富士学苑高校ジャズバンド部 Moon Inlet Sounds Orchestra (略してMISO)の第5回リサイタル(定期演奏会)の情報を知りまして、昨日山梨県富士吉田市まで遠征して聴いて来ました。簡単にレポします。
学校と文化センターの側にある富士急行線・月江寺駅には下左のような立派な写真を使ったポスターがありました。右の写真はオープニングのトリオでの演奏シーンですが曲名は不明。クールなライティングでした。そうそうステージ上手からはスモークが焚かれていてライティングの面白さも少し味わえましたよ。
富士五湖文化ホールの客席の傾斜は中央通路以後は大きく、ステージとの距離が比較的近く臨場感があるだろうなと感じました。
ホールの外観です。夕方なので逆光気味でした。
会場内には家庭用ビデオカメラが数台セットされて、そのいくつかは生徒さんが撮影担当のようでした。客層は高砂と違って出演者と同じような若い方が多いのに気づきました。いいことですね。
オープニングは下の写真のようにPf, B, Dsのトリオから始まりましたが、Chick Corea のLa Fiestaという曲だったそうです。面白い趣向でなかなかの雰囲気でした。最初の写真と同じシーンですが、トップライトの照明と黒い衣装がクールで印象的です。
で、プログラムのオープニング曲としては"Take The "A" Train" でした。おなじみのあの曲に大編成が合います。リサイタルでは2回目から今回までこの曲をオープニングに使ってるそうです。2回目がいつかというと2004.8/10ということでした。(昨日のリサイタルで貰ったプログラムの後ろにこれまでの歩みがありました)
ちなみにジャズやっぺ!で大ヒットした映画「スウィングガールズ」の封切り公開が2004.9/11でしたよ。
その後はスタンダードやディズニーの曲を交えながらのプログラムでした
部長さんはフルートも担当の活躍
STRAIGHT NO CHASER
FOUR
FRECLE FACE
WHEN YOU WISH UPON A STAR
BEAUTY AND BEAST
YA GOTTA TRY ... HARDER
そして、OBさんが2曲を演奏しましたが。
最年長のOBでさえまだ20歳という、本当に若いクラブなんですね。それで、このそつない演奏が出来るとは、先生、コーチ、そしてメンバーの努力は素晴らしいものです。
ただ、演奏の音が全てPAを通してであり、生音が前から6列目くらいでも、全く聞こえなくて残念でした。JSJFでの素晴らしい演奏に惹かれてきたのですが、あの時の音が聞こえなかったのです。ベースやドラムの音は問題ないんですが、管の音が
OB(tp)で音大に行きVocalもやってるという方がBeyond The Seaを唄いましたが、今の高校生は卒業して色変わりする子が多いですねぇ。(笑)
渡辺静香さん、いつか歌手デビューされるんでしょうか?
なお、上の写真の上段左にいる男3人衆が頼もしいコーチのようで、中央の方(通称ほりけんさん)は数曲ソロも担当されましたです。
10分間の休憩の間に外に出たら雨が降ってました。
半袖では寒い山里、富士の麓です。
休憩後は
Good News
TANGA
神戸SJFでも素晴らしかったフリューゲルホーンのソロが出色の演奏で、それを支えるドラムとベース、ピアノの共演を再現してくれましたが、個人賞の彼女はソロの後で私に手を振ってくれました。(冗談ですヨ) この曲以外でもtpソロというと必ず彼女が登場して鮮やかに決めてくれてました。安定してて、いい音でした。
DON'T STOP TILL YOU GET ENOUGH
で、この曲も神戸で聴かせてくれたものですが、熱帯JAZZ楽団のファンの方にはおなじみの宮本大路さんがやるような合いの手パフォーマンスをやってくれました。バリトンの大谷君がハンドマイクを使ってやりまして、大うけでした。で2年生の二人が脇から走ってきてドカーンで蜘蛛の糸状の細かなテープをかけるという演出でした。これも、演奏レベルが一定以上でないとひんしゅくものですが、大谷君は2年ながら演奏も度胸も○です。次期バンドのリーダーとして活躍が期待出来そうです。
そういえば、熱帯Jazz楽団のPAは一時凄い音響だったようですが、昨年から生音重視で管はソロだけの音響になってるようです。MISOでもそこをまねて欲しいものです。
GIANT STEPS
これはJohn Coltraneの名演奏で知られますが、23日がColtraneの誕生日だそうです。
1926.9.23生まれということなので生存されてれば81歳ですね。ついでに雑学:レイ・チャールズはコルトレーンより4年遅れの同じ日が誕生日とか。
EARTH , WIND & FIRE DANCE MIX
ON FIRE
これは部長のPfソロが聞かせどころ。ピアノの上にはMISOのマスコットのフジくんが乗っかってました。
その後メンバー全員が登場しての演奏になりました。
WEST SIDE STORY
THEME OF SESAMI SOREET
ST THOMAS
ここでは、上手の背景にメンバースナップ写真などをスライドショーのようにして投影されてましたが、演奏見てるとスライドまでは見る暇がありませんでした。(^^;
これで、プログラムの曲は終了しましたが、やはりお約束のアンコールとなり
TEQUILA
ここでは部活動引退をする3年生全員のソロをフィーチャーされて感動的な演出でした。
そして、もう1曲”君の瞳に恋してる”ではSAX隊が前面に並び、向きを同調させたり、左右にステップしたりのパフォーマンスを入れて楽しいエンディングとなりました。
で、お開きになりました。
余談・第2部のMCは黒テナーが目印で、一人でも笑いを取れた愉快な方でした。
すんごい強行軍でしたね。そしてまたタイムリーに出張があったもんですね(笑)!
どないでした?ノンストップ4時間の深夜ロングクルージング。そのあれやこれやのお話が聴きたいもんです。
なかなか垢抜けたステージングとのこと。さすが関東?洒落てるみたいです。
皆様のお陰をもちまして、色々と居ながらにして地方の高校生BB、御当地の様子など知りえるチャンスに恵まれ、Life can be sweet であります。
なんか富士五湖と聞くだけで、またドライブしたいなあ・・・と我もそぞろに浮きたちぬばかり。
出張の合間に富士急ハイランドの「ええじゃないか」ジェットコースターに乗りました? それから、スタート後1.8秒で時速170kmに達する「どんどんパっ」には?
一人で行くにはもったいない場所ですね~。
富士吉田は遊園地もいいですが、富士山の展望で知られる三つ峠という低い山もありまして、また、麓でも忍野村など自然豊かな場所ですから、晴れるようなら1泊して翌日楽しんで帰る選択もあったんですが、雨では帰るしかありませんでした。
あれやこれやの話のいくつかは、今日の(昨日の)BOSEさんのBlogに書かれてますよ。(^^)その他は今度お会いした時にでも。
そしてレポートありがとうございました。
選曲なんか拝見してますと、かなりオールラウンドのバンドって感じしますね!
1年半前の関東SJFではThe Chickenかなんかもやってたような気がします。
個人的技量も高い感じですし、どういうバンドキャラなのか、10月が楽しみです。
元気な曲にはめっぽう強いってバンドの印象でしたよ。横濱ジャズでもブイブイやってくれることでしょう。
あの強力ドラムッ娘とtp娘が引き続きレギュラー健在ですから、それにバリサクのレオ君が加わって楽しみなトライアングルですよ。
その他にも3年がいなくなって急成長する人もいることでしょう。(^^)