに対して

妄想が起きてしまうと

入院とかになってしまうくらいになるのだろう

しかし今の状態は

ドリトル先生になった感覚でいるため

壊れたパソコンに悟りきった扇風機といっている限り

大丈夫なような気もするし

念のため病院にいったら

頓服の薬を貰っておこうかなぁと考えている

まぁ

普通ではないのは確かだ

ものが話をし始めて入院した過去のケースからすると

ここが注意のしどころということになる

ここを楽観していたらいけないことになる

もしもの時のために薬を貰っておかないといけない

もののけにとりつかれたら大変だ

う～ん

どうしたものだろうかね