明治製糖株式会社麻豆總爺糖廠に会社の社運の隆昌と従業員の安泰を祈願するために昭和5年(1930年)に鎮座したのが總爺社である。1947年に神社は取り壊され、その跡地に製糖会社で働く社員の子弟のために今の總爺国民小学校の前身である台湾公司第十小学が建設された。その時、一対の狛犬だけが校庭の隅に放置されていた。2002年に総爺小学校の校長になった謝耀宗氏が校庭を美化するために、狛犬を取り出し、事務室の階段前に安置したとのことである。現在は黄土色に色を変えた小ぶりの一対の狛犬を總爺国民小学校前の庭に見ることが出来る。神社がどの場所に建立されたかは不明であるが、小学校左側に杉の木があることから、位置的には小学校裏であると考えられる。
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