台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

新竹州 (竹南郡竹南街) 竹南神社

2011-02-04 22:58:21 | 新竹州

鎮座日:昭和15年(1940年)127日  祭神:能久親王、豐受大神、大國魂命 例祭日:1020日  社格:無格社

鎮座地:竹南郡竹南街                             

現住所:苗栗県竹南鎮大営路215号(竹南鎮衛生所)

 

 当時竹南郡には神社が無く、地方住民の敬神思想涵養をせしむる目的と皇紀二千六百年記念行事として竹南および頭分の2庄に当時の内地では村社格の神社を建立することになった。そして、昭和14年(1939年)1月、造営費として4万円が予算化され、翌年の12月7日に竹南神社が鎮座した。

  鎮座祭に先立って新竹神社より御霊代が奉迎され、鎮座後の余興は8-9日に渡って武道試合・舞踊・神輿・山車・相撲・庭球試合・仮装行列・大弓・野球試合・馬術・生花展覧会などが行われた。

 現在の竹南衛生所に竹南神社はあった。2008年頃までは衛生所近くの民家に石燈籠の傘の部分が残っていたというが、残念ながら神社の遺跡を示すものは何も残っていない。

 

竹南鎮衛生所であり、ここに神社が建立された

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