台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

新竹州 豊郷小学校校内神社

2012-01-12 08:46:39 | 新竹州

2005年4月、内湾から更に南に南下し、五峰と南庄を目指す途中、この豊郷小学校内に学校神社があったとのことで訪問した。以前の豊郷小学校は生徒の数が激減し、廃校となり取り壊わされ、再建築中であったため、神社に関する情報は得られなかった。校内をすまなく探したが遺跡らいしいものを見つけだすことが出来なかった。しかしながら、内湾の土産屋さんで偶然に見た本の中には間違いなく神社の鳥居が描かれていたので、確信はあった。
校内に入るとすぐ右側に上る石段があり、登りきるとそこには本殿があったと思われる小さな基壇が残っていた。この石段こそ、内湾で見た絵の中のものと同じであった。従って、この場所こそ校内神社のあった場所であると思われる。よく見ると、本殿を取り壊した後は、水槽タンクが設置されていたようであるが、基壇のわずかな曲線と基壇への4段の石段はまさしく神社がそこにあったと確信される。

現在、この場所は2006年4月に「大山背人文生態館」となってオープンしており、館内にはレストラン、郷土史展示室などがある。また、森林ウォーキングが楽しめる場所となっている

豊郷小学校
大正12年4月:横山公学校大山背分校場として創立
昭和18年6月:豊郷国民小学校となる
1945年:豊郷国小となる
1983年:廃校

交通アクセス:北二高竹林インター下車→竹東方向(68快速道路)から台3線→竹34県道→多摩休農莊を目標に進む
住所:新竹県山郷豐郷村大山背6隣8号


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