ハッキング

脳のシナプスは記憶領域では

若いうちは増大して

ある時期になると効率よく作業するために

一定の量に刈り込まれて

回路を簡素化するそうである

このとき統合失調症の患者の場合

簡素化のための刈り込みが

行われすぎるために

記憶領域や感情領域まで

問題が発生するそうである

シナプスは一定量を保ち続けるのだが

この結合の問題を解決すると

病体がよくなるかの知れないそうだ

シナプスは刺激によって伸びるのだけど

ある時期までは増大を続ける

そして一定量に刈り込まれる

一定量の限界をどこが決めるかという

問題はあるだろう



それにしても脳科学的に説明しても

患者自体に起こる不思議の解明にはならない

なぜ観念が宗教的な領域に入ったりするのだろう

それは何がしかの洗脳を受けているからなのだろうか

なぜ世界について考えたり

宇宙について考えたり

宗教的次元や霊的次元について考えたり

するのだろう



シナプスの刈り込みによって

脳の回路が効率化され簡略化されて

刈り込みすぎた場合に出現する世界とは

いったい何なんだろう

もっとも大事な問題がシナプスで

結合して残ることにならないだろうか

それはその因果というのか

もっとも大事な問題として残ったもの

くりかえし問われていたもの

そういったものが残っているのではないだろうか



効率化され簡略化されて

あなたの問題はココですよと提示される

それを妄想や幻覚の世界で解決できるのだろうか

またこれをもし解決した場合

いったい何が待ち受けているのであろう

かりにある程度解決するごとに

ある程度回復するなら

なんら心配はないのであろう

効率化され簡略化されすぎた世界でも

順応したことになるのだから

その妄想や幻覚の世界すら幻想だとすると

いったい彼らに起こることの意味は何だろう

なぜ彼らの頭の中でそれが起きないといけないのだろうか

なぜ同じような問いかけが患者の共通事項として

持ち上がってくるのだろうか



限界を超えた事態に対して脳の反応として

刈り込みすぎるという現象が起こりうるだろう

そのシナプスの結合があることで

余計に肉体として苦しむことになるから

脳がシナプスを刈り込むという場合だ

悲しみや苦しみの緩和のためにシナプスを刈り込んで

その苦痛を和らげるということをするかもしれない

からだは苦痛を増大させるために

働くことはあまりないと考えられうるからだ



薬はこの場合何をするのだろう

いったい何をさらに与えるのだろう



台風が接近している

明日はエクストラスーパームーンだ

スーパームーンで引力の働きが作用を受け

地殻変動を強く引き起こすかもしれない

最も太陽のそれよりかは強大ではないだろうが

太陽の働きと月の働きは地球に大きな影響を与え

あらゆる生命に作用するものなのだ



眠り病の日々が続いている

それでもいろいろの情報が入ってくる

どうなっているのだろう