台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

台南州 (虎尾郡古抗庄) 大湖底社

2010-09-18 01:19:47 | 台南州
 
神社の基壇の一部が残っている                 大湖底神社 昭和17年12月29日奉斎式と書かれている


この神社の紹介は台湾国立芸術大学の黄士娟助教授から入手したもので、当時の台湾政府が1958年~1959年に終戦後の宗教施設がどのようになっているかの調査表に基づいている。この調査表に書かれてある古坑郷華山村の華山小学校を訪問した。校庭内の記念碑によると本校の前身は崁頭厝公学校大湖底分校場として大正11年(1922年)創立された。その後、大湖底公学校として独立し、昭和16年(1941年)には大湖底国民学校と改称している。ちょうど神社の建立はこの後となり、「皇民化運動」の具体的な実行策の一つとして行なわれた。

現在の華山國小で神社の場所を伺うと、教導主任の黄仁甫さんが小学校裏の神社遺跡に案内してくれた。僅かに基壇の一部だけが山を背にして残っていた。
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