今週、台湾師範大学の張素玢副教授から一枚のCDを頂いた。張先生には台湾の移民村についての情報を頂いており、お世話になっている方である。そのCDには「鹿野忠雄 縦横山林間」とタイトルが書かれていた。CDケースの裏を見ると「日本統治時代の後期に台湾にいた日本人であり、有名な博物学者。台湾の山林や生物および原住民を研究し、卓越した業績をのこした。このCDは伝説の学術探検家を将来の世代が再認識できるようにするために80年前の彼の足跡を追い、雪山および蘭嶼、更には日本での取材に赴いた」と書かれている。台湾先住民の研究に多大な成果を残した龍学者森丑之助や考古学者・人類学者・民俗学者である鳥居龍蔵は有名であるが、鹿野忠雄は全く知らない人であった。CDを見て、まさかこのような人がいたとは驚き。また、このように台湾の歴史研究に貢献した日本人の業績を評価して頂き、嬉しく思う。是非、この機会に鹿野忠雄を知って頂きたく。「鹿野忠雄」を検索すると、You Tubeでこのビデオの一部を見ることが出来る。
なお、このCDの完成を記念しての試写会およびパネルディスカッションが9月19日、台湾師範大学でに行われた。下記はその時の写真である。
鹿野 忠雄(かの ただお、1906年(明治39年)10月24日 - 1945年(昭和20年)7月15日? 消息不明)は、東京生まれの博物学者。 理学博士で昆虫学者、探検家。 業績は多岐にわたり、生物地理学者、文化人類学者、民俗学者、または近年ではナチュラリストなどとしても知られる。 台湾を中心に東南アジアでさまざまな研究調査活動を行い、第二次世界大戦終戦直前の1945年夏、ボルネオ島北部で行方不明になり消息を絶った。当時38歳。 主な著書に『山と雲と蕃人と』などがある。
-----ウィキペディアより
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/89/eb0842e193efaaf2a484b07b09b95132.jpg)
CDの表紙
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/6e/3013888d3eb4cbbe0540ff63f8f0bbb8.jpg)
2011年9月19日の発表会
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/77/77a48d7835704225c944891903aa4aca.jpg)
サインを行う張素玢さん
なお、このCDの完成を記念しての試写会およびパネルディスカッションが9月19日、台湾師範大学でに行われた。下記はその時の写真である。
鹿野 忠雄(かの ただお、1906年(明治39年)10月24日 - 1945年(昭和20年)7月15日? 消息不明)は、東京生まれの博物学者。 理学博士で昆虫学者、探検家。 業績は多岐にわたり、生物地理学者、文化人類学者、民俗学者、または近年ではナチュラリストなどとしても知られる。 台湾を中心に東南アジアでさまざまな研究調査活動を行い、第二次世界大戦終戦直前の1945年夏、ボルネオ島北部で行方不明になり消息を絶った。当時38歳。 主な著書に『山と雲と蕃人と』などがある。
-----ウィキペディアより
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/89/eb0842e193efaaf2a484b07b09b95132.jpg)
CDの表紙
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/6e/3013888d3eb4cbbe0540ff63f8f0bbb8.jpg)
2011年9月19日の発表会
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/77/77a48d7835704225c944891903aa4aca.jpg)
サインを行う張素玢さん
全書 PDF and JPEG
http://jdlib.ntl.gov.tw/cgi-bin/browse.cgi?bookid=bjn00189
Scan by 國立台中圖書館(元 台中州立図書館)
http://gallery.kaishao.idv.tw/main.php/d/43960-1/DSCN3270.JPG
楊南郡博士
http://gallery.kaishao.idv.tw/main.php/d/43971-1/P1130219.JPG
http://www.bunyu-sha.jp/books/detail_banjin.html
本DVD、紹介していただきありがとうございました。早速購入し、知人に蘇州まで持って来て貰いました。感想は看た後に報告申し上げます。
私にとっての鹿野忠雄は何と言っても南湖大山、彼が台湾に於ける氷河遺跡、カール(圏谷)を「発見」した場所です。台湾の何処が一番美しいか?は人に依り色々意見が分かれるでしょうが、私にとって台湾の桃源郷は南湖大山です。以下のサイトをご参照下さい。(了)
http://taiwan-mountain.seesaa.net/article/22636107.html
コメント有難うございました。是非、CDのご感想をお聞かせ願いたいと思います。
この南湖大山の頂上に昭和17年7月に南湖大山祠が鎮座しました。一度は行ってみたいところです。
DVD早速看ました。よく出来ているのに驚きました。
中でもびっくりしたことが二つ。一つはDVDの導入が蘭嶼で始まったこと。台湾との関わり合いは10年を越しましたが、昨年になりやっと念願の蘭嶼行きが実現し、非常な感銘を受けました。何処かで何時か書く機会があると思います。
もう一つは私の私淑する台湾古道研究の第一人者、楊南郡先生が全編に渡って登場すること。これまで写真でしか拝見したことがありませんでしたので。やはり立派な日本語でした。80歳、元気ですね。
簡単ですが、以上報告致します。(了)
後報になり大変恐縮なのですが、昨日メルマガ『台湾の声』から配信された小生の蘭嶼に関する投稿記事(下URL参照)の中で、金子様のお名前、ブログ名、加えて、このDVDのことを紹介させていただきました。深く感謝致します。又、予め了解を得ぬままにブログ等の紹介を行ったことに対し陳謝致します。
尚、今般台湾に行く機会があり、その間、神社関連も興味深いものを幾つか発見致しましたので、このブログ上であらためて紹介させていただきます。(了)
http://www.emaga.com/bn/?2012050000000000014924.3407
全く気にしないでください。少しでも、台湾の歴史を多くの人に知って頂ければ幸いです。
「台湾の声」読ませて頂きました。素晴らしい内容で感激しております。